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2025年03月09日07:04

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【特別編】マイティ井上さん追悼(45)

85年2月21日大阪城ホール(観衆12,000人発表)でジャパンプロレス自主興行、ジャパンプロレス創立1周年記念興行第2弾「ジャパンvs全日本全面対抗戦」が行われています。この興行はテレビ中継がなかった為、私は夜行バスで「密航」しました。

「密航」という言葉がプロレス界で普及したのはこれより3年後の88年6月11日、新生UWFが旗揚げ興行第2弾「STARTING OVER」を開催する時にテレビ中継がなかった新生UWFを会場まで行って観ようとU好きの週刊プロレスが煽動し、「飛行機ではなく、鈍行で青函トンネルを渡って行こう」と若者層の琴線を刺激したターザン山本が好きそうなネタでした。

大阪府立体育会館は老朽化の為、建て替えが決まり、この年の大相撲春場所をもって一時閉館、2年後にリニューアルオープンすることになりました。プロレス興行では2月6日新日本プロレスの「新春黄金シリーズ」最終戦が最後となっています。

ジャパン大阪城ホール大会はノーテレビとあって満員とはなりませんでしたが16,000人収容の会場に12,000人の大観衆を動員してみせました。

ジャパンvs全日本と言っても、ジャパンプロレス、全日本プロレスに加え、国際血盟軍の3軍対抗戦となりました。

マイティ井上は第4試合で石川敬士とタッグを組み、国際血盟軍の剛竜馬&アポロ菅原組とタッグマッチ30分1本勝負で対戦、13分26秒、石川が菅原をサソリ固めでギブアップさせました。

この日は3大シングルマッチが行われ(全て60分1本勝負)、トリプルメインイベントとして銘打たれています。トリプルメイン第3試合は長州力と天龍源一郎の初のシングルマッチ。

天龍は長州より先にラリアットを放ち、パワーボムにいくもカウントは2で長州はクリア。天龍は逆エビ固めを決めようと身体をステップオーバーした時、長州が身体をを捻って防御した為、天龍は場外に転落。これを追って長州も場外へ。

場外でリキラリアットを決めた長州がエプロンに上がろうとしたところ、天龍も長州の足を押さえながらエプロンへ。そこで長州は天龍の身体を横抱きにしてエプロンでのバックドロップ。たまらず天龍はリング下に転落、9分12秒、ジョー樋口レフェリーはリングへ転がり込んだ長州のリングアウト勝ちを宣しています。

トリプルメインイベント第2試合はキラー・カーンと馬場の新潟県出身者対決。馬場はアームロックでKカーンの動きを止めて脳天唐竹割り、Kカーンは張り手で応戦、互いにロープに飛んでのショルダータックル合戦は互角でしたが、3度目にKカーンがロープに飛んでタックルにいこうとしたところ馬場はカウンターの16文キックで迎撃。

馬場がたまに見せる秘密兵器の足4の字固めを仕掛けるとロープに近く両者場外転落。そのまま場外乱闘となり、エキサイトしたKカーンはリングに上る為のステンレス製の階段を持ち出して馬場を攻撃、Kカーンは止めに入ったレフェリーのタイガー服部と馬場へ攻撃を加え9分20秒、Kカーンの反則負けとなりました。

トリプルメインイベント第1試合は谷津嘉章と鶴田の初シングル戦。鶴田は谷津のタックルを受け止めて場外へ。場外でダブルアーム・スープレックスを決めてリングに戻り、エプロンに上がってきた谷津へ助走をつけてのジャンピング・ニーパット。場外に吹っ飛んだ谷津はリングへ戻れず、11分23秒、鶴田のリングアウト勝ちとなりました。

この日の控室にUWFの藤原喜明と高田伸彦(延彦)が姿を現し馬場を表敬訪問、その後観客席に座って試合を完成しています。

この他、セミファイナルではジャパン対国際血盟軍、アニマル浜口&寺西勇組vsラッシャー木村&鶴見五郎組の元国際プロレス所属4選手によるタッグマッチ45分1本勝負で対戦、11分10秒、R木村が鶴見との合体式パイルドライバーからの片エビ固めで寺西からフォールを奪いました。

ジャパン対全日本、小林邦昭&保永昇男組とタイガーマスク&渕正伸(正信)組のタッグマッチ30分1本勝負は14分20秒、渕が保永のダイビング・ボディアタックを一回転させて上に乗り、全日本側が片エビ固めで快勝しました。
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