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2018年08月22日19:46

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それほほ公開練習(8月18日)

さて、「決勝戦」を目前に控えた8月18日(土曜日)の午後、都内某スタジオで「それほほ」の公開練習が行われた。

23日の「敗者復活戦/決勝戦」では、「それほほ」は「敗者復活戦」と「決勝戦」の両方に出場する。すでに「汐留の乱」で「決勝戦」への出場権は獲得しているのだが、その決勝戦における出場順を決めるために敗者復活戦にも出場する。この復活戦で1位になると、決勝戦での出場順が最後(とり)となる。「それほほ」は、敗者復活戦1位、決勝戦「優勝」を目指す。

演技の基本は、「そろえる」ことだ。
この「そろえる」ことが出来たうえで、演技に磨きをかけ、審査員を唸らせ、観客を魅了しなければならない。
「そろえる」ことが出来なければ、上位には入れない。残念ながら予選や「汐留の乱」の中位以下のチームは、この「そろえる」ことが出来ていなかった。
しかし、「そろえる」だけでは、上位には入れても、入賞や、まして優勝は狙えない。「そろえた」上で、更に「何か」がなければならない。

練習でも、まずは「そろえる」ことに力を入れる。
重要なのは、それぞれのメンバーの「立ち位置」、全体のフォーメーションだ。
更に、「かがむ」姿勢をとるのであれば、腰の高さ、肩の高さ、膝の曲げ方とその角度まで綿密に「合わせて」いく。メンバーに身長差があるので、それを加味して、どうすれば「きれい」に見えるかを検討する。
「手を挙げる」場合でも、その角度、動き、タイミング、手のひらの向き、指先の動きなどなどを細かくチェックしていく。鏡に映った姿でチェックしたり、メンバーの1人が外から見てチェックしたり、演技をスマホで録画して映像をチェックしたりする。メンバー間に解釈の違いがあれば、意見を出し合って「統一」していく。

ユニドルの競技は、アイドル「コピー」ダンスと呼ばれている。
コピーだから、プロのアイドルの「模範」を忠実に再現するものかと僕は思っていた。
確かに、「模範」に習うことは重要だ。多くの観客は「模範」を知っている。それと違う演技をすれば、観客は違和感を覚えるだろう。だから、彼女たちはアイドルたちのビデオを繰り返し見て研究する。「ここはこうだ」ということが細かく頭に入っている。
しかし、そもそも、「模範」とは構成人数が違うことが多い。そうすると、個々のメンバーへの演技の割り当ても変わってくる。細部に至ると、更に自分たちなりの「工夫」を行っていく。「模範」から離れ、チームとしての演技を創り上げていく。
「コピー」とは呼ばれながらも、自分たちなりの演技を完成させるのは、「創造的なプロセス」なんだと見ていて思う。
「公開練習」は、そのプロセスを垣間見るチャンスでもある。

4人の「練習」を見ていて驚くのは、彼女たちの身体能力の高さだ。
「ここはこうしよう」と決めると、そのとおりに身体を動かしていく。
僕のように、思ったように身体が動かなくなりつつある50歳過ぎの男(笑)から見ると、それだけでもうらやましく思えてくる。もちろん、それが可能なのは、それぞれのメンバーがトレーニングや「個人練習」をして、身体造りをしているからだろう。応用が可能なのは、基礎が出来ているからだ。

ユニドルを見ていて感じる「残酷な現実」のひとつは、そのチームの得点の上限は、「一番下手なメンバー」によって決まるということだ。他が「そろっている」のに、1人だけズレていると、それは目立つ。競技では、大きな減点要素となるだろう。チームの中で1人2人が上手に踊っていても、そろっていないメンバーがいれば、勝てない。

正直に言うと、「それほほ」の初期、まだ1期生だけだった2017年3月28日のライブで彼女たちを見たときは、グループ内のメンバーのレベルに格差があり、「まだまだなグループだな」と感じた。
しかし、その後、新メンバー(新入1年生)などを加えつつ、グループとしての地力を向上させ、決勝戦進出を争えるところまで来た。

今回の競技では、新入1年生の「あっきぃ」が勝利のカギのひとつであると言えるかも知れない。入学して半年も経っていない中で、どれだけ先輩たちに近づけるか。当初「子どもっぽく」見えた彼女だったが、「クラシコ」「関東予選」と見てきて、目覚しく成長した。特に、演技の最中の表情が、格段によくなってきている。踊ることの楽しさが伝わってくるようだ。予選における審査員順位の3位、「汐留の乱」の1位という成績を挙げられた要因のひとつは、彼女の才能と努力にあったと思っている。
◆あっきぃ
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その「あっきぃ」も、公開練習では、ほとんど笑顔が見られなかった。

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彼女も他のメンバーも、まだ演技の完成度を上げることで精一杯なのだろう。
でも、当日は笑顔を見せてくれることだろうと思っている。

「高校野球」でも「駅伝」でも、何かを真剣に本気でやっている姿を見ていると、単に心を動かされるだけではなく、そこから学ぶことも多いと思う。僕にとって「ユニドル」は、そのような見ていて学べる場のひとつなのだ。

彼女たちは、「敗者復活戦」でも4分の持ち時間で2曲をやるようだ。1曲目はシークレット(事前非公開)で、2曲目は「Hight jump !」(愛乙女☆DOLL)とのこと。「Hight jump !」には、次のような歌詞があって、ちょっとした思い入れがある。

「もっともっと高く飛べたなら
君にも見せてあげたい宇宙(そら)を
泣きたい日もあるし逃げたくなる
でもずっとずっと叶えたい夢が
僕にもあるからここまできた」

そして、いよいよ、明日(8月23日)が決勝戦!
彼女たちの夢が叶うことを願っている。

◆Hight jump !
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◆それほほ公開練習(前回)(2017年12月02日)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963957999&owner_id=2312860
◆アイドルに関する日記の目次(2015年03月04日)
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=2312860&id=1939517830
◆【公式】それからふくらむ可愛い頬を、
https://twitter.com/sorehoho_unidol

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