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日記一覧

榎本武揚ブーム
2018年04月30日21:01

榎本武揚ブームである。と言っても、僕だけの、いわゆる「マイブーム」だけれど(笑)。まず、佐々木譲の『武揚伝』の「決定版」(上)(中)(下)が中公文庫から出た。この本は、元々は2001年に上下2冊の単行本が出て、2002年には新田次郎文学賞を受賞し、

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文春文庫
2018年04月29日23:26

今までに読んだ文庫本で、特に感銘を受けた本を10冊挙げるとしたら、大半は岩波文庫で占められると思う。岩波文庫に続くのは、新潮文庫の翻訳物だろうか。それから、講談社学術文庫や中公文庫、光文社古典新訳文庫、ちくま学芸文庫などが続くような気がする

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「蝦夷地あるいは蝦夷という呼称方式は、近世においては幕藩制国家の支配のおよばない「異域」あるいは「異族」を指したもので、を意味した。それが北海という呼称方式に変化したことは、東山道などと同様、古代国家に淵源をもつ領域理念である。ゆえに北海道

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昨日の日記の【答案A】を書いた人からは、次のような反問があるかも知れない。「北海道立文書館のホームページには、次のように書かれていましたよ」と。◆北海道の名前について「いつから「北海道」という名称(めいしょう)になったのですか? 明治2年(

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「北方領土の日」にちなんで以下の問題を提起しながら、それに対する「答案」を書くのを忘れていた。◆北海道は我が国固有の領土です(か?)いつから?(2018年02月07日)http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1965069052&owner_id=2312860もしも、以下のような

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サン=テグジュペリの『戦う操縦士』の新訳が出た!買ってみて読んでいるのだが、なかなか良い訳だ。この本は、堀口大學訳(新潮文庫・1956年)で中学生時代に読んで以来、今でも愛読している本だ。その後、山崎庸一郎訳(みすず書房、サン=テグジュペリ著

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「彼は愚かではなかった。完全な無思想性―――これは愚かさとは決して同じではない―――、それが彼をあの時代の最大の犯罪者の一人にした素因だったのだ。このことが〈陳腐〉であり、それのみか滑稽であるとしても、またいかに努力してもアイヒマンから悪魔

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中務内侍日記を読了
2018年04月13日22:48

紛れつゝ忘るらんとや思ふらむ心の中に問はぬ日はなし『中世日記紀行集−新日本古典文学大系51』(岩波書店・1990年)所収「中務内侍日記」p.262より.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・ 図書館で

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ニーチェと山上憶良
2018年04月08日21:21

「忘れるな!−−われわれが高く上昇すればするだけ、飛ぶことの出来ない人々にとっては、一層われわれが小さく見える。」ニーチェ『曙光』茅野良男訳(ちくま学芸文庫・ニーチェ全集7)第5章・574節・p.462より.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.

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「飛行機が怖いワケ」という記事があり、その理由が列挙されていた。それぞれについて、「グライダー操縦が怖くないワケ」を考えてみたい。●鉄の塊が空を飛べる理屈がわからないグライダーは、鉄じゃなくてプラスチック(FRP)だからなぁ(笑)。紙飛行機が

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「大本営発表」(昭和二十年三月十日十二時)「本三月十日零時過ヨリ二時四十分ノ間B29約百三十機主力ヲ以テ帝都ニ来襲市街地ヲ盲爆セリ。右盲爆ニヨリ都内各所ニ火災ヲ生ジタルモ宮内省主馬寮ハ二時三十五分其ノ他ハ八時頃ニ鎮火セリ。現在マデニ判明セル

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