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2026年06月08日07:17

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【配信連動企画】昭和プロレス年史外伝�/憩�本プロレス北米タイトルの謎(18)

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78年6月23日大宮スケートセンターで開幕した「サマー・ファイト・シリーズ」にはストロング小林も凱旋帰国3シリーズぶり坂口征二との北米タッグ王者チームが揃い踏みしました。

7月24日広島県立体育館ではピーター・メイビア&ヘイスタック・カルホーン組に1本目反則勝ち、2本目は小林がメイビアを体固めで2-0のストレート勝ちで実に約半年ぶりに5度目の防衛に成功しています。

この日のメインは猪木がペドロ・モラレスを22分34秒逆さ押さえ込みでフォールしNWFヘビー級王座防衛をしていますが、この大会が団体として初の2大タイトルマッチが行われた日でした。

長く猪木のワンマンエース団体だった新日本プロレスは、興行的理由からNWFヘビー級と北米タッグのタイトル戦を同時に開催したことはこれまでなく、藤波がWWWFジュニア・ヘビー級王座を日本にもらたせたことにより、マッチメークにゆとりが出てきて実現したものと思われます。

日本では通常タイトルの防衛期限は6か月と言われており、期限切れギリギリでの防衛戦でした。

シリーズ最終戦の7月27日日本武道館大会は「初のWWWF2大タイトルマッチ」と銘打って開催され、猪木がボブ・バックランドのWWWFヘビー級王座に挑戦。前回はNWFとのダブルタイトル戦でしたが今回は猪木の単独挑戦となりました。

7月18日の釧路市厚生年金会館で背骨を痛めた猪木は広島のモラレス戦でも背骨を執拗に攻撃されて大苦戦の末での防衛戦となり、形勢は不利。

1本目、20分22秒卍固めで先制、前半で切り札の卍を使ってしまいここで力尽きた感があったか、2本目は16分15秒、バックランドのハイアングル・アトミックドロップの前にフォール負けし、決勝の3本目は61分時間切れ引き分けとなっています。

4月に国際プロレスを退団してフリーとなった剛竜馬が藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦。13分52秒、ジャーマン・スープレックスホールドで藤波が防衛しています。

広島での坂口&小林組vsメイビア&カルホーン組の防衛戦は2月2日札幌でのタイガー・ジェット・シン&上田馬之助組戦同様テレビ朝日にて収録されましたが放送はされず、期限切れ寸前の防衛戦と併せて新日本プロレスの中でも扱いは悪くなっていきました。

9月13日熊本市体育館ではこの「ゴールデン・ファイト・シリーズ」中に上田とシンが仲間割れし、シンは子分格のジンバ・カーンと組んで坂口&小林組の北米タッグ王座に挑んでいますが、坂口&小林組がZカーンから2本奪っての防衛で、この大会はノーテレビでした。

仲間割れしたシンと上田は9月19日大阪府立体育会館で一騎討ち。この試合は爆発的人気を呼び旧府立の最高入場者数を記録した、と言われています。(観客発表は9,500人超満員札止め発表)

試合は猪木が特別レフェリーを勤め、最後は14分45秒、シンがレフェリーの猪木に暴行して反則負けになっていますが正直、内容は期待外れでした。

10月30日岡山武道館ではキラー・カール・クラップ&ブルート・バーナード組、プレ日本選手権中の12月5日福岡九電記念体育館では上田&サンダー杉山組を破ってこの年坂口&小林組は6回の防衛戦を行い通算8度目の防衛を果たしました。

年間を通しては藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座防衛戦の数が顕著で、前述のカナディアン、アダムス、ロドリゲスに加え4月8日ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムでエル・ゴリアス、4月24日愛知県体育館でコロセオ・コロセッティ、6月9日ロサンゼルスでカルロス・マタ、剛、8月4日ロサンゼルスでマンド・ゲレロ、8月13日には初のメキシコでの防衛戦、メキシコシティ・パラシオ・デ・ロス・デポルテスでメヒコの鉄人レイ・メンドーサを撃破。

「ベルト永久保持」(王座ではない)が賭かった10月20日寝屋川市民体育館でのチャボ・ゲレロとのV10戦は大流血の末コブラツイストで勝利。11月30日、広島県立体育館では剛のリマッチを退け、12月18日にはMSGで前王者エストラーダを返り討ちにし12回の防衛に成功しドラゴンブームを印象付けました。

猪木のNWFヘビー級王座は2月3日、札幌中島スポーツセンターでシンにリングアウト勝ち、マスクド・スーパースター、バックランド、モラレス、9月21日品川プリンスホテル・ゴールドホールでシンをバックドロップから体固め。

11月1日、愛知県体育館では69年5月16日日本プロレス東京体育館での第11回ワールド・リーグ戦で優勝を争ったクリス・マルコフと防衛戦を行い9年前と同じ卍固めで勝利しましたが名勝負の再現はなりませんでした。猪木はこの年6回の防衛戦を行い、大いに気を吐きました。

格闘技世界一決定戦シリーズも継続され、4月4日(現地時間)ペンシルバニア州フィラデルフィア・スポーツアリーナでのWWWFの興行でアメリカ初の異種格闘技戦が開催されています。

猪木は全米プロ空手のランバージャック・ジョニー・リーに3ラウンド1分19秒バックドロップでKO勝ち。

坂口はザ・モンスターマンに4ラウンド35秒KO負け。S小林はアレン・コージを12分58秒、カナディアン・バックブリーカーで破っています。

6月7日、福岡スポーツセンターでは坂口に勝ったモンスターマンが猪木と再戦しましたが7ラウンド1分58秒、グラウンドコブラツイストで猪木の勝利。

坂口はランバージャックと対戦、3ラウンド2分、フライング・ニードロップでKO勝ち。

猪木は11月にローラン・ボックの招きで西ドイツに遠征。殆ど休みなしの過酷な日程で20試合を行い12勝1敗7分の戦績を残しました。

1敗は11月26日シュツットガルト・ギルスベルクホールでのボック戦による判定負け。

帰国後猪木はすぐさま、「プレ日本選手権」に決勝トーナメントから参戦し12月16日蔵前国技館でヒロ・マツダを23分6秒卍固めで破り優勝。

シリーズ終了後はニューヨークに遠征。12月18日(現地時間)MSGのリングでWWWFよりこれまでの一連の異種格闘技戦での功績を称えられて格闘技世界ヘビー級の初代王者に認定され、ビンス・マクマホン・シニアよりベルトが贈呈されました。

この日のテキサス・レッド(レッド・バスチェン)との試合は当初はNWFヘビー級の防衛戦と発表されていましたがお披露目も兼ねて同王座の初防衛戦に変更され、16分27秒、ダブルアーム・スープレックスからの体固めでこれに勝利しています。

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