mixiユーザー(id:2312860)

2014年12月13日23:52

428 view

北斗から世界へ−アイドルについて(05)

夏頃だったろうか、THE ポッシボーが毎週月曜日の夜にShowroomというサイトから配信している番組を見たあと、何気なく他の配信を見てみたら、「北海道弁」をしゃべる女の子の配信があった。見た目は中学生くらいだったが、本人は高校一年生だと言っている。話のテンポが早くて面白いので、ついつい見入ってしまった。

彼女は、「北斗夢学院桜組」という北海道の北斗市を拠点として活動する4人組アイドル・グループの一員で、「なつき」という名前だった。
北斗市と言えば、北海道新幹線の「新函館北斗」駅が建設されているところだ。彼女たちは、新幹線開通を機に、地域振興を図る北斗市の「公認」アイドルだとのこと。
やれやれ、地方自治体までが「アイドル」を使い始めたのかとも思ったが、これも「田舎」の生き残り策のひとつなのかも知れない。

しばらく「なつき」のトークを聞いていたら、「10月には埼玉県の大宮に行けることになったので、とても楽しみです」などと言っている。

なんと!

新幹線が開通すれば、大宮駅と北斗市は1本で結ばれる。北斗市から見れば、大宮は有望な需要者のマーケットということになる。そのため、「函館・みなみ北海道グルメパークinさいたま・大宮」(10月18〜19日)なるものが開催されることとなった。そして、その中の催し物のひとつとして、「北斗夢学院桜組」のステージがあるんだとか。

北斗市を含む「みなみ北海道」と言えば、かつての松前藩の領地である。松前藩の悪徳商人(笑)・村山伝兵衛の末裔である僕にとっては、故郷のようなものである。その故郷から、お姫様たちがやってくるというのであるから、これはお迎えに上がらなければならない。
というわけで、「函館・みなみ北海道グルメパークinさいたま・大宮」に行ってみた。

フォト


.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・

ステージで歌われたのは、北斗市をPRする「北斗へGO!」と北斗市の特産品をテーマとした「トマトマトマト」など。歌と歌の間では、北斗市の観光PRもやっていた。ハイティーンの女の子たちが、しっかりと市役所公認のアイドルとしての仕事を果たしていた。

フォト


フォト


フォト


ステージの後では、CD、Tシャツ、缶バッチ、ポスターなどといった彼女たちのグッズを販売する「物販」も行われ、それなりの行列が出来ていた。お好みのメンバーと一緒に写真を撮る「チェキ」というものも行われていた。

フォト


.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・

昨日の日記で、IT技術の進歩により、田舎者でも「アイドル」にアクセスできるようになったことを記した。
同様に、IT技術により、片田舎の女の子が、全国のファンに対して直接、自分を売り込むことも可能となった。

「なつき」は、Showroomの中の人気投票で1位になった。
そのご褒美として、遠からず(東京の)「秋葉原」でライブをさせてもらえるのだそうだ。ITというものが無ければ、とても実現できなかったことだろう。

「北斗夢学院桜組」の別のメンバーである「もえか」は、配信の中で、「全国津々浦々知名度調査」と称して、視聴者の住所の都道府県を聞いた、そして、ファンがいる都道府県をピンク色で塗っていった。最初の配信では5県ほどが残り、その後も「佐賀県」だけが残ったが、何回目かの配信で全都道府県を制覇?した。

フォト


フォト


「なつき」は、「Let's 世界征服」を合言葉に、配信を続けている。

北海道の一地方都市の「ご当地アイドル」が、「世界征服」をすることは「夢」なのだろうか。それは確かに「夢」であろうが、決して「実現不可能」ではないような気がしている。

■北斗夢学院桜組
http://matchbox.mu/sakuragumi/about/
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する