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2015年04月21日08:15

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book『エニグマコードを解読せよ』(マイケル・パターソン)

マイケル・パターソン著(角敦子訳)『エニグマコードを解読せよ/新証言にみる天才たちのドラマ』を読んだ。第2次世界大戦の勝利に重要な役割を果たした連合国側イギリスの暗号解読機関「フレッチリー・パーク」と暗号解読者たちの活躍を膨大な証言・回想をもとに浮き彫りにする。非常におもしろい本だった。特に枢軸国側ドイツの「エニグマ」という最強の暗号機を解読した功績は、戦争終結を2〜3年、早めた。(最終章は太平洋戦争中の日本側の暗号が完璧に解読されていた実態が描かれている。)この本を読んだのは映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(モルテン・ティルドゥム)を見たからだ。エニグマ関係の本は他にB・ジャック・コープランド著『チューリング/情報時代のパイオニア』(NTT出版)等たくさんあり、図書館に結構収蔵されている。

<目次>
序文/序
第1章 暗号と戦争
第2章 ブレッチリー・パーク
第3章 一九四〇年―運命の年
第4章 大西洋の戦い
第5章 北アフリカとイタリア
第6章 レジスタンス
第7章 ヨーロッパでの勝利へ
第8章 太平洋戦争
年 表
謝 辞
訳者あとがき
索 引
引用出典
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