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2026年01月19日07:16

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週プロ流智美あの日あの時予想2025年総括(13)

第384戦、4月2日発売号●【予想】2団体の「春の祭典」が同日開幕、新日本プロレス第3回ワールド・リーグ戦(76年川崎市体育館)&全日本プロレス第4回チャンピオン・カーニバル(76年後楽園ホール)【正解】猪木が旗揚げ後、初めてメインから降りてセミに登場、坂口征二&山本小鉄組vsジャン・ウィルキンス&ジョセフ・モルナー組(73年新日本プロレス大分県営体育館)

【参考】2014年4月2日発売号陳腐な「ライバル関係」という言葉が失礼な、2大巨頭の初対決!ビル・ロビンソンvsカール・ゴッチ(71年国際プロレス横浜文化体育館)

【予想解説】76年新日本プロレス春の祭典「第3回ワールド・リーグ戦」は4月2日、川崎市体育館で開幕。ペドロ・モラレス、キラー・カール・クラップ、ビクター・リベラ、タワーリング・インフェルノ(スーパー・デストロイヤー、ネイル・グアイ)、ブッチャー・バション、ケン・マンテル、ラウル・マタの外国人選手が参加。

日本側は第1、2回優勝者の猪木はシードされ、リーグ戦1位の選手と優勝決定戦を行うことになりました。他リーグ戦参加は坂口征二、ストロング小林、星野勘太郎、山本小鉄、木戸修、永源遙にフリー参戦のマサ齋藤の猪木を除く14選手が総当たりリーグ戦で対戦。あらゆる勝ち1点、あらゆる引き分け0.5点、あらゆる負けが0点。

リーグ戦首位の選手が5月11日東京体育館で猪木と優勝決定戦を行うと発表されました。(後に棄権)

また、リーグ戦に新日本プロレス初参戦となるパク・ソンナン(朴松男)が参加予定でしたがキャンセルとなりました。リーグ戦には参加しませんがシリーズ終盤に大韓プロレス協会派から張永哲(チャン・チョン・チル)、千圭徳(チョン・ギ・ドク)、禹基煥(ウ・キハン)が特別参加。シリーズ最終戦の5月13日、大阪府立体育会館では「日韓親善プロレス大会」行われることになりました。

開幕戦の川崎市体育館(テレビ生中継、観衆3,400人満員発表)大会、メインイベントは猪木とペドロ・モラレスがタッグマッチで初対決、猪木&マサ齋藤組とモラレス&ビクター・リベラ組の対戦。モラレスは前回74年5月、全日本プロレスに来日した時よりさらにウェイトアップしてパワーファイターに変貌していました。

1本目は13分7秒、M齋藤がリベラをアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップさせて先制、2本目は1分9秒、モラレスがM齋藤を「ペドロ・ドロップ」と言われたワンハンド・バックブリーカーからの体固めでフォール。決勝の3本目は11分4秒、M齋藤とモラレスが両者リングアウトとなり、1−1の引き分けとなっています。テレビ生中継は試合途中で放送時間が終了してしまいました。

セミファイナルは開幕戦から坂口征二とキラー・カール・クラップの公式戦が組まれ、試合開始のゴングと同時にクラップが奇襲攻撃で坂口を場外に落として、鉄柱に打ち付けて流血させブレーンクロー、最後は僅か5分10秒、カウンターのジャンピング・ニーパットでクラップが体固めでフォール勝ちを収めました。坂口は黒星発進。

毎年、クラップに手痛い目に合わされる坂口について「ゴング」76年6月号では「なぜ坂口はクラップに勝てないのか?」という特集記事が掲載されたほどです。

ストロング小林はセミ前でブッチャー・バションと公式戦で対戦、こちらは5分43秒、逆エビ固めでS小林がギブアップ勝ちを奪い、リーグ戦白星発進でした。テレビ生中継での放送はこの3試合。

地元川崎出身の木戸修は元NWA世界ジュニア・ヘビー級王者、ケン・マンテルと公式戦で対戦、15分19秒、ダブルアーム・スープレックスからの体固めで勝ってしまい、観客や取材陣を驚かせています。

全日本プロレス76年春の祭典「第4回チャンピオン・カーニバル」は4月2日後楽園ホールで開幕。

前年迄のトーナメントとは打って変わり、日本人、外国人問わず公式戦参加全14選手による全日本
初の総当たりリーグ戦を採用。同時期開催の新日本プロレス「第3回ワールド・リーグ戦」と真っ向から勝負に出ました。

それと毎年公式戦と並行して行って来たシリーズ中のタイトルマッチは一切行わず、リーグ戦の内容一本で勝負。これまでの華やかさが売りの文字通りの「チャンピオンのお祭り」から一変したシリアスモードとなりました。

リーグ戦参加選手は4連覇を狙うジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ザ・デストロイヤー、グレート小鹿、大熊元司、サムソン・クツワダ、大木金太郎、アブドーラ・ザ・ブッチャー、キング・イヤウケア、ザ・バラクーダ(マリオ・ミラノ)、ザ・ビースト、バディ・ウォルフ、ラリー・レーン、ラリー・シャープ

○=勝ち2点、●=負け0点、△=時間切れ引き分け1点、▲=両者リングアウト0点でPWFルール30分1本勝負で覇権を争う事になりました。

開幕戦の後楽園では馬場がイヤウケアに4分45秒ニ、リングアウト負けを喫し黒星スタート、ブッチャーはデストロイヤーに5分12秒、反則勝ち。鶴田はビーストに鮮やかなダブルアーム・スープレックスでフォール勝ち、大木もレーンを頭突きで破っています。

【正解解説】73年2月、猪木、坂口征二の日本プロレス、新日本プロレス合併案による「新・日本プロレス」構想は大木金太郎の反対によって流れ、坂口は日本プロレス「ダイナミック・ビッグ・シリーズ」終了後、小沢正志(キラー・カーン)、木村聖裔(たかし、健吾、健悟)、大城勤(大五郎)、田中米太郎レフェリーを連れて日本プロレスを退団し、猪木の新日本プロレスに合流。

これによりNETは日本プロレスの放映に見切りを付け、4月6日、宇都宮市スポーツセンターから「ワールドプロレスリング」を新日本プロレスの中継に鞍替え、実際は火の車の経営だった新日本プロレスは息を吹き返し、猪木&坂口のゴールデンコンビで勢いづきました。

猪木、馬場、坂口に去られ、NETにも切られてしまった日本プロレスは、選手会の運営で4月13日、大阪府立体育会館から「アイアン・クロー・シリーズ」を開幕させ、大物フリッツ・フォン・エリックを招聘しましたが力尽き、翌4月14日、力道山家(百田家)の仲介で馬場の全日本プロレスヘ吸収合併、当時国内にいた大木、上田馬之助、高千穂明久、グレート小鹿、松岡巌鉄、ミツ・ヒライ、桜田一男、羽田光男、伊藤正男の9選手は全日本プロレスに合流することを発表しています。

4月1日佐賀県鹿島市中津公園特設リングから新日本プロレスのリングに上がった坂口はセミファイナルでサイクロン(マヌエル)・ソトとシングルマッチで対戦、8分20秒、片エビ固めで勝利。

翌4月2日大分県営体育館での第2戦でメインイベントに出場し山本小鉄とタッグを結成、ジャン・ウィルキンス&ジョセフ・モルナー組と対戦。1本目は13分32秒、小鉄がモルナーを体固め、2本目は8分12秒、ウィルキンスが小鉄を体固め、決勝の3本目は6分49秒、坂口がモルナーを体固めで破り2−1で坂口&小鉄組が快勝しています。

※対戦成績は384戦61勝323敗、勝率159。
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