全日本プロレス87年「創立15周年記念チャンピオン・カーニバル」最終戦、4月24日、横浜文化体育館(テレビ収録、観衆4,100人発表)大会。平日金曜日開催の横浜文体で、生観戦するには厳しい環境でしたが、私は何とか後半戦には間に合わせることが出来ました。
この日はダブル・メインイベントとして開催され、ダブル・メイン第2試合は前日の新潟市体育館の再戦となるPWFヘビー級王座決定戦、スタン・ハンセンと輪島大士の2戦目が行われました。
ハンセンと輪島が共に同時に出したラリアットが相打ちとなり両者ダウン、しかし先に起きたハンセンが立ち上がりざまに輪島を強引に首固めに丸め込み12分38秒、フォール勝ち。ハンセンが3度目となる同タイトル獲得、第12代王者となりました。フィニッシュが丸め込みなのは、ハンセンが「輪島は全日本プロレスの大事な商品である」という認識を持っていたからに他ありません。
ダブル・メインイベント第1試合はジャンボ鶴田に、長州力の離脱でジャパンプロレスの大将となった谷津嘉章が挑戦したインターナショナル・ヘビー級選手権試合。
谷津はこの試合で新日本プロレスに行ってしまったマサ齋藤の得意技、監獄固めを初披露。両者流血の激しい試合展開となり、レフェリーの制止も聞かずに殴り合いを続け、両者共にレフェリーを突き飛ばし、23分、ノーコンテストの裁定となり、鶴田が2度目のタイトル防衛に成功しています。ノーコンテストは試合そのものが無効という意味ですから、本来はノーカウントのはずですが、この時は防衛記録に加算されています。
セミ前に組まれたのは天龍源一郎&ザ・グレート・カブキ組とテッド・デビアス&ピート・ロバーツ組。8分14秒、天龍がコーナーポスト最上段からの背面飛び式ダイビング・エルボードロップからの片エビ固めでロバーツを撃破。天龍&カブキ組が勝っています。
全日本対国際血盟軍、ジャイアント馬場&ドリー・ファンク・ジュニア&タイガーマスク組とラッシャー木村&阿修羅・原&鶴見五郎組の6人タッグマッチは13分55秒、場外へのプランチャによりタイガーマスクが鶴見にリングアウト勝ちし、全日本軍に凱歌が上がっていますが、
試合後、R木村がマイクを持つと「馬場!今日はなぁお前に勝とうと思って、焼肉を15人前食って来たけど失敗したよ、今度はなぁ、20人前食って来てやるからなら!」とマイクパフォーマンス。87年に入ったあたりからR木村は徐々にマイクに磨きがかかっていくことになります。
寺西勇&仲野信市組とトミー・リッチ&ジェリー・オーツ組は9分36秒、仲野がオーツからフィッシャーマンズ・スープレックスホールド網打ち式原爆固めでフォール勝ちを収めました。長州達がいた時なら仲野はオーツに短時間で負けていたと思われ、離脱騒動の中で残留を決め、ポジションが上がりました。
全日本対ジャパン、石川敬士&高木功組vs永源遥& 栗栖正伸組は12分49秒、石川がサソリ固めで栗栖をギブアップさせました。
第1〜3試合は全日本同士のシングルマッチ、マイティ井上と大熊元司の対戦は10分22秒、両者リングアウトの引き分け。渕正信とハル薗田の全日本入門一期生「若手三羽烏(もう一人は大仁田厚)」対決は16分23秒、回転エビ固めで渕が勝利。
第1試合は川田利明と小川良成のシングルマッチは11分38秒、ミサイルキックからの体固めで川田が勝ちました。前に高木功デビューのところで全日本プロレスの「キャリア組飛び級」の件を書きましたが、練習生からデビューしたノンキャリアの入門組では小川のすぐ上の先輩が川田にあたります。
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