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2026年06月13日08:18

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【配信連動企画】昭和プロレス年史外伝�/憩�本プロレス北米タイトルの謎(23)

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79年4月27日横浜文化体育館で開幕した「第2回MSGシリーズ」には前半戦に元NWA世界ヘビー級王者のジャック・ブリスコが特別参加し話題を集めました。

71年12月に猪木が日本プロレスを追放・除名処分されてからはNWA系の大物外国人選手との対戦はなかっただけに新日本ファンは感極まりました。

猪木とブリスコの8年ぶりの対戦は5月10日福岡スポーツセンターでNWFヘビー級王座を賭けて行われ16分49秒猪木が首固めで勝ち22度目の王座防衛に成功しています。

ヒロ・マツダ&マサ齊藤組に奪われた北米タッグ王座でしたがこのシリーズはマツダが不参加だった為シリーズ中のリターンマッチのチャンスは組まれなかったです。

坂口のNWF北米ヘビー級王座の防衛戦は6月2日徳島市立体育館で組まれ、先シリーズに続いて上田馬之助が連続挑戦、17分55秒リングアウト勝ちで坂口が2度目の防衛。この試合はノーテレビでした。

この年のMSGシリーズは6月7日蔵前国技館で優勝決定戦が行われ、猪木がスタン・ハンセンを9分3秒、トップロープからのフライング・ボディシザーズドロップからの体固めで破り2年連続優勝。

78年は来日がなかったハンセンはこのシリーズ、アンドレ・ザ・ジャイアントと互角の試合を展開し「怪物化」していきます。

シリーズ終了後の6月15日(現地時間)ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムで坂口はパートナーをストロング小林から長州力に代えてマツダ&齊藤組の持つ北米タッグ王座に挑戦。

1本目は13分45秒、次期「サマー・ファイト・シリーズ」に初来日が決定しているクレイジー・レロイ・ブラウン(ロスではバッドバッド・レロイ・ブラウンを名乗った)が乱入し坂口に攻撃を加え、坂口が反則勝ち。

2本目は2分15秒、齊藤が長州をバックドロップから体固め。決勝の3本目は2分、長州が齊藤をお返しのバックドロップから体固め。

反則含みではありましたが2-1で坂口&長州組が王座奪回。坂口は再び北米2冠王となり、長州は国内ベルト初戴冠となりました。

この日は藤波も出場しトニー・ロコを13分、ジャパニーズ・レッグロールクラッチホールド(回転足折り固め)で破りWWFジュニア・ヘビー級王座21度目の防衛を果たしています。

長州が北米タッグ王座を獲得したことで新日本プロレス内の「番付」は入れ替わり、小林は猪木、坂口、藤波、長州に次ぐ5番手に格下げされてしまいました。

6月29日、大宮スケートセンターで開幕した「サマー・ファイト・シリーズ」開幕戦で小林は初来日のブラウンの対戦相手を勤めるというジョバーを余儀なくされました。

試合前にブラウンのマネージャー格の齊藤が水の入ったビール瓶でブラウンの頭を叩き、瓶を割るデモンストレーションを試みましたが水の重さを計算に入れてなかったか、ブラウンの額が逆に割れてしまい見事失敗に終わっていますが、そのブラウンにS小林は僅か2分49秒、ジャンピング・エルボードロップでフォール負けし、復活を期待したファンを落胆させてしまいました。

小林は、7月6日四日市市体育館で、このシリーズ凱旋帰国した木村健吾(健悟)とタッグを組み、坂口、長州組の北米タッグ王座初防衛戦の相手に名乗り出ました。

木村健は78年6月にアメリカ、メキシコに修行に行き、パク・チューのリングネームでヒール(ルード)として活躍。

ロサンゼルスでは上田(プロフェッサー・イトウ)と組んでブラック・ゴールドマン、ヘクター・ゲレロを破ってアメリカス・タッグ王者になり、

メキシコでは12月8日、アレナメヒコでエル・ファラオンを降してNWA世界ライト・ヘビー級王座を獲得するなど実績を残しての1年ぶりの凱旋帰国でした。

1本目は15分59秒、小林が長州をカナディアン・バックブリーカーでギブアップさせて先制。2本目は4分45秒、坂口がアトミック・ドロップから木村を片エビ固め。

決勝の3本目は2分54秒、長州が小林をバックドロップから体固めで破り2-1で坂口、長州組が初防衛に成功。

長州と小林は1本ずつ取り合った訳ですから個人のスコアとしてはイーブンでしたが、決勝フォールを長州が奪ったことで番付逆転はならず、明暗を分けました。

7月17日釧路市厚生年金体育館では坂口がブラウンの挑戦を受けてNWF北米ヘビー級王座の防衛戦を行っています。

試合は坂口がジャンピング・ニーアタック、逆エビ固めと攻め立てましたがマサ齊藤の乱入により13分25秒、反則勝ちで坂口が3度目の防衛を果たしました。

シリーズ最終戦は8月2日品川プリンスホテル・ゴールドホールで行われており、前年78年11月、西ドイツでの欧州世界選手権シリーズで猪木に何もさせず判定勝ちしたローラン・ボックが初来日し猪木のNWFヘビー級タイトルに挑戦する予定でしたが、6月にシュツットガルト郊外で交通事故を起こし来日キャンセル。

一緒に来日予定だった60年ローマ五輪レスリング金メダリストで猪木とも西ドイツで試合をしたウィルフレッド・デートリッヒも「ボックが一緒でないと嫌だ」という謎の理由で来日キャンセルとなりました。

猪木は代打で急遽来日したタイガー・ジェット・シンとNWFヘビー級王座防衛戦を行いましたが齊藤の乱入もあり17分59秒ノーコンテスト。

藤波はシン・リーガンを16分1秒、回転エビ固めに降しWWFジュニア・ヘビー級王座を防衛しました。
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