日本での活動を終えて数カ月。
すっかり大人の女性になった彼女はフリステスにいた。
ただし、「イギリスのではない」。
姉妹校になる予定のウィーン校が翌年春から開校予定となっている。
祷姫奈はそこの最初の理事長になる予定である。
今は春。約1年後の開校とあって、最終工事が進められている。といっても建物自体はもう完成しており、あとは寮の家具、水回りや電気などの最終工事だけだが。
祷姫奈、28歳の春であった。
祷姫奈「う〜ん・・・・桜がないのが残念だなぁ」
その呟きに一緒に学校を見上げていたリリアンナ、愛乃亜は苦笑。
リリアンナ「では桜の樹でも植えますか?」
愛乃亜「律音さん、どうにしてもいいっていってましたよね」
祷姫奈は「う〜ん」と考え、「やっぱりいいか」と止めておくことにした。桜は日本にあるからこそいいと言いつつ。
2人も運営に携わる訳ではない。2人は工事中の建物を見に来ただけである。
リリアンナも愛乃亜も結婚し、もう母親である。リリアンナは将人と結婚したが、愛乃亜は「HYPER NOVA時代から追いかけてくれたファン」・・・・つまり一般人の男性と結婚した。結婚が決まっていないのは祷姫奈だけである。
リリアンナ「祷姫奈、わたくしたちはもう結婚し、腰を据えましたが、貴女はどうなのです?まだ独身でしょう?」
愛乃亜「リリアンナ、祷姫奈クラスとなると、なかなかみつからないものですよ」
リリアンナ「それもそうですわね」
祷姫奈「う〜ん・・・・一応候補はいるんだけどぉ」
その言葉に2人が食いついた。
リリアンナ「どこのだれですか!?いつの間にそんな方が!?」
愛乃亜「どこのだれなのですかそれは?」
それについては「な〜いしょ♪」と言ってはぐらかした。
小学生の時にすこし好きだった将人ではなく、ちゃんとフリステスで出会った人である。祷姫奈が偉大過ぎた為に誰にも隠していたが、ちゃんと交際している。アリアの娘たる彼女の血筋が彼女だけでおわってはいけないのだ。
ちなみに、リリアンナと愛乃亜とは面識はない。フリステスに通ってはいないし、それに、その男性は日本人だが、会わせた事もない。
リリアンナ「だ れ で す の !!」
祷姫奈「教えな〜い☆」
愛乃亜「あ、おしえてくださいよぉ〜〜」
照れながら走り去る祷姫奈を追う2人。
いつかは紹介しよう。夢の続きを継ぐ少女の為に----------------------
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