年も明け、風雲急を告げる[一九四五年]一月の末に、百里原航空隊に金縄(参謀)のエライさんが、特攻隊の勧誘にきたことがあった。(改行)ついでに秋水隊の搭乗員にも、「国家存亡の危機に直面し云々」といって、遠慮がちに志願を勧めていった。(中略)そ
たった一度になるであろうが、あの素晴らしい性能の、しかも前代未聞のロケット戦闘機「秋水」をこの手で操縦し、そして一日千秋の思いで完成を待った憧れのこの飛行機と共に、木っ端微塵に砕け散り、血は赤い夕焼け雲となり、肉片は大空の星屑となって果てる
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