87年全日本プロレス「創立満15周年記念世界最強タッグ決定リーグ戦」第9戦は1日の移動日を挟んで11月30日は馬場のお膝元、新潟市体育館(観衆3,100人満員発表)大会。さすがに御大の地元、新潟とあって満員の観客が集まりました。
メインイベントは公式戦、全日本プロレス出戻り組同士の対戦、ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組とアブドーラ・ザ・ブッチャー&TNT組の対戦。
ブロディとブッチャーは81年4月10日広島県立体育館での第9回チャンピオン・カーニバル公式戦で対戦し4分29秒に両者リングアウトの無得点試合でした。日本ではそれ以来の対戦となりますが、新日本プロレスに移ってからもプエルトリコでは対戦していました。
ブロディとブッチャーが場外乱闘を繰り広げている間に、スヌーカがTNTへコーナーポスト最上段からのスーパーフライ(ダイビング・ボディプレス)を決め、11分43秒、スヌーカがTNTを体固めフォール。ブロディ&スヌーカ組は5戦3勝2両リン、失点4の6点、ブッチャー&TNT組は6戦4勝2敗、失点4の8点です。
ジャイアント馬場はタイトル戦線から外れたことで真ん中位の試合に出ることが多くなっていましたが、地元新潟とあってセミファイナルの公式戦に登場、輪島大士組と組んでトム・ジンク&ザ・ターミネーター組と対戦。
輪島はコーナーの馬場へターミネーターを振り、待ち受けていた馬場がカウンターの16文キック。さらに輪島が2段式ネックブリーカードロップを決め8分24秒、輪島がターミネーターを片エビ固めで撃破。馬場&輪島組は5戦4勝1時間切れ引き分け、失点1の9点。輪島の長所を馬場が上手く引き出してこの時点で単独首位。ジンク&ターミネーター組は4戦4敗、失点8の0点です。
ジャンボ鶴田は谷津嘉章と組んで通常のタッグマッチ(30分1本勝負)でドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンク組のザ・ファンクスと対戦し17分33秒、両チームリングアウトの引き分け。
公式戦、スタン・ハンセン&テリー・ゴディ組とタイガーマスク&仲野信市組の一戦。前々日の11月28日、岩見沢大会では通常のタッグマッチで両チームが対戦、仲野がハンセンのウェスタン・ラリアットの餌食となってしまいましたが…。
ハンセンは仲野のドロップキックをかわし、ウェスタン・ラリアットを決め8分8秒、ハンセンが体固めで仲野を倒しました。仲野は連日、ハンセンの首折り弾の前に轟沈。ハンセン&ゴディ組は4戦3勝1両リン、失点2の6点、タイガーマスク&仲野組は6戦1勝5敗、失点10の2点となりました。
通常のタッグマッチ、天龍源一郎&阿修羅・原組の龍原砲vsザ・グレート・カブキ&ジョン・テンタ組は、13分14秒、原はテンタがボディスラムにきたところを腕と足を絡めて離さずに変型十字固めでフォール。原が体固めテンタを撃破。十字固めだと通常は「エビ固め」になるかと思われますが、公式発表では「体固め」でした。
公式戦、ラッシャー木村&鶴見五郎組の国際血盟軍とマーク&クリスのヤングブラッド兄弟の対戦、マークがワフー・マクダニエルばりのトマホーク・チョップで鶴見を攻撃、すると鶴見が隠し持っていたチェーンを取り出し攻撃を加え、レフェリーの制止を無視して攻撃を続け9分5秒、マークが鶴見に反則勝ち。ヤングブラッド兄弟は反則ながら初白星を挙げて6戦1勝5敗、失点10の2点。R木村&鶴見組は6戦6敗、失点12の0点で、勝てる試合もわざと反則負けを選択している感じでした。
全日本プロレス本隊対天龍同盟、寺西勇&高木功組vsサムソン冬木&川田利明組は20分時間切れ引き分け、5分間の延長戦も時間切れ。
マイティ井上と永源遙のシングルマッチは7分43秒、回転エビ固めでM井上の勝ちとなり、渕正信と小川良成のシングルマッチは6分26秒、ドリルアホール・パイルドライバーからの体固めで渕が完勝しています。90年代には渕と小川は共に世界ジュニア・ヘビー級王者として全日ジュニアの顔として長期安定政権を築き上げることになりますが、この時はまだ実力にかなり開きがありました。
ログインしてコメントを確認・投稿する