87年全日本プロレス「創立満15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」第16戦は、九州地区からの1日の移動日を挟んで関東に戻り、12月8日は前橋・群馬県スポーツセンター(観衆4,100人超満員発表)大会。群馬県邑楽郡出身の谷津嘉章の準地元凱旋興行となりました。
メインイベントは公式戦、ジャンボ鶴田&谷津組の五輪コンビがドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組ザ・ファンクスと対戦。これまでの歴年のリーグ戦における鶴田とファンクスの対戦は「師弟対決」にあたり、馬場(78〜82年)、天龍(83〜86年)とどちらかというと「身内の馴れ合い試合」的な色合いが強く、これはドリーのパートナーが馬場になった83、85年大会も試合そのもののカラーは変わらず。
決着が着いたのは80年12月11日蔵前国技館での公式戦、馬場&鶴田組vsファンクスの公式戦だけで、43分50秒、鶴田がテリーにリングアウト勝ちし優勝した試合でした。それ以外は時間切れ引き分けばかり(78〜83年は45分、84年以降は30分)。しかし、4人の中に新日本プロレス育ちの谷津が入ったことで、違う展開が予想されました。
終盤、鶴田がドリーに卍固めを決めましたが、ドリーはロープに逃げてもつれて両者場外に転落。場外乱闘から先にリングへ戻ろうとエプロンに上がった鶴田に、リングに残っていたテリーがラリアットを決め場外に吹っ飛ばし、その間にリングへドリーが生還。28分8秒、ドリーが鶴田にリングアウト勝ち。体力的には下り坂のファンクスでしたが勝負どころを見極める勘は鋭く貴重な2点追加、11戦7勝1敗3両リン、失点8で優勝の可能性が残る14点で公式戦全日程終了。
五輪コンビは後1分52秒で時間切れに持ち込めたところでしたが、先頭を走っていたものの勝てる相手に2試合連続の無得点試合という失態で、10戦6勝2敗1時間切れ引き分け1両リン、失点7の13点と不変で、シリーズ最終戦、12月11日、日本武道館での難敵ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組戦を残すのみとなりました。
セミファイナルはスペシャルタッグマッチ30分1本勝負天龍源一郎&阿修羅・原組の龍原砲とブロディ&スヌーカ組は15分31秒、両チームリングアウトの引き分け。地方で手を抜かない天龍革命、公式戦でもない試合で強豪外国人チーム相手に15分引っ張ってみせました。
公式戦、スタン・ハンセン&テリー・ゴディ組とトム・ジンク&ザ・ターミネーター組の一戦。ゴディがショルダースルーにきたターミネーターを持ち上げてのパワーボム。8分58秒、ゴディがターミネーターをエビ固めに決めフォール勝ち。ハンセン&ゴディ組は9戦6勝3両リン、失点6の12点。ジンク&ターミネーター組は9戦1勝8敗、失点16の2点。
通常のタッグマッチ30分1本勝負、ジャイアント馬場&輪島大士組vsマーク&クリスのヤングブラッド兄弟は輪島が12分43秒、クリスを2段式ネックブリーカードロップから体固め。
公式戦、アブドーラ・ザ・ブッチャー&TNT組とタイガーマスク&仲野信市組は6分33秒、ブッチャーが仲野をロープへ振ってからのカウンターキックでダウンさせ、ジャンピング・エルボードロップからの体固めでフォール勝ち。ブッチャー&TNT組は9戦5勝4敗、失点8の10点、タイガーマスク&仲野組は10戦3勝7敗、失点14の6点。
公式戦、ザ・グレート・カブキ&ジョン・テンタ組とラッシャー木村&鶴見五郎組の国際血盟軍は11分58秒、テンタが鶴見をパワースラムからフライング・ボディプレスで体固めに降し、カブキ&テンタ組は嬉しい2勝目、9戦2勝7敗、失点14で4点。R木村&鶴見組は10戦1勝9敗、失点18の2点と元気がありません。
マイティ井上と渕正信のシングルマッチは10分41秒、逆さ押さえ込みで現世界ジュニア・ヘビー級王者の渕が元NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王者のM井上をクイックながら3カウント奪っての勝利。
全日本プロレス本隊対天龍同盟、大熊元司&永源遙組vsサムソン冬木&川田利明組は11分19秒、川田が永源を首固め。
高木功と寺西勇のシングルマッチは9分59秒、両者リングアウトの引き分け。関西、九州巡業には出てなかった百田光雄がこの日から合流、小川良成と対戦して9分16秒、回転エビ固めで勝利を収めました。百田の代わりに栗栖正伸が試合が組まれていません。
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