プロレスのリーグ戦で面白さ、スペクタクルを形成する大きな要素として�〆�戦、最後の最後まで読めない優勝の行方。��番狂わせ、大物食い。�3�幕前には予想出来なかったダークホースの活躍。�い泙気�の選手が優勝。などがあります。
これまでの日本プロレス界で見られた春の本場所と言われたリーグ戦の中でこれに該当するのが69年の日本プロレス「第11回ワールド・リーグ戦」です。(日本人vs外国人の総当たりリーグ戦で両陣営の最多得点者同士が優勝決定戦を行う)
外国人側はボボ・ブラジル、ゴリラ・モンスーンの2巨頭を押しのけ、初来日のクリス・マルコフが大活躍。
外国人側の2トップだったモンスーンは5月2日長崎市公会堂で伏兵山本小鉄に敗れ、脱落。
5月16日東京体育館での優勝決定戦は日本側は馬場、猪木が同点首位、外国人側はブラジル、マルコフが同点首位となり4者による抽選となりました。
決勝トーナメントの組合せはジャイアント馬場vsブラジル、アントニオ猪木vsマルコフとなり、馬場と猪木が勝てば、ついに馬場vs猪木戦が実現か!?と観客は騒然となりました。
しかしファンの期待通りとは成らず、決勝トーナメント第1試合では馬場とブラジルが30分時間切れ引き分け。
必然的に第2試合の猪木vsマルコフが優勝決定戦となり、猪木がマルコフを卍固めで破り初優勝を飾りました。
これの逆パターンが翌々年の71年「第13回ワールド・リーグ戦」です。
この時は日本側は馬場、猪木。外国人側はザ・デストロイヤー、アブドーラ・ザ・ブッチャーの4人が並びました。優勝決定戦は5月19日大阪府立体育会館。
決勝トーナメント第1試合は猪木vsデストロイヤー。猪木に優勝させたくない日本プロレスの芳の里社長がデストロイヤーに「猪木を優勝させなかったら特別ボーナスを出す」と言う密約が為されたとかで、試合はさながらシュートマッチの様相を呈しました。
デストロイヤーは猪木を足4の字固めに捕らえて離さず、そのまま両者場外に転落し両者リングアウトの引き分けで猪木は脱落。デストロイヤーに何かアクシデントが起きてはいけない、と喧嘩マッチの強さには定評のあるゴードン・ネルソンがセコンドついていたのもやはりこの試合が尋常でないことを物語っていました。
これで猪木とデストロイヤーは失格、第2試合では馬場が僅か7分21秒、ブッチャーを32文ロケット砲からの体固めで降し呆気ない終わり方で優勝。優勝は馬場なので順当でした。番狂わせも大きなものはなかったです。
収まりがつかない猪木は試合後控室で馬場に挑戦を表明しています。これがBIが並び立つ最後のワールド・リーグ戦となりました。
全日本プロレスの「第4回チャンピオン・カーニバル」は76年4月2日後楽園ホールで開幕、5月13日川崎市体育館での最終戦まで全38戦という強行日程が組まれています。
5月8日札幌中島スポーツセンターが優勝戦で残りはいわゆる「追撃戦」となります。
これは日程的には新日本プロレスの「第3回ワールド・リーグ戦」と全く同じでしたが、(4月2日川崎市体育館〜5月13日大阪府立体育会館)新日本は全33大会、日程の密度では全日本が上回りました。
リーグ戦参加メンバーは日本側が第1、2、3回優勝者の馬場、ジャンボ鶴田、ザ・デストロイヤー、グレート小鹿、大熊元司、サムソン・クツワダ、大木金太郎、アブドーラ・ザ・ブッチャー、キング・イヤウケア、ザ・バラクーダ、ザ・ビースト、バディ・ウォルフ、ラリー・レーン、ラリー・シャープの14選手。
ここから、○勝ち2点、△時間切れ引き分け1点、●負け、▲両者リングアウト0点のPWFルールが採用され、7週間に亘る熱戦が展開、5月8日の札幌まで公式戦が行われ、最多得点者が優勝となります。
開幕戦の4月2日、後楽園ホール(観衆2,500人満員発表、4月3日放送)では5試合公式戦が組まれ、メインは馬場がイヤウケアのエプロン越しのタックルを浴びてリングアウト負け。開幕戦で本命が負けるというお約束があり黒星発進、馬場0点、イヤウケア2点。
ブッチャーは2年前の第2回大会で血の抗争を展開したデストロイヤーと対戦、ピンチに陥ったデストロイヤーを馬場、鶴田が救出に入りブッチャーの反則勝ち。ブッチャーは2点、デストロイヤーは0点。
大木はLレーンを一本足原爆頭突きで破り、鶴田はビーストにダブルアーム・スープレックスでフォール勝ち。
バラクーダはクツワダをジャンピング・パイルドライバーで降して白星発進しています。
4月8日新潟県新津市民会館でバラクーダは鶴田を相手に30分時間切れ引き分け。このあたりからダークホースとしての存在感を発揮して来ます。鶴田11点、バラクーダ7点となりました。
第2週、4月10日新潟県荒川町岩船広域体育館(観衆3,000人発表、プロ野球中継の為当日ディレイ放送、関東地区は午後11時45分より)
この日バラクーダは公式戦なし。ビーストと組んで大木の弟子に当たる韓国金一道場の南海山、呉大均組と対戦、ビーストが呉を体固め。
公式戦は馬場がウォルフを破り、大木は大熊に勝ち、デストロイヤーはLレーンを足4の字固めで撃破。
メインイベントは鶴田&クツワダ組vsブッチャー&イヤウケア組で2-1でブッチャー&イヤウケア組の勝利となりました。
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