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日記一覧

舞台に登場した長澤式部は、まず「ラフロイグ10年」をソーダ割りで飲む。2杯目は、「ボーモアの12年」のハイボールだ。対して、斉藤少納言は「ラム」に次いで「テキーラ」をストレートで飲む。このお酒による性格付けから言っても、僕は斉藤少納言の方を

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お取引先から頂戴した作業事項の期日に関する資料の中に「TBD」という言葉があった。何か新しい業界用語かと思ったら、「To Be Determined」の略で、要は「これから決める」ということだった。それならば「未定」と(日本語で)書いてくれればいいのに(笑)

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海と空の文学
2014年12月25日22:48

「フォレスターは、英国海軍のホーンブロワー艦長を主人公にした海洋冒険小説シリーズで世に知られていた。海洋文学の大の愛好家だったダールは、コンラッドの全作品を読んでいた。フォレスターについては、ホーンブロワー物はことごとく、また他の作品もほぼ

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1948年12月23日は、A級戦犯の絞首刑が行われた日。連合国は、存続を許した天皇制における皇太子殿下(当時)の誕生日に処刑を行ったわけだ。それが、敗戦を永く戦後に刻印するために意図的に行われたものなのか、単なる偶然なのかは分からない。しか

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フライトの分析(風)
2014年12月22日21:37

12月13日の2回のフライトについては、既に簡単にご報告させていただいた。今日は、そのフライトのGPS記録について。最近では、グライダーの飛行を記録するためのスマホのアプリなどまで出ている。このアプリがスマホに内臓されたGPSと連動して、数

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「ムーンライト・セレナーデ」などの名曲で知られるグレン・ミラーが、陸軍の少佐という階級を持ち、第二次世界大戦中に英仏海峡で機上戦死されていたことについては、6年前の日記に書いたことがある。■グレン・ミラー少佐の最期(2008年12月27日12:42)htt

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あるグライダー・メーカーのクリスマス(年末年始)休業の「ご案内」。なんか違和感のある構図だなと思った。どうしてだろう。結局、グライダーの前ではどんなにキレイなお姉さんでも、輝きが半減してしまうんだなぁ。女の絵なんか入れないで、グライダーだけ

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誹諧歌−古今和歌集読了
2014年12月18日23:23

『古今和歌集』の全20巻を読み終わった。最初の5巻を岩波文庫の新版で読み、第六巻以降を岩波文庫の旧版(嘉禄本)で読んだ。岩波文庫の旧版は、注も釈も無い。だから、読むときは、詞書と歌だけを活字として目で追うことに専念できる。手っ取り早く読むに

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ふがいないフライト
2014年12月14日20:51

12月6日(土曜日)上昇気流が出るかどうか難しいところではあるが、板倉滑空場に行ってみる。ASW24の一番手として、11時40分に離陸。11時59分に着陸・・・。上昇気流にカスリもしなかった。19分のフライト。遠くに筑波山が見えた。宇都宮・

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夏頃だったろうか、THE ポッシボーが毎週月曜日の夜にShowroomというサイトから配信している番組を見たあと、何気なく他の配信を見てみたら、「北海道弁」をしゃべる女の子の配信があった。見た目は中学生くらいだったが、本人は高校一年生だと言っている。話

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明日(12月8日)は、真珠湾攻撃の日。真珠湾攻撃と聞くと、サン=テグジュペリの『星の王子さま』のことを思い出す。こう書くと唐突に思われるかも知れないが、『星の王子さま』の中には帝國海軍による真珠湾攻撃(ハワイ海戦)を思い起こさせる一節がある

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敗戦後、シベリアに抑留された藤村潔が、岩波文庫の『源氏物語』を心の支えとしたことについては、前に日記で紹介したことがある。■シベリアの「源氏物語」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1931304343&owner_id=2312860その元となった朝日新聞の記事には「

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パラシュートでは二回ほど飛んだことがあるけれど、そのときに思ったことは、「こんなことを繰り返すのはマトモな世界じゃない」(こんなことを繰り返したら、マトモじゃない人間になってしまう。)ということだ(笑)。でも、同時に、クレイジーになりきったと

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判官びいき−義経記(6)
2014年11月22日01:07

「 源義経といえば、かつては豊臣秀吉と並んで国民的英雄であった。」 「義経は出自のよさと数奇な運命。更にその華麗な勇姿と赫々たる戦歴にもかかわらず、三十一歳という若さで自決に追い込まれた。  この華と悲運が、いやが上にも人々の同情と哀惜をそそ

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仏教と武士道−義経記(5)
2014年11月20日22:08

「鈴木既に弓手に二騎、馬手〔に〕三騎斬伏せ、七八騎に手負せて、我が身も痛手負ひ、「亀井六郎犬死すな、重家は今はかうぞ」と、是を最期の言葉にて、腹掻切つて伏しにけり。「紀伊國鈴木〔藤代〕を出でし日より、命をば君に奉る。今思はず一所にて死し候は

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手にむすぶ水さへぬるき夏の日は涼しき風もかひなかりけり 「和泉式部集」(30)より .:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・ 手ですくった水も生ぬるく、涼を感じられない。 涼しいはずの風が少しばかり吹いて

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コンラッドの特色
2014年07月29日22:27

「ある船の話」「ガスパール・ルイス」に続いて、コンラッドの「密告者」(ちくま文庫『コンラッド短篇集』所収)を読み終わった。 コンラッドには、海洋小説というジャンルのほかに、政治小説とでも呼ぶべき分野があるが、登場人物の大半が無政府所義者であ

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梅雨明けの滑空場
2014年07月27日20:23

日曜日は雨が降るかも知れないという予報だったので、土曜日に板倉滑空場へと向かった。雨こそ降らないものの、予報の湿度は98%(笑)上昇気流を期待できる天気ではないが、技量維持は必要だ。というわけで、疲れが出る前に乗ろうと思い、午前中の出発する。

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「彼女はルイスの上に屈み込みました。眼に涙はなく、声も落ち着いていました。『この世の中で愛したのはあなただけよ、ガスパール』と、彼女は言いました。 ルイスの頭が微かに動き、もう一度、彼の眼に光が戻りました。 『やっと言ってくれたな!』と、彼は

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「愛と戦争では、何も包み隠してはならない。白日のもとに曝すべきなんだ。というのも、両方ともある理想から生まれるからだが、その理想は、簡単に『勝利』の名のもとにいとも簡単に堕落してしまうものなんだ。」 井上義夫編訳『コンラッド短篇集』(ちくま

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アプローチは、例によって高めになった。 まだ、エンジンをアイドリングにする(滑空に切り替える)タイミングがつかめていない。 エンジンをアイドリングにしたら、滑空の要領はグライダーと同じだが、やはりSide by Sideであるため、地上における「直進」の

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雲を避けながら、高度を2500フィート(750m)まで下げる。 ここで、AFR(Annual Flight Review)の課目の一部を行うことにする。AFRというのは、板倉滑空場のローカル・ルールで、このレビューに合格することによって、その後1年間の「機長とし

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B29の飛行マニュアル
2014年07月20日17:43

エンジン付きの機体のチェック・リストについて勉強しているうちに、先日の日記などがキッカケとなって、昔の爆撃機のチェック・リストについて興味を持った。世の中には奇特?な人がいるもので、「B29」の「飛行・操作マニュアル」なんてものが翻訳されて

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フル・スロットルで吸気圧力がイエロー・ゾーンにあるとき。 出力を「クライム・パワー」(上昇出力)に落としてグリーン・ゾーンにしているとき。 それぞれ、機体がどれくらいの昇降率で上昇しているのか、僕には、分からない(笑)。 機体の姿勢を維持して、

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ピスト横で様子を見ながら、グライダーの飛行機曳航のジャマにならないタイミングで、 「リクエスト・ラインナップ・アンド・テイクオフ」 と無線を入れる。「ランウェイ・クリア」の返信があり、いよいよ出発。 エンジンの出力を上げるというのは、初心者に

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さて、エンジンの始動が終わり、いよいよ機体を動かすことになる。 普通のグライダーの場合、すでに発航地点に(人力で)移動された機体に乗ることになる。 それに対して、モーター・グライダーは、駐機場所から発航地点まで自分で動いていくことになる。 つ

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「雨月物語」読了
2014年07月12日08:24

角川ソフィア文庫版の『雨月物語』を読み終わった。 読み終わったと言っても、原文の部分だけで、現代語訳は読んでいないけれど。 中世くらいの日本語を読むようになると、江戸時代の日本語なんかは随分と読みやすく感じられる。 ただ、漢籍に基づく表現など

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「日常点検(DAILY INSPECTION)」と「飛行前点検(PREFLIGHT INSPECTION)」が終わると、いよいよコクピットに乗り込んで「始動前点検(BEFORE START CHECK LIST)」を行うこととなる。 これも、普通のグライダーに比べて手順が多く、15項目に及ぶ。 1.Pre

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日曜日。なんとか雨は降らないようなので、板倉滑空場へ。 ただし、上昇気流の上限は低く、エンジンの無いグライダーで飛んでも面白くはなさそうだった。 というわけで、エンジン付グライダーの訓練に再び挑戦してみた。 今回は、事前にマニュアルも熟読して

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「なぜ、いつも黒眼鏡をかけているの?」 「祖国に対する、報われない愛の記念さ。」 映画「灰とダイヤモンド」より .:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・ 映画の中のセリフとして、好きなもののひとつ。 ベ

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