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2025年06月12日07:15

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【特別編】前田日明のYouTubeにおける問題提起について(60)

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志田光主演の映画「スリーカウント」はオーディションから1年後の09年6月20日に公開されました。

NEO女子プロレスとアイスリボンの全面協力を得て製作されたガールズ・ムービー。女子プロレス界を舞台に、プロレスを愛する女性たちの人間模様と青春を描く。監督は「zoku」の窪田将治。

女子プロレスラーデビューがキャスティングの条件という、前代未聞のオーディションを勝ち抜いた若手女優8人が、試合シーンにも吹き替えを一切使わず体当たりで熱演。井上京子ら、女優顔負けの演技を披露するトップレスラーたちの登場にも注目だ。

以前は一世を風靡した女子プロレス界だったが、最近では客足が減るばかり。スター選手の猪狩早苗(井上京子)が所属する埼玉ガールズプロレスも、とうとう解散に追い込まれてしまう。団体の一員だった千葉まひる(志田光)は、生き別れた父親を探す唯一の手掛かりでもある埼玉ガールズプロレスの再興を決意し、団体を再興しようとする。やがて、その熱意に心を撃たれた先輩レスラーたちも集まり、公園を道場代わりにして練習を始める。

ラストシーンは08年10月4日、NEO女子プロレス川崎市体育館で撮影されました。この日は作品にも重要な役で出演した京子のデビュー20周年記念大会、撮影開始までのレスラーデビューというミッションをクリアーしたマッスルビーナスたちは、この大会でイリミネーションマッチに登場。試合がそのままエンドロールに使用されました。

試合に向かう花道を歩く志田光の雄姿が、そのまま本編のラストシーンとなった。志田は入場前、とんでもない緊張感に襲われていました。そんな心境を察知したのか、志田の背中をおもいっきり叩いたのが、プロデューサーのさくらえみでした。

「花道を歩いたときの心境ですか? それはもう映画のシーンだからとかいう意識はなかったですね。実際に試合もするし。河川敷にマットを敷いて試合するシーンからそうなんですけど、撮影も試合も、どちらも必死でした」

演技もプロレスも経験が浅い。当時の志田はまだホンモノの女優でもなくホンモノのプロレスラーでもありません。どちらも「ど素人」と本人。

それだけに大抜擢は大きな賭けでもありました。しかし、ここで実力派女優やキャリアあるレスラーを使っては作品の説得力がゼロになる。そしてその賭けは、志田に現役を続けさせる勝負でもあリました。

劇場公開時に「志田はもう引退しました」ではしゃれにならない。現役をつづけさせるパワーが作品のラストにありました。主役を演じた責任感。それはまるで、初めて団体トップのベルトを巻いた若手レスラーの境遇に似ているのかも知れません。ポジションが人をつくる。

「主役じゃなかったらプロレスをつづけてなかったと思うんです。でも完成した作品を観たらスクリーンのなかで私がホントに輝いてる。これがプロレスの力なんだと実感したし、リングってこんなに輝けるんだと思ったんですね。観るまでは、つらいな、きついな、やめたいなって思ってたのに、観てからはやめようと思ったことが一度もないんですよ、いままで。ホントにあの映画が転機になりました」と志田はコメントしています。

「道場もなくて河川敷で試合していたダメな団体がビッグマッチができるまで成長した。まひる(役名)は団体のトップとして試合に臨む。それこそがハッピーエンドじゃないですか。マットから始まったアイスリボンって、たぶんそれを思い描いてたんですよ。だとすればハッピーエンドですけどストレートには見せていない。そこは現実で実現させてくれと課題を突き付けられたというか。ハッピーエンドなのかもしれないけど、そんなに明るくて軽いものではないのかなっていう思いはありましたね。やっぱりプロレスってたくさんの人の前で大きな会場でやるのが本来の姿だし、誰もがそこを目指してるじゃないですか」

その後志田はプロレスラーとしても、女優としてもキャリアを積み、アイスリボンを退団した後もMAKAIに所属し新木場1st RINGを中心に公演が行われていた「魔界」ではヒロインの鶴姫を演じ、元JDスターのMaruが代表を務める「水色革命」ではコルバタ志田組の座長としても座頭芝居を行なってきました。

プロレスでもアメリカのメジャー、AEWで活躍、現在は海外に拠点を移しています。
  
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