75年新日本プロレス「第2回ワールド・リーグ戦」中盤戦の激闘の模様です。第13戦、4月19日和歌山県立体育館(観衆4,500人発表)大会。
公式戦は坂口征二と星野勘太郎の一戦が組まれ、14分7秒に片エビ固めで坂口がフォール勝ち、7戦5勝1敗1分となりました。キラー・カール・クラップは柴田勝久を4分52秒、ブレーンクローで降し5戦全勝、マンマウンテン・マイクは永源遙を6分58秒、体固めで圧殺勝利。
メインイベントはアントニオ猪木&木戸修組の師弟コンビがスーパー・デストロイヤー&サングレ・フリアー組の覆面コンビとタッグマッチ60分3本勝負で対戦しました。
1本目は13分32秒、日本組の反則勝ち、2本目は3分45秒、Sデストロイヤーがカナディアン・バックブリーカーで木戸からギブアップ勝ち、決勝の3本目は4分59秒、猪木が逆エビ固めでフリアーを破り2−1で猪木&木戸組が辛勝しています。
この日興味深い組み合わせが実現。前74年12月8日に若手の登竜門である「カール・ゴッチ杯争奪リーグ戦」に優勝、今シリーズ終了後に初の海外武者修行、ヨーロッパ遠征が決定している「ドラゴン」なる前の若手時代の藤波辰巳がストロング小林と初のタッグを結成、山本小鉄&ゴッチ杯準優勝の小沢正志組と対戦するタッグマッチ45分3本勝負が組まれています。
1本目は15分34秒、S小林が小鉄を片エビ固め、2本目は4分11秒、小鉄が藤波を体固め、決勝の3本目は1分37秒の速攻勝負で藤波がコーチである小鉄からキャメルクラッチ(ラクダ固め)でギブアップを奪い、2−1でS小林&藤波組が勝利を収めました。3本目の小鉄のギブアップ負けは「海外で頑張ってこい」という激励の意味を込めた餞別だったかも知れないです。
藤波はこれより3年後、WWWFジュニア・ヘビー級王者として凱旋帰国した78年3月6日埼玉県越谷市体育館で小鉄とシングルマッチで対戦、12分、風車固めでギブアップ勝ちを収めていますが、海外武者修行前にタッグながら1本勝ちを奪っていることになります。
第14戦、4月20日岡山県津山市鶴山球技場(観衆5,100人超満員発表)ではメインイベントは坂口&S小林組がクラップ&ジョン・ガニア組とタッグマッチ60分3本勝負で対戦。1本目は14分9秒、日本組の反則勝ち、2本目は5分58秒、坂口がJガニアを体固めでフォールし坂口&S小林のパワーファイターズが2−0のストレート勝ちを収めました。
この日の公式戦はこちらも一度きりの対戦、猪木が柴田を7分25秒、体固めで降し6戦5勝1敗、マサ齋藤はファザール・シンに9分37秒、アルゼンチン・でギブアップ勝ち。星野はサングレ・フリアーを10分3秒、逆エビ固めで破り、スーパー・デストロイヤーとマイクの大型外国人対決は5分12秒、体固めでSデストロイヤーに凱歌が上がっています。
第15戦は4月22日広島県呉市体育館(観衆4,200人満員発表)大会。メインイベントは猪木&柴田組がクラップ&Sデストロイヤー組の外国人勢最強タッグと対戦。1本目は僅か3分47秒、猪木がSデストロイヤーを回転エビ固め、2本目は3分23秒、クラップが柴田をブレーンクロー、決勝の3本目は6分16秒にSデストロイヤーが柴田をカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせ、柴田が2本奪われてクラップ&Sデストロイヤー組の勝利。
新日本プロレス旗揚げ当初の72〜73年前半には度々メインに登場した猪木&柴田組も柴田の扱いが段々悪くなりました。
公式戦は坂口が永源を10分6秒、体固めで破り、8戦6勝1敗1分、S小林は木戸と対戦、9分45秒、体固めで勝利を飾り同じく8戦6勝1敗1分、公式戦の半分以上のカードを消化しています。大木はFシンを7分31秒、アバラ折り(コブラツイスト)でギブアップさせ8戦全勝、Mマイクvsフリアーの外国人対決は5分16秒、体固めでマイクがフリアーを圧殺撃破しています。
ログインしてコメントを確認・投稿する