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2015年11月26日10:34

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book『世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉』(佐藤美由紀)

佐藤美由紀著『世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉』(双葉社)を読んだ。すこし前にインターネットで2012年のリオ・デ・ジャネイロでの「持続可能な開発会議」でのウルグアイ大統領ホセ・ムヒカのスピーチを知り、感動したことがあった。詳しくホセ・ムヒカのことを知りたいと思っていたら、たまたま町の小さな本屋にこの本が平積みしてあったので(これはめずらしいことだ)、買って読んだ。ホセ・ムヒカの生育史(父が早く死に、母との貧しい生活、革命運動への参加とその挫折、そして再生)から生まれてくる「珠玉の言葉」にあらためて大変感動した。貧しい生活のなかで近所の日系人に花の栽培方法を教えられたことがその後の生活の支えになったところが興味深かった。(41ページ)そのメッセージのいくつかを引く。
「貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。」
「私は、持っているもので贅沢に暮らすことができます。」
「物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです。」
「スーツケースはいつも軽めで必要なものだけ。物を持つことで人生を複雑にするより、私には好きなことができる自由な時間のの方が大切です。」
「お金があまりに好きな人たちは政治の世界から出て行ってもらう必要があります。」(安倍首相に言っているように聞こえますね。)
「この地球で、唯一、価値のある中毒は『愛』だけです。」

<目次>
プロローグ
第1章 質素の哲学
第2章 理想への闘い
第3章 指導者の言葉
エピローグ
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