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2026年03月02日07:13

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【特別編】マイティ井上さん追悼(206)

全日本プロレス87年「創立15周年記念チャンピオン・カーニバル」4月17日鹿児島県立体育館(テレビ収録、観衆3,100人発表)大会。

メインイベントは長州力が離脱により剥奪されたPWFヘビー級王座決定戦、第8、10代王者スタン・ハンセンとドリー・ファンク・ジュニアが対戦。ドリーが同王座に絡むのは、74年1月30日、日大講堂で初代王者、馬場に挑戦し1−1から両者リングアウトで引き分け(5分間の延長戦を行うも時間切れ)て以来13年3か月ぶり。

奇しくも、第2代と第4代のPWF会長同士の試合となりました。ハンセンがドリーへウェスタン・ラリアットを決めたものの、ドリーが巧みにポジションをずらし、ロープに近いところでヒット、そのまま両者場外に転落、ダウンしリングへ戻れず15分38秒両者リングアウトのドロー裁定。引き分けの為、王座は空位のまま。

試合後ドリーは王座決定戦の権利を輪島大士に譲ると表明、PWF本部もこれを認めた為、4月23日&新潟市体育館と4月24日横浜文化体育館でのハンセンvs輪島のPWFヘビー級王座争奪2連戦が決定しました。

ジャンボ鶴田はセミファイナルに出場、石川敬士と組んでジャパンプロレスの谷津嘉章&仲野信市組と対戦、12分13秒、鶴田が首固めで仲野を破りました。
 
セミ前に組まれたのは天龍源一郎&輪島組とテッド・デビアス& ジェリー・オーツ組の一戦。12分50秒、輪島が2段式ネックブリーカードロップ(ラリアットを放ってからそのまま離さずに相手の頭部を揺さぶってマットに叩きつける)からオーツを体固め。これは自分の試合後の出来事ですが、ドリーからPWFヘビー級王座決定戦出場の権利を譲られたことで、輪島は先シリーズの長州の代打でのNWA世界ヘビー級王者、リック・フレアーへの挑戦に続き、2シリーズ連続でビッグタイトルへの挑戦権を手にしました。

アメリカ遠征から帰国したジャイアント馬場と高木功がこの日より戦列復帰、馬場はタイガーマスク&ザ・グレート・カブキと組んでラッシャー木村&阿修羅・原&& 鶴見五郎組の国際血盟軍と6人タッグマッチで対戦。12分5秒、タイガーマスクが鶴見をフライング・ボディアタックからの体固めでフォール勝ち。馬場&タイガーマスク&カブキ組に軍配が上がっています。  
   
トミー・リッチは大熊元司とシングルマッチで対戦し7分50秒、フライング・ボディシザース・ドロップ(空中胴絞め落とし)からの体固めで快勝。寺西勇vsピート・ロバーツのマニア好みの「日英マットの魔術師」対決は11分49秒両者リングアウトの引き分け。じっくりと技の攻防を見たかったカードです。

アメリカで師匠・馬場と組んで「第2回タッグ五輪」ジム・クロケット・シニア・メモリアルカップ・レスリングトーナメントに参加。惜しくも準決勝でタリー・ブランチャード&レックス・ルガー組に敗れた高木が凱旋帰国マッチを行っています。渕正信と組んでハル薗田&川田利明組と対戦。

薗田が高木をボディスラムに持ち上げたところへ、渕が高木の背中にドロップキック、そのまま押し潰した形で15分2秒、高木が薗田を体固め。渕のアシストはありましたが3月31日、富山県魚津市総合体育館でのデビュー戦で苦杯を喫したコーチの薗田からフォール勝ちを収めました。角界であれば「早すぎる恩返し」です。

第1、2試合は全日本対ジャパン、マイティ井上と永源遙のシングルマッチは7分、回転エビ固めでM井上のフォール勝ち。1月30日、岩手県花巻市民体育館での笹崎伸司戦で右肘を脱臼して欠場、4月13日、松山・愛媛県民館で復帰した(百田光雄に逆さ押さえ込みで負け)小川良成が第1試合でベテラン栗栖正伸と対戦、8分23秒、ラクダ固め(キャメルクラッチ)でギブアップ負けしています。

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