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日記一覧

偽る人を−漫葉集(0009)
2018年08月31日23:21

【訓読】「我が命し長く欲しけく偽りを よくする人を捕ふばかりを」(2943) 【原文】 我命之 長欲家口 偽乎 好為人乎 執許乎 【訳】 「私の命は何としても長くあってほしいと思います。嘘っぱちばからついている人、そんな方を、あとでとっつかまえて懲らし

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【訓読】 「何せむに命をもとな長く欲りせむ 生ける我が思ふ妹にやすく逢はなくに」(2358) 【原文】 何為 命本名 永欲為 雖生 吾念妹 安不相 【訳】 「何だって、命を、むやみやたらと長くあってほしいなどと願おうか。こうして生きていたって、私がいとし

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【訓読】「ますらをは友の騒きに慰もる心もあらむ我れぞ苦しき」(2571)【原文】「大夫波 友之驂尓 名草溢 心毛将有 我衣苦寸」【訳】「殿方は友とのつきあいに興じて憂いの晴れることもありましょう。けれど、女の私はそれもできなくて苦しくてなりません。

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8月2日をもって、「チャオ ベッラ チンクエッティ」というグループが解散した。 この日、「ラストライブ」が行われ、彼女たちの12年間の活動が幕を閉じた。 彼女たちのことを知ったのは、4年ほど前のことだった。 その頃は、「The ポッシボー」というグ

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残暑の歌
2018年08月27日23:06

「秋来ても猶夕風をまつがねに夏を忘れしかげぞ立ちうき」 『六百番歌合・六百番歌合陳状』(岩波文庫・1936年)p.120 .:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・ 手元に『六百番歌合・六百番歌合陳状』

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題しらず     よみ人しらず 267「昨日こそ早苗取りしかいつのまに稲葉そよぎて秋風ぞ吹く」 「昨日苗代から苗を取って移し植えたばかりなのに、いったいいつのまに稲葉もそよいで秋風の吹くようになったのか。時の経過の早さには驚かされることだ。」 岩

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さて、「決勝戦」を目前に控えた8月18日(土曜日)の午後、都内某スタジオで「それほほ」の公開練習が行われた。 23日の「敗者復活戦/決勝戦」では、「それほほ」は「敗者復活戦」と「決勝戦」の両方に出場する。すでに「汐留の乱」で「決勝戦」への出場

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ユニドルの関東予選の最終日(3日目=6月13日)には、やはり実績のある「成城彼女」が1位通過した。驚いたのは、2位と3位で、「ももキュン☆」、「Prismill」という「早稲田」のグループが揃って予選を通過した。 ◆3日目結果 こういうときには、学生

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さて、関東予選の2日目。我が「それからふくらむ可愛いほほを、」(略称「それほほ」)のチャレンジの日である。この日の強敵は、上智大学の「SPH mellmuse」で、ここは歴史も実績もあるグループだ。この日も横綱的な貫禄のある演技を見せてくれた。予想以上

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6月の11日から13日にかけて、UNIDOLの夏大会(8月23日)の関東予選が行われた。この予選には、各日とも13チームが参加し、そのうちの上位3チームが本戦に参加できる。なかなかの狭き門だ。僕の母校からは、「さよならモラトリアム」(さよモラ)が

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実朝の七夕の歌
2018年08月18日11:31

「(193) 久かたの天の河原をうちながめいつしかと待し秋も来にけり(194) 彦星の行合(ゆきあひ)をまつ久方の天の河原にあき風ぞ吹く(195) 夕されば秋風涼したなばたの天の羽衣たちや更(か)ふらむ」斎藤茂吉校訂『金槐和歌集』(岩波文庫・1963年改版)p.

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飛行計画のクローズ
2018年08月17日22:19

先日のヘリコプターの事故に関連して、「飛行計画」(フライト・プラン)のことがニュースになっている。僕のような「およそ無計画な(グライダー)パイロット」でさえ、一定の条件に該当する場合には「飛行計画」を提出(ファイル)する。有視界飛行をするグ

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七月六日(旧暦)
2018年08月16日21:53

「七月六日によめる  小辨一年の過ぎつるよりも棚機の今夜をいかに明しかぬらむ」「後拾遺和歌集」第四 秋上よりhttp://jti.lib.virginia.edu/japanese/goshuishu/Ano04Go.html.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*

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14年ほど前、クリル・アイランド・ネットワーク(KIN)というNPOが主催するシンポジウムに自然保護関係のロシア人を招くことになり、その応接の手伝いをしたことがあった。せっかく来日されるのだから「何か観光を」ということになり、希望を聞いてみ

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七夕の秋風
2018年08月12日16:24

「七月七日よみ侍ける    藤原義孝 秋風よ七夕つめにこととハむいかなる世にかあハんとすらん」 吉田栄司編『七夕和歌集』(古典文庫・1993年)p.21より .:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'

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文月朔日
2018年08月11日11:00

今日(太陽暦8月11日)は、旧暦の七月一日(文月朔日)。 国立国会図書館のHPにある「和風月名」によれば、7月「文月」は、「稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)」に由来するのだそうだ。 (お手紙を書く月じゃなかったんだ!) 多分に田舎臭さの残

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法の涼しさ−定家(02)
2018年08月10日23:39

「除世熱悩 致法清涼 みな月の道行人ぞ思ひしる法のすゞしさいたす誓を」 「六月の炎天の道を行く人は、今こそこの世に清涼をもたらそうとの仏法の誓いの有難さを思い知る。」 久保田淳校訂・訳『藤原定家全歌集(下)』(ちくま学芸文庫・)p.138歌番号3

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※この日記は、先週末に書き、長崎への原爆投下の日の前日である今日のために残しておいたものだ。偶々、さきほど、沖縄県の翁長雄志知事の訃報に接した。この日記で沖縄について触れたのは偶然のことだが、翁長雄志氏のご冥福をお祈りしたい。「私は今日、核

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岡崎次郎の『マルクスに凭(もた)れて六十年』を読んでいる。この本については、ちょうど10年前に書いたことがある。◆ある老翻訳家の行方http://mixi.jp/view_diary.pl?id=722551780&owner_id=2312860読むべきか読まざるべきか迷っていた本だが、54歳に

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「学会で金沢に行ってきました。充実したご発表の数々、たくさん勉強させていただきました!!そしてやっぱり日文協は他時代の発表をふらふらっと聴きに行けるのが楽しいよね!!(ちょっと近世に潜入してた)」「学会って、初めてお会いする先生に「この方があの●

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とある女子大で国文学を教えている先生が、次のようにつぶやいていた。 「3年ゼミが『我が身にたどる姫君』巻六でかつてないほどの異様な盛りあがりを見せる。そうか……君らの好物はこれだったのか……!!」 https://twitter.com/yuko_chino/status/102241409

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