79年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」第25戦は7月24日、福島市体育館(観衆2,800人発表)大会。
メインイベントは猪木&藤波辰巳組の師弟コンビがクレイジー・レロイ・ブラウン&ジョージ・スチール組と対戦。1本目は11分41秒、日本組の反則勝ち、2本目は4分59秒、猪木が体固めでGスチールを破り、反則含みながら2−0のストレート勝ちで猪木&藤波組の勝利となりました。
セミファイナルは長州力とマサ齋藤のシングルマッチ45分1本勝負で11分40秒、両者リングアウトの引き分け。
セミ前は坂口征二とトニー・ロコのシングルマッチ30分1本勝負で、7分58秒、片エビ固めで坂口が貫禄のフォール勝ちを収めました。木戸修vsシン・リーガンの日英いぶし銀職人対決で10分23秒、体固めでリーガンのフォール勝ち。
ストロング小林は木村健吾と組んで星野勘太郎&永源遙組と対戦、12分45秒、木村健が永源を回転エビ固めで破り、S小林&木村健組の勝利となりました。
ウィリエム・ルスカは藤原喜明に7分25秒、窒息絞め(頸動脈絞め)によるレフェリーストップ勝ち。ウルトラマンはジョージ高野を9分44秒、逆エビ固めでギブアップさせています。
翌7月25日は東京に戻り、午前10時30分より銀座東急ホテル「真砂の間」に新日本プロレスの猪木、全日本プロレスの馬場、国際プロレスの吉原功の3代表が1か月と11日ぶりに集まり、東京スポーツ新聞社創立20周年記念事業「プロレス夢のオールスター戦」の第2弾カード発表記者会見が行われました。
メインイベントのカードは既に馬場&猪木組のBI砲が7年8か月ぶりに実現、全日本プロレスと新日本プロレスの最強ヒールコンビ、アブドーラ・ザ・ブッチャー&タイガー・ジェット・シン組との対戦が決定していますが、この日、試合時間は時間無制限1本勝負で行われることが発表されています。
セミファイナル以下のカードで発表されたのは次の3カード。セミファイナルは国際プロレスのエース、ラッシャー木村が元国際プロレスのエースだったストロング小林と対戦。
セミ前が鶴田(全日本プロレス)&藤波(新日本プロレス)&ミル・マスカラス組の夢のトリオが実現、M齋藤(フリー)&高千穂明久(全日本プロレス)&キム・ドク改め戸口正徳(全日本プロレス、この件については稿を改めて書きます)組との6人タッグマッチ。
新日本プロレスと全日本プロレスの対抗戦、坂口とロッキー羽田のシングルマッチ。
全対戦カードは7月末に発表されることになりました。
R木村とS小林はS小林が国際プロレスのエース時代、73年7月9日、大阪府立体育会館でIWA世界ヘビー級王座を賭けて対戦。2−1でS小林が勝ち、24度目の同王座防衛に成功。
2度目の対戦は同年9月28日、岐阜市民センターでの「第5回IWAワールド・シリーズ」公式リーグ戦で対戦、20分50秒、体固めでS小林が勝ち、2連勝。しかしS小林はラーズ・アンダーソン、寺西勇に敗れ決勝進出成らず、10月10日、長崎国際体育館で行われた優勝決定戦ではR木村がブラックジャック・マリガンを破って初優勝を遂げています。
以来6年、S小林は74年2月に国際プロレスを離れフリー宣言、猪木との2度に亘る壮絶な死闘の後、75年1月から新日本プロレスにフリーとしてレギュラー参戦。同年5月30日に正式入団。
坂口とのタッグで北米タッグ王座、新日版アジア・タッグ王座を獲得しましたが、扱いは3番手で猪木、坂口の引き立て役に甘んじ、後輩の吉田光雄(長州)、藤波が凱旋帰国すると、さらに彼等の後塵を拝することとなり、北米タッグ王座からも転落、坂口のパートナーの座も長州に取って代わられ、今や団体の5番手で、今シリーズからはアンダーガードの出場が増え、元気の無さが目立っていました。
一方で国際プロレスの大黒柱となったR木村は、IWA世界ヘビー級王者として活躍、キラー・トーア・カマタ、ジプシー・ジョー、アレックス・スミルノフ、オックス・ベーカーら流血ラフファイター達と金網デスマッチも含めた防衛戦を展開、押しも押されもせぬエースとして君臨、両者のポジションは大きく変わってしまっています。
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