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2026年04月09日07:13

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【特別編】マイティ井上さん追悼(244)

87年全日本プロレス「創立15周年記念サマー・アクション・シリーズ2」最終戦、9月17日新潟県小出郷体育館(観衆2,300人満員発表)大会。

メインイベントは天龍源一郎&阿修羅・原組にスタン・ハンセン&ディック・スレーター組が挑戦したPWF世界タッグ選手権試合。10分16秒、原とスレーターが両者リングアウトの引き分けとなり天龍&原組の龍原砲が2度目のタイトル防衛に成功しています。

交通事故の後遺症に苦しみ、ピークを過ぎてしまった感のあったスレーターでしたが、やはり手強いことは変わらず、ハンセンは今シリーズ、オースチン・アイドル(負傷の為途中帰国)、初来日のジョー・ディートン、スレーターとパートナーを変えて龍原砲とPWF世界タッグ王座を賭けて対戦しましたが、互角に闘ったのはスレーターだけでした。

ジャンボ鶴田はセミファイナルに出場、輪島大士と組んでニック・ボックウィンクル&ネルソン・ロイヤル組と対戦、8分55秒、輪島が2段式ネックブリーカードロップ(ラリアットを放ってからそのまま相手を離さず、両腕で頭部に揺さぶりをかけてマットに叩きつける)からの体固めでロイヤルを降しました。鶴田とニックはこれが最後の対戦となっています。
    
セミファイナルに勝利した鶴田&輪島組は次期シリーズで龍原砲の持つPWF世界タッグ王座に挑戦を表明しています。

ジャパンプロレスの谷津&仲野信市組はディートン&ジーン・リージョン組の今シリーズ初来日コンビと対戦。9分41秒、谷津が監獄固めでリージョンをギブアップさせました。インディーズ団体を渡り歩き、NWAクロケットプロと契約したディートンは馬場に気に入られ、90年代まで全日本プロレスのレギュラーとして活躍しますが、試合経験の少なさが露呈したリージョンは来日はこの時限りでした。

全日本対国際血盟軍、タイガーマスク&石川敬士組とラッシャー木村& 鶴見五郎組は11分1秒、タイガーマスクがダイビング・ボディアタックから鶴見を体固め。全日本対ジャパン、ザ・グレート・カブキと永源遙のシングルマッチは8分13秒、首固めでカブキの勝利。

9月15日、後楽園ホールで天龍同盟として合体を果たしたサムソン冬木と川田利明が2人だけでタッグを結成、渕正信&ハル薗田組と対戦、12分1秒、川田が逆さ押さえ込みで大先輩の薗田からフォール勝ち。
    
全日本対ジャパン、国際プロレス時代の黄金カード、マイティ井上と寺西勇のシングルマッチは10分39秒、両者リングアウトの引き分け。大熊元司と高木功のシングルマッチは6分27秒、急所攻撃による大熊の反則負けが取られました。

第1試合の全日本対ジャパン、小川良成と栗栖正伸のシングルマッチは12分16秒、首固めで栗栖が勝っています。

今シリーズ中盤戦に特別参加予定でスケジュールの都合で来日をキャンセルしたNWA世界ヘビー級王者、リック・フレアーは9月25日、ミシガン州デトロイト・ジョールイス・アリーナでロニー・ガービンに39分28秒、変型バックドロップホールドによるエビ固めでフォール負けし王座から転落。ガービンが第69代王者となリました。日本では71年に1度だけ日本プロレスに来日したガービンでしたが中堅レスラーのイメージが強く、このベルト移動劇は意外でした。

フレアーは、今シリーズキャンセルの代替案として、次期「創立満15周年記念ジャイアント・シリーズ」序盤戦に参加が予定されていただけに馬場にとっては手痛い王座転落となりました。

一方で、長州力達の長州軍団が新日本プロレスにUターンした見返りに、全日本プロレスから新日本プロレスに移籍、個々の事情から新日本プロレスのリングに参戦しなくなっていたブルーザー・ブロディ、アブドーラ・ザ・ブッチャー、ジミー・スヌーカの3選手が馬場の「恩赦」により全日本プロレスへ復帰する旨の報道が為され、全日本プロレスを古くから応援していたファンには嬉しいニュースが届きました。

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