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日記一覧

安全ワイヤー
2017年12月18日22:26

「普天間第二小学校における米軍CH−53Eの窓の落下について」平成29年12月18日防衛省「(2)事故原因・事故原因は、人的ミスであると結論づけられた。・搭乗員は、飛行前点検を行ったが、窓のレバーが安全ワイヤーによって適切に固定されていない(適切

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靖国神社の土産物
2017年12月16日23:48

明治天皇御製「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」靖国神社のホームページによれば、明治天皇が靖国神社の前身である招魂社を初めて参拝されたときに、この御製を詠まれたとのこと。官軍あるいは皇軍を統帥した天皇陛下にとっては、靖国神

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千鳥ヶ淵戦没者墓苑
2017年12月10日20:37

昨日は半蔵門に行く用事があり、その後にヒマな時間が出来たので、神保町の古本屋街まで歩いてみようと思った。途中に靖国神社があるので、寄ろうかなどと思っていたら、思いがけず千鳥ヶ淵戦没者墓苑の近くに出た。靖国神社には学生時代から何度か参拝をした

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それほほ公開練習
2017年12月02日23:54

UNIDOL(ユニドル)という大会がある。女子大生がアイドルグループのダンスをコピーする演技を競い合う。12月11日には、冬季大会の関東予選大会がある。予選とはいえ、500人以上の観客が入る大きなライブホールが会場となる。彼女たちは、自分たちの舞台

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「『源氏物語』には数多くの女房達が登場するが、そのなかでも「中将」と呼ばれている女房は正篇には五人、続篇には三人の計八人で最も多く登場する。」「正篇に登場する五人の中将の主人は、空蝉・六条御息所・光源氏(後に紫の上に仕える)・朝顔斎院・髭黒

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維盛入水の歌
2017年11月23日23:03

平維盛(たいらのこれもり)「生まれては終(つい)に死ぬてふ事のみぞ定めなき世に定めありける」【訳】「この世に生まれると、最後には死ぬということだけが、無常であるこの世において、唯一の決まり事なのだなあ。」上宇都ゆりほ『源平の武将歌人』(笠間書院

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今日の日記は、引用が長くなるため、結論を先に書く。【結論】・2012年6月13日にフロリダで発生したオスプレイ(CV−22)の墜落事故は、オスプレイに固有の機体特性の故に発生したものである可能性がある。・オスプレイの運用には、他の固定翼機や

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軍用機の安全性/危険性に対する評価が政治的なバイアスを帯びるのは、ある意味では仕方の無いことなのだろう。さまざまなスークホルダー(関係者)がいて、各々の立場によって、求める安全性や許容できるリスクの内容やレベルが異なってくるからだ。少し考えた

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オスプレイという機体の安全性あるいは危険性については、政治的なバイアスを伴って語られることが多い。元よりリスクに関する問題だから、論じ方にブレが生じるのは致し方の無いことだと思っている。数年前に、オスプレイについて少しだけ調べたことがある。

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貧窮問答歌
2017年11月03日22:15

「世間(よのなか)を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」文化の日とのことで、というわけでもないが、今日は「万葉集」の巻五を読んでみた。ところどころ、中西進の『万葉の秀歌』(ちくま学芸文庫)を参考にしながら読んだのだが、色々と勉

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「 哲学的な思考とは、生を見なおし、世界を読みかえして、世界と生を編みかえようとする不断の運動である。哲学的なテクストはその運動の軌跡であり、痕跡にほかならない。 ひとはかくて、古典的な哲学書と呼ばれるものを読みといてゆくことで、同時に世界

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藤原定家全歌集
2017年10月28日23:01

「 この世に生を享けた人はすべて、おのがじしの行き方で少なくとも自身にとっては意味ある生を送ろうと努めているのに違いなて。が、棺を覆った時、その人物が後世に遺したものには何と個人差があることであろうか。 ほとんど何物も遺さず、何の足跡すらも

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台風の経路予測
2017年10月21日20:20

1枚目は米軍の合同台風警報センター(JTWC)によるもの。21日18時(日本時間)時点の予測で、台風は東京に最接近するのは23日の06時頃。東京のやや南を通る。2枚目は日本の気象庁のもので、21日17時における予測。東京に最接近するのは23

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単位-航空部用語辞典
2017年10月20日23:29

【用語】たんい[単位]  【意味】グライダーと違って、落としても命に別状はないもの。「航空部用語辞典」(名古屋大学体育会航空部)よりhttp://www2.jimu.nagoya-u.ac.jp/kouku/more/wiki.htm豪気だな、名古屋大学体育会航空部(笑)。■名大航空部員の機体に

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バリー・シール
2017年10月11日23:31

F14「トムキャット」のパイロットだったトム・クルーズが麻薬密輸にかかわるとは堕ちたものだ。という冗談はさておき、映画「バリー・シール」は、ちょっと観てみたい。ちなみに、以下のサイトは自動翻訳機か何かを使ったせいか誤訳が満載で面白い。「ルイ

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「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひ給ひける中に、いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれてときめき給ふ有りけり。はじめより、我は、と思ひ上がりたまへる御方がた、めざましき物におとしめそねみ給ふ。同じ程、それよりげらふの更衣たちはまし

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岩波書店の新日本古典文学大系(青大系)の『源氏物語索引』の中の作中人物一覧を見ると、源氏物語には4人の「中将君」(ちゅうじょうのきみ)が登場することが分かる。便宜的に4人にA〜Dの符号を付けると、次のようになる。■中将君A「空蝉」の侍女であ

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「何もしていないときほど多くのことをしているときはなく、一人でいるときほど孤独でないときはない」(岩波書店『キケロー選集 8』所収「国家について」p.28より) 「思索」に関連してアレントが引用していたこの言葉を読んで思い出したのは、『徒然

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今日は、吉田裕子氏による「吉祥寺 古典を読む会」を聴講してきた。吉田氏は学習塾の講師をされたり日本語関係の著作を書かれている方で、その講義はとても面白かった。テーマは「和泉式部集」で、和泉式部について簡単な説明があった後に、17首ほどの和歌

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モーリス・パンゲの『自死の日本史』(講談社学術文庫)の第1章が「カトーの<ハラキリ>」であった。カトーの割腹自殺と言えば、新渡戸稲造の『武士道』にも引用されていた(と記憶している)し、メルヴィルの『白鯨』の冒頭にも出てくる。■豚訳『白鯨』冒

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文月悠光「わたしたちの猫」ナナロク社・2016年「人の心には一匹の猫がいて、 そのもらい手を絶えず探している。 自分で自分を飼いならすのはひどく難しいから、だれもが尻尾を丸め、人のふりして暮らしている。」作者が「十九歳の冬から五年間のあいだに

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「ねこのほそみち」(さくら舎・2016年) 堀本裕樹・ねこまき(ミューズワーク)「春夏秋冬にゃー」という副題を持つ。 猫にまつわる俳句を88句集め、NHK俳句選者でもある堀本氏がユーモラスに解説を書き、ねこまき夫妻が面白い漫画を添えている。 採

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ベストアトラクティブ賞
2017年09月03日17:42

女子大学生によるアイドルコピーダンス大会「UNIDOL(ユニドル)」の夏大会を見てきた。応援したのは、母校から出場する「さよならモラトリアム」(さよモラ)と「それからふくらむ可愛い頬を、」(それほほ)の2チーム。前者は予選で2位だったため本戦に進

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図書館で借りてきた『存在と時間』の高田珠樹訳(作品社・2013年)を読んでいます。読みやすい訳だと思いました。高田の師匠の辻村公一は、ハイデッガー全集版の『有と時』(存在と時間)を訳していますが、この辻村訳は直訳的で日本語としては読みにくい

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「逢ふことのいつとなきには七夕の 別るるさへぞうらやまれける」 後拾遺和歌集より藤原隆賢の歌 一昨日は、伝統的七夕の夜だった。 関東は残念な曇り空だった 。 冒頭の歌は、先日ご紹介した「七夕和歌集」(古典文庫)から選んだもの。 「年に一回でも逢える

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七夕和歌集
2017年08月27日22:56

「七月六日によめる  小弁ひとゝせの過つるよりも七夕のこよひをいかにあかしかぬらん」「万葉集」以来、七夕を詠んだ和歌は多い。「誰か七夕にちなむ歌集なんかを編んだりしていないものか」と思っていたら、在った!水道橋の古本屋「日本書房」で100円

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伝統的七夕
2017年08月26日22:20

日本の古典を読むようになってから、違和を感じているもののひとつとして、七夕などの行事を太陽暦でやることがある。古今和歌集などでは、七夕の歌は「秋」の巻に載っている。昨今の多数派のように7月7日だと、かなり季節感にズレがある。しかも、今年であ

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「命がけ」という言葉がある。何か命よりも大切なものがあり、たとえ命が失われるようなことがあっても、その「何か」を守りたいあるいは優先したいと考えたときに、「命をかける」ことがある。その場合、命は比較の対象でしかなく、命よりも大切な「何か」が

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「御方に渡りたまひて、 中将の君といふ、御足など参りすさびて、大殿籠もりぬ。」源氏物語の「葵」の帖よりhttp://www.genji-monogatari.net/html/Genji/combined09.3.html#paragraph3.1源氏の「最後の女」である「中将の君」は、どこから登場したか。多くの

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「幻」の帖の中の26首の中で、以下の2首だけは趣が異なる。10:さもこそはよるべの水に水草ゐめけふのかざしよ名さへ忘るる(中将の君)11:大方は思ひすててし世なれどもあふひは猶やつみおかすべき(光る源氏)中将の君が源氏に贈った歌を谷崎潤一郎は次

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