09年10月3日プロレスリング・ノア大阪府立体育会館大会、三沢光晴追悼興行「GREAT VOYAGE '09 in OSAKA」は6,400人(超満員)の観客を動員。
全日本プロレス時代から新日本プロレスに比べて府立第一の集客には苦労していたノアですが、この日は三沢との最後の別れということで超満員のファンが駆け付けています。
また、この大会は04年7月10日東京ドーム大会以来、2度目となるスカパーによるPPV生中継が行われました。
9月27日の日本武道館大会は同日に神戸ワールド記念ホールでビッグマッチがあり、参戦がなかった新日本プロレス勢がこの日は出場。
第4試合、蝶野正洋が潮崎豪&小橋建太とトリオを結成、力皇猛&モハメドヨネ&齋藤彰俊組と対戦しています。
小橋と蝶野のツープラトンのエルボー、潮崎のトラースキックと蝶野のケンカキックの連係も見られ、最後は蝶野のシャイニング・ケンカキックを受けた潮崎がラリアット、ゴーフラッシャーとたたみかけてヨネをフォールしています。
第5試合は金丸義信&鈴木鼓太郎組に新日本プロレスの邪道&外道組が挑戦したGHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合。
かつて邪道&外道がFMWに在籍していた頃、馬場存命中の全日本プロレスに参戦(98年10月31日日本武道館)した時に金丸が2人のパートナーを勤めましたが、2人に「お前は甲州街道で十分だ。」(金丸は山梨県出身)と格下扱いされていました。
邪道がいきなりジョー樋口GHCタイトル管理委員長の読み上げた認定書を取り上げて破り捨てる行為に出て早くも観客のヒートを買います。
試合の序盤、外道が金丸を場外へ叩き落として、ゴングを叩く木槌て攻撃、金丸を流血させました。
ここからは邪道、外道の絶妙なタッグワークの前に金丸がローンバトルを強いられます。鼓太郎が何とか助けに入るもカットに阻まれ、花道で邪道のブレーンバスターを食らってしまいます。
15分過ぎ、金丸はドロップキックを放ち自力脱出、鼓太郎につなぎました。しかしタッグ屋一筋20年の邪道、外道はしたたかさを発揮、金丸をとらえてスーパー・パワーボム狙いに。カットに入った鼓太郎にもスーパー・パワーボムを仕掛けていきました。
鼓太郎はこれを雪崩式フランケンシュタイナーで切り返す。外道のスーパーフライを剣山で迎撃した金丸は逆に外道のトラースキックからの急所攻撃を食らい悶絶。そこを外道クラッチで丸め込まれましたが鼓太郎が押さえ込んだ外道の身体を持ち上げて師匠譲りのタイガードライバー。
そこへ飛び込んで来た邪道にバックエルボーを叩き込んで場外へ落とすとエルボースイシーダ。三沢殺法で邪道、外道を分断することに成功した鼓太郎は勝負を金丸に託しました。
血染めの金丸は外道を引きづり起こしてディープインパクト、垂直落下式ブレーンバスターとつないで最後はタッチアウトからの片エビ固めでフォール。24分32秒、金丸が外道から勝利し金丸&鼓太郎組が5度目のタイトル防衛に成功しています。
セミファイナルは杉浦貴と高山善廣のシングルマッチ45分1本勝負、新日本プロレスのG1クライマックスに出場して勢いに乗る杉浦に高山は壮絶なシバキ合いを挑んでいきました。
杉浦もフロントハイキックを打ち込んでいきますが、高山の容赦ない膝蹴りのラッシュに苦しめられました。杉浦はジャーマン、ドラゴン、オリンピック予選スラムで勝負に出ましたが高山はフォールを許さず。強烈なニーリフトを決めるとエベレスト・ジャーマンで杉浦からフォール勝ち。8分44秒という、ノアにしては短い試合時間で決着がつきました。
メインイベントは川田利明が05年7月18日東京ドームでの三沢との一戦以来4年3か月ぶりにノアのリングに参戦。
00年6月9日、全日本プロレスの日本武道館大会以来実に9年4か月ぶりとなる田上との「聖鬼軍」を復活させ、秋山準&KENTA組と対戦。
館内に「Holy War」のテーマ曲が流されると大カワダ・コール。レフェリーは和田京平。
先発は川田とKENTA。新旧蹴撃プロレスの激突となりました。両者ガッチリとロックアップから川田がロープに押し込んでクリーンブレーク、再び川田が押し込むとKENTAは体勢を入れ替えて張り手を一撃。
崩れ落ちた川田にKENTAは掟破りの「足の屈伸運動」を見せて挑発。さらにステップキックを見舞って川田を怒らせ応戦。
ここで秋山と交代。秋山のエルボーに対し、川田もチョップで反撃しスピンキックから田上にタッチ。
田上も久々にスピンキックを見せ、続けて串刺し式フロントハイキックにいくも秋山にかわされる。ここでKENTAに代わるが、田上が見せた右のハイキックでダウン。タッチした川田がKENTAにチョップ、エルボー合戦からスピンキックを見舞うと田上に交代、田上の拷問コブラツイスト、川田の踏み付け式逆片エビ固めとKENTAが攻められます。
田上のダイナミック・ボム狙いをショルダースルーで切り返したKENTAは蹴りを入れてから秋山にタッチ。田上は串刺し式のフロントハイキックから「行くぞー!」と観客にアピール。その隙をついた秋山はエクスプロイダーからスリーパーホールド、フェースロックに移行。
再び田上とKENTAの攻防になるが、KENTAはエプロンに控えていた川田めがけロケットキックをぶちこむと場外で川田と蹴撃戦を展開。リングに戻ったKENTAは田上に首4の字、これを川田が強烈なニードロップでカット。
田上はランニング・ネックブリーカーを決めて川田にタッチすると川田はエルボーから本家ステップキック、後ろ廻し蹴り、そして「ディーヤーッ!」の掛け声と共に放った串刺し式のフロントハイキック、ブレーンバスター、サッカーボールキックを見舞ってからストレッチプラムで絞め上げるも秋山がカット。
川田のラリアット、続けて放ったキックはKENTAがキャッチしてドラゴンスクリューを決め、秋山に交代。
秋山の串刺し式ニーを力で押し返した川田。秋山はエクスプロイダーからフォールにいくもこれは田上がカット。KENTAも入って田上を場外に落とすと二人がかりで川田を攻める。
秋山のニー、KENTAのキック、川田もニーリフトで反撃し田上とタッチ、田上は秋山にDDTを決めるとノド輪落としの体勢に入るも秋山はこれをかわしてニーアタックを決めてからKENTAに交代。
KENTAはスワンダイブ式ミサイルキックからフロントハイキック、顔面へのドロップキックから串刺し式フロントハイキック。
秋山が田上にバックドロップ、そこへKENTAがダイビング・フットスタンプからブサイクへの膝蹴り、田上はここで川田とタッチ。
KENTAは川田にgo2sleep狙いにいくも川田は膝蹴りでカット、KENTAのローリングしてのラリアットは川田がジャンピング・ハイキックで撃ち落とす。
代わった田上はKENTAにタイガードライバー、さらに川田がパワーボムでKENTAを持ち上げて秋山に叩き付ける。
続いて懐かしい川田のバックドロップと田上のノド輪落としの連係から最後は田上が「俺が田上」(ノド輪落としとバックドロップの合体技)からの体固めで17分32秒、粘るKENTAをフォール。聖鬼軍の勝利となりました。
メイン終了後は武道館と同じく三沢さんのVTR上映から仲田リングアナのコールでエンディング。2回にわたる追悼興行はこれにて終了となりました。
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