「第2回タッグ五輪」2日目、ジム・クロケット・シニア・メモリアルカップ・レスリング・トーナメント2日目、87年4月11日(現地時間)メリーランド州ボルチモア・アリーナ(観衆18,000人発表)大会。
前日は24チームによる1、2回戦が行われ、ベスト8が決定、2日目は準々決勝、準決勝、決勝戦が行われました。
タッグ・トーナメント準々決勝第1試合(準決勝まで試合時間は30分1本勝負、引き分けの場合は両チーム失格)第1シード、リック・ルード&レイジング・ブル組と第2シード、ダスティ・ローデス&ニキタ・コロフ組は6分48秒、ローデスがブルを体固めに決め、順当勝ちでローデス&ニキタ組が準決勝に駒を進めました。
準々決勝第2試合は注目の一戦、第3シード、アニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズとホビー・イートン&デニス・コンドリー組のミッドナイト・エキスプレスの対戦は13分20秒、ホークがレフェリーに暴行を働き、ウォリアーズ不覚の反則負けで2連覇が消えました。ミッドナイトの準決勝進出が決定。
準々決勝第3試合、ジャイアント馬場&高木功組とリック・モートン&ロバート・ギブソン組のロックンロール・エキスプレスの一戦はモートンの負傷によりロックンロールが棄権、馬場&高木組の不戦勝となりました。
結果的にロックンロールは1回戦シード、2回戦不戦勝、準々決勝不戦敗で、1試合も出ないままトーナメントを終える珍事となっています。ロックンロールの2人はこの時点ではまだ未来日でしたが、翌88年5月に全日本プロレスに初来日、90年代にはFMWにも参戦しています。馬場&高木組は準決勝進出。
準々決勝最終第4試合、タリー・ブランチャード&レックス・ルガー組とボブ&ブラッドのアームストロング親子の対戦。唯一、1回戦から上がってきたアームストロング親子でしたが、タッグとは言え39年10月生まれ、47歳の父ボブは、若いトップレスラー相手の2日間に3試合はさすがに堪えたか、8分12秒、体固めでブランチャードにフォール負け。しかし、ステロイド等の薬物で短命で亡くなっているレスラーが多い中、2020年8月に80歳でこの世を去りました。昔のレスラーは長生きだと思います。
準決勝第1試合、Dローデス&ニキタ組vsイートン&コンドリー組のミッドナイトが激突。9分8秒、ニキタがイートンを体固めに押さえ、ローデス&ニキタが曲者ミッドナイトを押さえて決勝戦進出を決めました。
準決勝第2試合は馬場&高木功組とTブランチャード&ルガー組、馬場とルガーの初対決がアメリカで実現していました。新人らしくパワーで果敢に攻めていった高木でしたが、ルガーは高木のタックルをかわしコーナーへ激突させるとアトミックドロップ、やや形が崩れましたが、すかさずエルボードロップを決め12分36秒、ルガーが高木を体固めでフォール。馬場&高木組はクジ運の良さもありましたが準決勝敗退で、高木がデビューしたばかりということを考慮しても健闘したと言えます。
これにより決勝戦の組み合わせはDローデス&ニキタ組とTブランチャード&ルガー組と決まりました。
決勝戦の前にNWA世界ヘビー級選手権試合が組まれ、王者 リック・フレアーにバリー・ウィンダムが挑戦、フレアーもウォリアーズ同様、3月に全日本プロレスに来日したばかり、谷津嘉章、鶴田、輪島大士を相手に3連続防衛に成功しました。Bウィンダムは前日のトーナメント1回戦に出ていたマイク・ロトンドとのUSエキスプレスで前86年1月に全日本プロレスに初来日。試合はフレアーが42分14秒エビ固めで勝ち、激闘を制してタイトル防衛に成功しています。
メインイベントはタッグ・トーナメント決勝戦(決勝のみ60分1本勝負)Dローデス&ニキタ組vsTブランチャード&ルガー組。22分53秒体固めでDローデスがルガーを破り、Dローデス&ニキタ組が優勝。ジム・クロケット・シニア・メモリアルカップと賞金100万ドルを獲得しています。
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