87年全日本プロレス「創立満15周年記念ジャイアント・シリーズ」特別参加外国人のプロフィールです。
シリーズ前半戦(10月2日大田区体育館〜13日青森市民体育館)特別参加のニキタ・コロフは前86年10〜11月の「創立15周年記念ジャイアント・シリーズ」以来1年ぶりの来日。本名スコット・シンプソン、59年ミネソタ州出身の当時28歳。
86年1月、10月にクラッシャー・クルスチェフ(バリー・ダーソウ)とのザ・ロシアンズでいずれも前半戦特別参加。タイトル戦線には絡みませんでしたが抜群の強さを発揮してノーフォール負けで帰国。また、86年10月9日には岡山武道館で長州力のPWFヘビー級王座に挑戦し反則負けで王座奪取成らず。
87年に入りクルスチェフがNWAジム・クロケットプロを離れWWFと契約、マスクド・スーパースター(ビル・イーディ)がアックス、クルスチェフがスマッシュという「ザ・デモリッション」を結成しロシアンズは解散しました。
ニキタはベビーフェイスに転向、NWA世界ヘビー級王者(当時)リック・フレアーへのトップコンテンダーとして活躍した他、ダスティ・ローデスとのタッグで全日本プロレスから馬場&高木功組が参戦した「第2回タッグ五輪」ジム・クロケット・シニアメモリアルカップ・レスリング・トーナメントに出場し、決勝でタリー・ブランチャード&レックス・ルガー組を破って優勝するなどベビーフェイスとしての実績も十分です。
今回は初の単独来日、タイトルマッチは組まれていませんが、アメリカでのポジションを勘案すれば鶴田のインターナショナル・ヘビー級王座、天龍のUNヘビー級王座に挑戦してもおかしくない実力者で、勿体ない使い方だとおもわれます。
シリーズ後半戦(10月19日、大分県立荷揚町体育館〜31日後楽園ホール)特別参加がインターナショナル・タッグ王者チーム、アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズ(マネージャー、ポール・エラリング)。5〜6月の「創立15周年記念スーパー・パワー・シリーズ」後半戦特別参加以来4か月ぶりこの年3度目の来日。
前回は6月9日日本武道館で鶴田&輪島大士組の挑戦を受け、リングアウト勝ちで王座を防衛。今回、鶴田&輪島組は前回挑戦して王座奪取に失敗しており、鶴田はパートナーを変えて挑戦してくる可能性大。また、先シリーズでPWF世界タッグ王者チームとなった天龍&阿修羅・原組の龍原砲との対戦は実現するか?
日本側は6月の「創立15周年記念スーパー・パワー・シリーズ」終了後に母国であるカナダヘ短期間の修行に出ていたジョン・テンタが参戦。
シリーズ中のビッグマッチ、タイトルマッチは序盤戦の10月6日日本武道館では鶴田vs天龍の「鶴龍対決第二章」が実現(ノンタイトル戦)。8月31日、同所での対戦は鶴田がリングアウト負けを喫し天龍が先勝。果たして鶴田が内に秘めたる怪物性を「覚醒」させてリベンジ成るか、天龍が勢いで連勝するか。
10月16日大阪府立体育会館では天龍&原組の龍原砲の持つPWF世界タッグ王座に鶴田&輪島組が挑戦。天龍革命の本筋である「怒らせたい、本気にさせたい」ターゲットが鶴田と輪島だけに龍原砲はガンガン仕掛けて来ることは確実。勝敗とは別のところで激しいぶつかり合いが期待出来ます。
また10月24日、兵庫県姫路市厚生会館では先シリーズ、全日本プロレス本隊に反旗を翻し天龍同盟として行動を共にしていくことを誓ったサムソン冬木と川田利明がタッグを組み、石川敬士&マイティ井上組のアジア・タッグ王座に挑戦。天龍同盟に2つ目のベルトをもたらすことが出来るか。
ロード・ウォリアーズの持つインターナショナル・タッグ選手権試合は10月30日、千葉公園体育館で開催が決定(挑戦者チーム未定)。全日本プロレス本隊から挑戦か、龍原砲とのPWF世界タッグ王座を賭けたダブルタイトルマッチ実現なるか、ウォリアーズの防衛戦は今シリーズ1度だけであり、ベルトが海外流失したまま越年するかどうかも注目です。
シリーズ最終戦10月31日後楽園ホールでは渕正信の世界ジュニア・ヘビー級王座にジャパンプロレスの仲野信市が挑戦。仲野はシングルタイトル初挑戦。
新日本プロレスとの興行戦争ですが、新日本プロレスは10月4日に巌流島で猪木vsマサ齋藤の無観客試合を行った翌日の5日、後楽園ホールで「闘魂シリーズ」が開幕。最終戦は10月25日両国国技館。
全日本プロレスは序盤戦の10月6日に日本武道館でビッグマッチを開催し閉幕が10月31日、後楽園ホールと逆パターンになりますが、東京以外の大会場でのニアミスバッティングはなく、10月首都圏での勝負となります。
また来日中止になったリック・フレアーの代打参戦の外国人がシリーズ開幕前まで決まっておらず、果たして誰か「大物」がやって来るのでありましょうか!?
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