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2014年07月20日17:43

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B29の飛行マニュアル

エンジン付きの機体のチェック・リストについて勉強しているうちに、先日の日記などがキッカケとなって、昔の爆撃機のチェック・リストについて興味を持った。

世の中には奇特?な人がいるもので、「B29」の「飛行・操作マニュアル」なんてものが翻訳されて出ていたりする。これが県立図書館にあったので借りてみた。

フォト


・Flight and Operational Manual Boeing B-29 Restricted

色々と面白く、また参考になることも書かれている。

エンジンを始動させるときに「プロペラ圏内に人がいないことを確認」するのは小型機でも変わらないけれど、「各エンジンに消火器を持った消防士が待機していること」を確認するのは戦時中らしい感じがする。

舵の動きの点検は、パイロットからは見えないので、上部や左右の機銃手に確認させたりする。

「機が離陸したらパイロットはブレーキをかけて車輪の回転を止め、着陸脚を機体内に収納するように命じる。」
着陸脚を仕舞う操作は、副操縦士が行う。

予想できることではあったけれど、操縦士のチェックリストよりも機関士のチェックリストの方がページ数が多い。
パイロット用は47ページで、これは機長と副操縦士が分担する。
これに対して機関士用は、ひとりのために87ページが充てられている。
主にエンジン関係の内容だが、当時の高性能エンジンというものが、いかに厄介なものであったかが分かる。

グライダーもエンジンが付くと大変なのと同じだな。


以下は、B−26爆撃機のパイロット用の教育ビデオ。
なかなか面白い。

■How To Fly The B-26 Airplane (1944)
https://www.youtube.com/watch?v=JSIsoj1QPAc



以下は、B−17「メンフィス・ベル」の宣伝ビデオ。
「映画」の元となった当時の様子が分かる。

■B-17 Bombing Missions in Color:
"The Memphis Belle"
1944 US Army Air Forces in World War II
https://www.youtube.com/watch?v=9LZP5R109yo


・Flying The P-61 Series Airplane (1944)
https://www.youtube.com/watch?v=Lo-f2x8T7d8

・Grumman F6F Hellcat Pilot Instruction (1943)
https://www.youtube.com/watch?v=6r9I--M7owE
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