全日本プロレス87年「創立15周年記念新春ジャイアント・シリーズ」1月25日日曜日昼興行の後楽園ホール(観衆3200人超満員発表)大会。私は前日の横浜文化体育館に続き、この興行も生観戦しています。この日はジャパンプロレスへの売り興行でした。
メインイベントは前日ジャンボ鶴田&天龍源一郎組を破ってインターナショナル・タッグ王座を防衛した長州力&谷津嘉章組がタイガー・ジェット・シン&ア・シーク組と対戦。6分16秒、谷津がロープの反動を利したカウンターのパワースラムからの片エビ固めでア・シークからフォール勝ち。シリーズ最終戦、2月5日、札幌中島体育センターでの鶴田&天龍組との再戦に向けて磐石の構えです。
セミファイナルは鶴田&天龍組に輪島大士を加えたトリオがキラー・カーン&阿修羅・原&鶴見五郎組と対戦した6人タッグマッチ。13分1秒、鶴田が鶴見をバックドロップからの体固めで降して全日本軍の勝利。ちなみにこの日鶴田が鶴見に打ったバックドロップは「通常版」でした。
ジャイアント馬場はザ・グレート・カブキと組んで、国際血盟軍&カルガリー・ハリケーンズ混成チームのラッシャー木村&ヒロ斉藤組という、ユニークなタッグチームと対戦し9分22秒両チームリングアウトの引き分けとなりました。
なお、馬場はこの試合で右ヒザを痛め、1月27日山形県体育館大会を欠場しています。(1大会のみ)
カート・ヘニング&ネルソン・ロイヤル組は石川敬士& ハル薗田組と対戦、10分3秒、カート・ヘニングがフィッシャーマンズ・スープレックスホールド(網打ち式原爆固め)で薗田からフォール勝ち。
初来日ながら、1月31日青森県八戸市体育館におけるテレビ生中継で天龍のUNヘビー級王座に挑戦という抜擢を受けたフランク・ランカスターはこの日、ベテランのマイティ井上とシングルマッチで対戦、10分26秒、首固めでうるさいM井上を破っています。
全日本対ジャパン、タイガーマスク&渕正信組vsアニマル浜口&小林邦昭組は13分53秒、両チームリングアウトの引き分け。大熊元司とマーク・レーガンのシングルマッチは6分37秒、ジャンピング・ヘッドバットからの体固めで大熊の完勝。
全日本対ジャパン、佐藤昭雄&川田利明組vs栗栖正伸&保永昇男組は11分27秒、場外へのプランチャにより川田が保永をリングアウトで破りました。
ジャパン同士の若手対決、仲野信市と笹崎伸司のシングルマッチは7分41秒、バックドロップからの片エビ固めで先輩の仲野に軍配が上がりました。
第1試合の全日本対ジャパン、百田光雄と佐々木健介のシングルマッチは8分40秒、逆エビ固めでベテラン百田がギブアップ勝ちを収めました。
なお、この日1月2日付で全日本プロレス入りした元大相撲十両力士の高木功(当時25歳、190cm130kg、大阪府守口市出身、力士時代の四股名、卓越山吾郎)が、この日リング上からファンに紹介され、入団挨拶を行っています。これで全日本プロレスは前86年4月以降、輪島、ジョン・テンタ、高木と3人の大相撲出身者が入団したことになりました。
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