mixiユーザー(id:21258650)

2025年03月14日07:26

156 view

【特別編】マイティ井上さん追悼(50)

85年全日本プロレス「激烈!スーパー・パワー・ウォーズ」第16戦は4月15日長崎国際体育館(観衆3,800人発表)大会。前84年10月22日プロモーターである阿修羅・原が失踪して宣伝活動が全く行われておらず、不入りが確定したものの、テレビ収録マッチであり馬場の英断で決行されて以来、半年ぶりの同所での興行となりました。

マイティ井上は父親が危篤との報を聞き、実家のある大阪市福島区の実家に戻り、前日の4月14日鹿児島県川内市体育館とこの日の長崎大会の2大会を欠場しています。

メインイベントは馬場のPWFヘビー級王座にスタン・ハンセンが挑戦、両者のタイトル戦は前84年7月31日、蔵前国技館で馬場がハンセンの同王座に挑み首固めでハンセンから初フォール勝ちを奪い、王座奪回に成功して以来の対戦となりました。

試合はハンセンが馬場をロープに飛ばしてのウエスタン・ラリアット、しかし馬場は例によってロープから戻ってくるタイミングをずらして、ロープ際でラリアットを受けてダメージを防ぎ、ダウンしながらも場外へエスケープ。

これで怒ったハンセンは場外へ馬場を追いかけ、コーナーにぶら下げてあったブルロープを持ち出して馬場の首を絞めて13分1秒、ハンセンの反則負け。馬場は辛うじて2度目のタイトル防衛に成功しています。

セミファイナルは全日本対ジャパン軍団抗争、鶴田&天龍源一郎&大熊元司組と長州力&キラー・カーン&谷津嘉章組が激突。13分1秒、長州が大熊をリキラリアットからの体固めでフォールしジャパン軍に凱歌が上がっています。

セミ前に組まれたのが全日本とジャパンの選抜チーム同士によるアジア・タッグ王座決定戦、全日本代表、石川敬士&佐藤昭雄組とジャパン代表、アニマル浜口&栗栖正伸組の一戦。栗栖が石川を羽交い絞めにし、そこへ浜口がドロップキック、これは石川がかわして浜口のドロップキックは栗栖に誤爆、これで場外に転落した栗栖めがけ石川がプランチャ。石川がすかさずリングに上がり12分55秒、リングアウト勝ちを拾いました。

石川&佐藤組がタイトル獲得。83年2月の「エキサイト・シリーズ」開幕前に佐藤がアメリカで交通事故に遭いベルトを返上して以来2年2か月ぶりの王座返り咲きを果たしました。

第17戦は4月17日、滋賀県長浜市民体育館(観衆3,200人満員発表)大会。

井上が戦列復帰、タイガーマスクとのタッグでジャパンプロレスの保永昇男&仲野信市組と対戦、10分42秒、井上が仲野をサマーソルト・ドロップ2連発から体固めでタイガーマスク&井上組が完勝しています。

馬場は前々日の15日、長崎国際体育館でのスタン・ハンセンとのPWFヘビー級王座防衛戦でハンセンのウエスタン・ラリアットを食らい、首を負傷した馬場は長浜大会を欠場。

メインイベントでは鶴田の保持するインターナショナル・ヘビー級王座に「喧嘩番長」ディック・スレーターが挑戦。かつては鶴田とスレーターはライバル関係にありましたが、81年2月にフロリダ州郊外で起きた交通事故でスレーターは重度のむち打ち症となり後遺症に苦しめられており、リング上では精彩を欠いてしまい、84年にニック・ボックウィンクルを破りAWA世界ヘビー級王座を獲得し、日本人初の北米サーキットを行った鶴田とは差がついてしまいました。

鶴田にとっても前84年10月29日大田区体育館でのテリー・ゴディ戦以来約半年ぶりの防衛戦。試合はロープに飛んでショルダータックルに来たスレーターにクルリと回ると一気に逆さ押さえ込み。21分29秒、カウント3が入り鶴田が11度目の防衛に成功しています。

セミファイナルは長州&谷津&栗栖組vsハンセン&ロン・バス&ボブ・ブラウン組の6人タッグマッチ45分1本勝負は弱体の栗栖が捕まり8分10秒、ハンセンが栗栖をウエスタン・ラリアットからの体固めでフォールしハンセン&バス&Bブラウン組の勝利に終わりました。

第19戦は4月19日、3月9日両国国技館に続きこちらもプロレスこけら落としとなる神戸ワールド記念ホール(テレビ収録、観衆6,300人発表)大会。神戸ポートピア博覧会を記念して造られたポートアイランド跡地に前84年10月に建てられた8,000人収容の多目的ホール。

プロレス一番乗りは全日本プロレスでしたが、新日本プロレスも5月24日に興行を開催することが決まっていました。

NWA世界ヘビー級王者リック・フレアーはこの日から特別参加の予定でしたが、成田空港に前日到着したものの、「母親が危篤」との報を受けて急遽帰国したと発表されましたが、後に和田京平レフェリーが語ったところによると「奥さんから『私と仕事、どっちが大事なの!?』と電話で詰め寄られ、帰国した」ということでした。家を空けてばかりのフレアーは奥さんのコールに勝てず、思わず帰ってしまったらしいです。

全日本プロレス側はフレアーは「長州力とのタイトルマッチのある23日の相模原市立総合体育館大会までには来日する。」と発表しています。

井上はタイガーマスク&抜擢を受けた若手のターザン後藤とトリオを結成、ジャパンプロレスの小林邦昭&保永&仲野組と6人タッグマッチ30分1本勝負は10分3秒、井上が仲野をフライング・ヘッドシザースで回転させておいてから、そのまま丸め込むオリジナルのエビ固めでフォール勝ちしています。

神戸大会メインイベントではインターナショナル・タッグ王者チーム、鶴田&天龍組とハンセン&テッド・デビアス組がノンタイトル戦で対戦。デビアスが天龍を背後から押さえ、ハンセンが天龍めがけウエスタン・ラリアット、天龍は勢い余って場外へ転落。そこへ鶴田がハンセンにジャンピング・ニーパット、ハンセンもこれで場外へ転落し4者入り乱れての乱闘となり、14分56秒、試合権利のある天龍とデビアスが両者リングアウトのドローとなりました。

この試合でデビアスが鶴龍コンビと互角の試合をしたことで、馬場はデビアスに「合格」のお墨付きを出し、ブルーザー・ブロディに代わるハンセンの正パートナーとしてのポジションを与えることになっていきます。

セミファイナルは長州&浜口組の「元祖・維新軍」とスレーター&Bブラウン組が対戦、長州とスレーターは前日の4月18日、岐阜産業会館で初対戦、長州&浜口組vsスレーター&デビアス組というカードが組まれ、10分57秒に両チームリングアウトのドローとなっています。

連日の長州とスレーターのタッグ対戦となりましたが11分57秒、長州がベテランのBブラウンをリキラリアットからの体固めに決めて長州&浜口組の維新軍が勝利を飾りました。

試合後、4月3日山形県体育館大会に突如として姿を現し、その後再び消息を断っていた阿修羅・原が私服姿で乱入、長州に対戦表明をしています。

首を痛めて4月17日の長浜市民体育館大会を欠場した馬場は翌18日の岐阜産業館で復帰。この日は石川と組んで国際血盟軍のラッシャー木村&鶴見五郎組と対戦、6分2秒、チェーンを持ち出した鶴見が石川に反則負けを取られ、馬場&石川組が辛勝しています。
6 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年03月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031