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87年全日本プロレス「創立15周年記念サマー・アクション・シリーズ」参加外国人選手プロフィールの続きです。
3人の初来日外国人レスラー、ティージョー・カーンは60年ミネソタ州ミネアポリス出身の27歳、ザ・ロード・ウォリアーズをスカウトしコーチしたエディ・シャーキーのコーチを受けて85年にプロレス入り。
髪をモヒカン刈りにしたモンゴリアン・ギミックのマッチョマンタイプのレスラーで、来日前はNWAジム・クロケットプロで試合をしており、馬場&高木功組が出場した4月10、11日にメリーランド州ボルチモア・アリーナで行われた「第2回タッグ五輪」ジム・クロケット・シニア・メモリアルカップ・レスリング・トーナメントに出場、シャスカ・ワトレーとコンビを組み、1回戦でジミー・バリアント&レーザートロン(ヘクター・ゲレロ)を破りましたが、2回戦でウォリアーズに敗れました。
ファイトスタイルはシャーキーのコーチを受けているだけにウォリアーズと同じような前に出る瞬発力のあるラフファイターです。
コルト・スティールは64年ノースカロライナ州シャーロッテ出身の23歳の新鋭。地元ノースカロライナにあったネルソン・ロイヤルのジムに入門、日本から修行に来ていた輪島大士のスパーリング・パートナーを務めました。ロイヤルのブッキングで初来日。
ただしプロレスラーとしての実績は未知数であり、輪島の稽古相手となったことのバーターで呼んでもらった可能性が高く、手の内を知っている輪島要員としての初来日となりました。
初来日3人目はデニー・ブラウン(デニス・ブラウン表記の文献もあり)。62年ハワイ出身の25歳、ダスティ・ローデスに弟子入りし82年にフロリダでデビュー。その後ノースカロライナ地区に転戦し、84年にマイク・デービス(83年に全日本プロレス、84年に新日本プロレスに来日)からNWA世界ジュニアヘビー級選手権を獲得、86年2月14日にはフロリダでアメリカ修行中のホワイト・ニンジャこと武藤敬司の挑戦も受けています(ブラウンの反則勝ち)。
アメリカでの実績を勘案すれば渕正信の世界ジュニア・ヘビー級王座に挑戦してもおかしくない選手ですが今回はタイトル挑戦の機会はなし。
また、日本勢は先シリーズより天龍革命が始動、天龍&阿修羅・原の龍原砲が2シリーズ目、フル参戦で全日本プロレス本体にどのような爪痕を残すか?
スーパー・ストロング・マシンの全日本プロレス離脱、新日本プロレスへのUターンにより空位(パートナーは原)となっていたアジア・タッグ王座決定リーグ戦が開催されます。
全日本プロレス代表は元王者の石川敬士&マイティ井上組、ジャパンプロレス代表が寺西勇&栗栖正伸組、そして国際血盟軍代表として鶴見五郎のパートナーとして1年4か月前の86年3月に人員過剰から全日本をリリースされた剛竜馬が登場。(出場試合限定)3チームによる総当たりリーグ戦で2勝したチームが新王者となります。
シリーズのタイトルマッチ、及びビッグマッチは開幕戦の7月3日、後楽園ホールからいきなりPWF世界タッグ選手権試合が実現、スタン・ハンセン&テッド・デビアス組に鶴田&タイガーマスク組が挑戦。
後楽園の結果如何に関わらず、7月11日鳥取県米子市産業体育館で同一カードによるリターンマッチが行われます。
7月17日神奈川県相模原市立総合体育館では米子大会終了時点でのPWF世界タッグ王者チームにジャパンプロレス代表チームの谷津嘉章&仲野信市組が挑戦。仲野は世界ベルトへ初チャレンジの大抜擢。
7月19日後楽園ホールではハンセンのPWFヘビー級王座にジャパンの総帥谷津が挑戦、谷津が悲願のベルトを巻くか、ハンセンに返り討ちに遭うか!またタイガーマスク猛虎七番勝負第6戦として難敵デビアスが立ち塞がります。
シリーズ後半は北海道サーキット、7月22日札幌中島体育センターでは鶴田のインターナショナル・ヘビー級王座に前王者ハンセンが挑戦。前86年10月21日、両国国技館で鶴田の首固めに丸め込まれて負けた借りを返さなくてはなりません。またアジア・タッグ王座決定リーグ戦は石川&M井上組と鶴見&剛組が対戦。
7月23日旭川市総合体育館常盤分館では、17日相模原大会終了時点でのPWF世界タッグ王者チームに天龍&原の龍原砲が挑戦。試合の結果もさることながら、龍原砲がハンセンを本気で怒らせることが出来るか。アジア・タッグ王座決定リーグ戦は寺西&栗栖組と鶴見&剛組が対戦。
このシリーズは東京の大会場での興行はなく、シリーズ最終戦は7月30日東京・東村山市民スポーツセンター。ここではアジア・タッグ王座決定リーグ戦、石川&M井上組vs寺西&栗栖組が組まれました。
新日本プロレスとの興行戦争ですが「ナウリーダーvsニューリーダー」の図式を打ち出した新日本は一足早く6月29日、後楽園ホールから「サマー・ビッグ・ファイト・シリーズ」を開幕させます。他に後楽園ホールは新日本が7月18日全日本が翌19日と大会場での興行ニアミスバッティングはなく、新日本プロレスはシリーズ最終戦に8月2日両国国技館大会を開催。
また、シリーズ終了後の8月19&20日の両日、日本人選手のみの興行「サマーナイトフィーバーIN国技館」を開催。全日本とは日本人選手層が再逆転した新日本は世代抗争で攻勢に出ました。
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