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2024年06月21日20:57

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ストロング小林さん追悼最終章(724)

81年の全日本プロレスは「新春ジャイアント・シリーズ」が1月22日、韮崎市運動公園体育館で閉幕すると、3週間のオフを経て2月11日、流山市総合体育館からジャイアント馬場3,000試合連続出場突破記念「エキサイト・シリーズ」が開幕します。

この時新日本プロレスはまだ「新春黄金シリーズ」閉幕前であり、次期「WWFビッグ・ファイト・シリーズ第1弾」が3月6日勝田市(現ひたちなか市)総合体育館で開幕し最終戦が3月26日清水市(現静岡市清水区)鈴与記念体育館。新日本プロレスには珍しい3週間の短期シリーズですが、そこから1週間開けて4月3日後楽園ホールから「WWFビッグ・ファイト・シリーズ第2弾」(インターナショナル・チャンピオンシップ予選)が開幕、最終戦は4月23日蔵前国技館。いよいよIWGPに向けて舵を切る流れになっていきます。

全日本プロレスの「エキサイト・シリーズ」は3月3日、千葉公園体育館が最終戦であり、新日本プロレスの「WWFビッグ・ファイト・シリーズ」が始まる前に終わってしまいますので、ここは2シリーズ合算で比較していきたいと思います。

「エキサイト・シリーズ」参加外国人レスラーは序盤戦特別参加がNWA世界ヘビー級王者ハーリー・レイス、フル参加がキラー・カール・コックス、ディック・マードック、ドスカラス、マリオ・ミラノ、ザ・ツイン・デビルス1&2号、ボブ・ブラウン。ドスカラスは日本陣営でファイトします。

日本側はタイガー戸口が凱旋帰国、プリンス・トンガはハワイ遠征に出発。

開幕戦、2月11日流山市総合体育館(テレビ収録、観衆3,500人満員発表)大会。メインイベントは馬場&鶴田組がレイス&コックス組と対戦。1本目はコックスが鶴田をブレーンバスターから体固め、2本目レイスが鶴田をアトミック・ドロップの要領で担ぎ上げ、そのまま股間をトップロープに打ち付け(79年12月6日、蔵前国技館でボブ・バックランドが猪木に出した反則と一緒)、日本組の反則勝ち。

決勝の3本目は急所攻撃のダメージが残る鶴田をコックスがブレーンバスターの体勢に持ち上げましたが馬場がリング下からコックスの足を引っ張って倒し、上になった鶴田が体固めでコックスから体固めで取り2−1で馬場&鶴田組の勝利。(75年3月13日、日大講堂のインターナショナル・タッグ選手権試合の3本目で鶴田がドリー・ファンク・ジュニアからフォールを奪った時と同じフィニッシュ)

80年「サマー・アクション・シリーズ2」の途中から海外遠征に出ていて約半年ぶりの日本のリング参戦となった戸口はセミファイナルでマードックと対戦し両者リングアウトの引き分けとなりました。

第2戦、2月12日津市体育館(テレビ収録、観衆3,300人発表)大会。メインイベントはレイスとマードックがノンタイトル戦のシングルマッチ60分1本勝負で対戦。両者はこれより2年前の79年5月8日、千葉県立体育館(天台町)でNWA世界ヘビー級王座を賭けて対戦し1−1から60分時間切れ引き分けに終わっていますが、今回はマードックのパンチでレイスが大きくトップロープ越しに場外に吹っ飛ばされ、マードックも追いかけて場外乱闘となり両者リングアウトの引き分け。

セミファイナルは鶴田&ドスカラス組とツイン・デビルス1&2号の対戦、ツインデビルスは新日本プロレスと親密関係にあったロサンゼルス地区を主戦場にしており、79年2月9日にオリンピック・オーデトリアムで藤波辰巳&チャボ・ゲレロ組とのアメリカス・タッグ選手権試合がテレビ朝日「ワールドプロレスリング」でも放送され、新日本プロレスに来日するかと思われましたが、全日本プロレスに初来日となりました。

試合はドスカラスが2号をボディプレスからの体固めでフォールしています。

第5戦、2月15日後楽園ホール(テレビ収録、観衆3,400人超満員発表)大会。メインイベントは馬場国内3,000試合連続出場突破記念試合第2弾としてレイスのNWA世界ヘビー級王座に馬場が挑戦した60分3本勝負。馬場のPWFヘビー級王座は賭けられず。

1本目は馬場がランニング・ネックブリーカードロップから体固め、2本目はレイスがロープ越しのブレーンバスター(バーティカル・スープレックス)から体固め、決勝の3本目は馬場がレイスにコブラツイスト、レイスがギブアップかどうかを確認しに顔を近づけたジョー樋口レフェリーにパンチを一撃。

そこまでなら78年1月18日札幌中島スポーツセンターでの3本目のフィニッシュと同じパターンですがレイスの反則負けとなっては都合の悪い馬場が、樋口レフェリーを静止しスリーパー・ホールドに移行。しかしレイスは足で馬場に急所攻撃、樋口レフェリーはこれで試合終了のゴングを要請し、レイスの反則負け、ルールによりタイトル移動せずレイスのタイトル防衛となりました。

これが馬場の国内外最後のNWA世界ヘビー級王座挑戦となりました。3,000試合突破記念試合で一つの区切りとしたかも知れません。(この項続く)
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