■「新国立競技場」無責任ワイド劇場−戦犯はこいつだ・それでも辞めないA級戦犯 下村文科相の厚顔・新設計でも総工費2千億円超?・建設費が下がらないカラクリ・猪瀬前東京都知事 激白「官僚に任せるとまた赤字になる」・「“冤罪”だ」 森元首相、ラグビー
角川(ソフィア)文庫から『与謝野晶子の源氏物語』(全三巻)という本が出ている。与謝野にはいくつかの源氏物語の現代語訳がせあり、大きく「新訳」と「新新訳」の二つに分けて呼ばれている。新訳は「抄訳」であると言われ、新新訳は「全訳」とも呼ばれている
「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」 後撰雑一 1102 藤原兼輔 「子を持つ親の心は、闇の道を歩いているわけでもないのに、わが子を思って取り乱し、道に迷ってしまうことだ。」 鈴木日出男『源氏物語引歌綜覧』(風間書
「この北の方はほんとうにすばらしい。右近の少将に憎まれて、さんざん復讐されるのに(原文の復讐のくだりは、それはもうすごい。右近の少将なんて、人格がかわったと思うほど残酷です。男って恨みがましいのね)、絶対に「こりた。」「まいった。」といわな
図書館に行ったら、こんな本を見つけた。田中阿里子『女房三十六歌仙の抒情』(京都新聞出版センター・1993年10月)この本を読んで、「女房三十六人歌合」というものがあることを知った。36人の宮中の女流歌人から、各々3首ずつの歌を撰んだ歌合せだ。合計
落窪物語は、構成がよく出来た物語だとも言われているようだ。後の源氏物語などと比べると、ちゅっと可哀想かも知れないが、でも、よく出来ていると思う。この物語の柱となっているイデオロギーのひとつとして、「一夫一婦制」の主張を挙げる人がいる。たしか
落窪物語の現代語訳(室城秀之訳注・角川文庫版)を読み終わったので、原文に挑戦し始めている。角川文庫版の載っている原文をそのまま読んでもいいし、一冊本で読みたいと思えば新しい岩波文庫版もある。また、僕の手元には以下の版もある。■博文館叢書『落
落窪物語の現代語訳(室城秀之訳注・角川文庫版)を読み終わった。文庫の下巻の中盤(原本の巻三の終わり頃)になると物語の趣が少し変わる。それまで、継母による継子いじめと、継子の夫による復讐が、ともすればコミカルに描かれてきた。ところが、巻三の終
前半部分の現代語訳を読んだだけだけれど、落窪物語は面白い。「源氏物語」や「狭衣物語」とは、随分と趣が違う。源氏や狭衣は、現代的に言えば、正統な恋愛小説であり純文学と言えるだろう。それに比べたら、落窪物語は娯楽小説であり大衆小説だ。エンターテ
「落窪物語」を読み始めた。「源氏物語」ばかりに目を向けていると、ちょっと視野が狭くなるような気がして(笑)、まだ読んでいない物語に取り組んでみることにした。最近になって岩波文庫から出た藤井貞和の校訂本で読もうかと思ったが、意外と難しそうなので
出でて去なば主なき宿となりぬとも軒端(のきば)の梅よ春を忘るな『吾妻鏡』より『金槐和歌集』(717)新潮日本古典集成版p.210.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・実朝の辞世と言われている歌。どん
「此卷古來名のみありて本文なし。蓋し此卷に源氏逝去の事を書くべきなれど、前卷既に紫の逝去につきて哀をつくしたれば、作者故[ことさ]らに、更に一層の傷心事を寫すことを避けて、只卷の名によりて源氏の逝去を知らせたるならんといふ。さて前の幻の卷と
塔をくみ堂をつくるも人の嘆き懺悔にまさる功徳やはあるコレクション日本歌人選p.78『金槐和歌集』(616)新潮日本古典集成版p.178岩波文庫版p.212.:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・我が国
少し前に、柴田淳の歌が、源氏物語と不思議なほどに似合うことを書いた。それから少しだけ考えたのだけれど、柴田淳は、ひょっとしたら、紫式部に似ているのかも知れない。もちろん、僕が、紫式部という人物を直接に知っているわけではない(笑)。更に言えば、
「もののふの矢並つくろふ籠手の上に霰(あられ)たばしる那須の篠原」 コレクション日本歌人選「源実朝」p.38 『金槐和歌集』(677) 新潮日本古典集成版p.197 岩波文庫版p.122 .:*:'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。'・.:*:・.:*:・
角川文庫の玉上版で、源氏物語の「柏木」から「鈴虫」までを読み、「夕霧」を飛ばして「御法(みのり)」と「幻」の帖を原文で読み終わった。「御法」と「幻」は、源氏物語の中でも格別な二帖であることを認識した。その味わいを再確認したく思い、今は、この
■原文「なのめならず思ひのぼりしかど、その心かなひがたかりけりと、ひとつふたつのふしごとに、身を思ひおとしてしこなた、なべての世の中すさまじう思ひなりて、のちの世の行ひに本意深く進みにしを、親たちの御恨みを思ひて、野山にもあくがれむ道の、重
海外の「パイロット・ラウンジ」というサイトで、アニメの予告編を紹介していた。https://www.facebook.com/OfficialPilotsLoungehttps://www.facebook.com/WarnerBrosDE/videos/1000941699938457/https://www.facebook.com/WarnerBrosDEどうやら「星の王子さ
「夜明けなど遠すぎる夜があるのならどこまでも果てしない朝を探したいから眠らせて どうか眠らせて子供のように…それは幻 それは陽炎だってお願い 微笑んでいてぼくはここだと 後ろに立っていてほしいあの人と行く影は人違いだと言って」柴田淳「幻」の
「嗚呼 唄うことは難しいことじゃないただ声に身をまかせ頭の中をからっぽにするだけ」「本当のことは歌の中にある」「空に浮かんでる言葉をつかんでメロディを乗せた雲で旅に出かける」「情熱の彼方に何がある?気になるから行こうよ窓の外には北風が腕組み
A.かずならぬ心に身をばまかせねど身にしたがふは心なりけりB.心にはいかなる身にかかなふらむ思ひしれども思ひしられずC.身のうさは心のうちにしたひきていまここのへぞ思ひみだるるD.水鳥を水のうへとやよそに見むわれも浮きたる世を過ぐしつつ秋山
■原文「身を思ひおとしてしこなた、なべての世の中すさまじう思ひなりて、のちの世の行ひに本意深く進みにしを、親たちの御恨みを思ひて、野山にもあくがれむ道の、重きほだしなるべく覚えしかば、とざまかうざまに紛らはしつヽ過ぐしつるを」(以下略)■上
■原文「身を思ひおとしてしこなた、なべての世の中すさまじう思ひなりて、のちの世の行ひに本意深く進みにしを、親たちの御恨みを思ひて、野山にもあくがれむ道の、重きほだしなるべく覚えしかば、とざまかうざまに紛らはしつヽ過ぐしつるを」(以下略)■円
「いづくにか世をばいとはむ心こそ野にも山にもまどうべらなれ」(古今集雑下 素性法師)【訳F】「いったいどこで遁世の暮らしを送ろうか。身体は一所に定住したところで、心の方は野にいても山にいても惑うに決まっているのだから。」http://www.asahi-net
「いづくにか世をばいとはむ心こそ野にも山にもまどうべらなれ」(古今集雑下 素性法師)【訳A】玉上琢彌『源氏物語評釈』第八巻「どこにいて、この世をいとう暮らしをしよう、出家してどこにいよう。身はよいが、心は、野にいても山にいても迷いそうだ。」