西谷文和著『戦争はウソから始まる』(日本機関紙出版センター)を読んだ。先日、戦争法の裁判に久しぶりに参加した。裁判後の集会で、今回意見書を出された戦場ジャーナリストの西谷文和さんの話を聞き、この本を買い、すぐ読んだ。昨年問題になった南スーダンの日報問題(情報の隠蔽問題)の背景に南スーダンで自衛隊が非常に危機的な状況に陥っていたことを現地に行かれた西谷さんのリアルな報告で知った。この本では日報問題の他、ルワンダ、ソマリア、サマワからの戦争のリアルについて告白し、米朝会談でのトランプ大統領の狙うこと、「抑止力」信仰のウソなどを追及する、非常に興味深い本だった。
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