現在、52歳だが、とりあえず概ねは健康だ。そういう人間が、人生の終わりについて考えるのは、早いのか遅いのか。いずれにしても、ここのところ「人生とは何か」ということについて、すこし総括的に考えている。あるいは、愚息が就職し形だけでも「独立」し
「 ここでいく分迂遠な、しかし、俳句とはなにかを考えるときにいつも思い浮かべるアイヌのおばあさんから見聞きしたエピソードを挿入する。北海道へアイヌの人たちの死生観の聞き取り調査に行ったときのこと。 ポイントは「柱に頭をぶつけたときに、自分の
文:ジル・ボム絵:ティエリー・デデュー訳:中島さおり主婦の友社・2015年『そらいろ男爵』LE BARON BLEU某図書館では、文庫コーナーの隣になぜか絵本コーナーがある。岩波文庫の川端康成の評論集を探そうと思ったときに、表紙に複葉機の絵が描かれた絵
今日は、ジョセフ・コンラッドの命日とのこと。『闇の奥』の作者は、心臓発作のため、1924年8月3日に66歳で亡くなられた。船の上のことが書かれていれば、それが海洋文学というものではないと思う。陸(オカ)から離れることによって、新たに見えてくる