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2014年07月23日22:27

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旋回失速−ディモナ、2発目(6)

雲を避けながら、高度を2500フィート(750m)まで下げる。
ここで、AFR(Annual Flight Review)の課目の一部を行うことにする。AFRというのは、板倉滑空場のローカル・ルールで、このレビューに合格することによって、その後1年間の「機長としての飛行」が許される。僕は、グライダーのAFRには合格しているが、モーター・グライダーのAFRは持っていない。あくまでも「練習生」の扱いである。

まず、バンク20度で「旋回失速」を行う。
こちらも随分と頭を上げる。地平線が見えない。
ディモナの座席は横に並んでいる(Side by Side)。そのため、一人乗りのグライダーに比べて、水平姿勢が分かりにくい。更に機首を上げると、地平線は左脇にしか見えなくなるから、バンク(傾き)は更に分かりにくくなる。しかし、これは計器による姿勢制御に慣れていないからだ。ディモナには「姿勢指示器(Attitude indicator)」が付いているので、目測ではなく、計器でバンクを確認することが出来る。

地平線と計器のクロス・チェックの仕方を身につけなければならない。

フォト


この後、スロー・フライト、急旋回などの課目をやって、滑空場のそばまで戻ってきた。

イニシャル・ポイントか場周経路に入るところで、また問題が起きた。
いつも、目印にしている小学校が見当たらないのである。一瞬、ロスト・ポジション(現在位置不明)の状態に陥ったが、周囲を広く見直して、現在位置を再確認できた。

タンデムの複座や単座機に乗っていると、操縦席から左右が良く見える。しかし、Side by Sideの場合、自分が座っているのと反対の横方向の視界は大きく制限される。さっきは、目印の小学校が右側の死角に入っていたのだ。機種によって、視界が大きく違ってきて、そのことも頭に入れて操縦をしなければならない。

僕がディモナに「慣熟」するには、まだまだ時間がかかりそうだ。

■ディモナ、2発目
(1)飛行前点検
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(2)エンジンを動かす
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(3)地上を走る
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(4)飛んでしまえば
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(5)失速
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■初ディモナ
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(2) http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1926306156&owner_id=2312860

■ディモナ曳航
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