mixiユーザー(id:21258650)

2023年05月06日22:42

287 view

ストロング小林さん追悼(374)

78年新日本プロレス「サマー・ファイト・シリーズ」は6月23日、埼玉県大宮スケートセンターで開幕。

先の「MSGシリーズ」に次いでWWWFとの提携強化によりニューヨークの主力メンバーが来襲、元WWWFヘビー級王者「ラテンの魔豹」ペドロ・モラレス、「ロスの太陽」チャボ・ゲレロ、「サモアの虎鮫」ピーター・メイビア、「人間空母」ヘイスタック・カルホーン、「発電所二世」ラリー・ズビスコ、ハン・リーの外国人レスラーが参戦、カルホーンのマネージャーとしてフレッド・ブラッシーが来日。

シリーズ最終戦、7月27日、日本武道館にはWWWFヘビー級王者「超新星」ボブ・バックランドが特別参加、また、国際プロレスを退団しフリー宣言、藤波辰巳に挑戦を表明した剛竜馬が最終戦に参戦が決まりました。

シリーズを通してのエースは76年4〜5月の「第3回ワールド・リーグ戦」以来2年1か月ぶりの来日となるモラレス。前回の来日では公式戦で13戦全勝し1位通過で優勝決定戦進出を決めながらも、シード選手だった猪木が左肩負傷で優勝決定戦出場を辞退、キラー・カール・クラップ、ビクター・リベラとの三つ巴戦を勝ち抜いて2位となった坂口征二と5月11日、東京体育館で優勝決定戦を行い、25分38秒、コーナーポスト最上段から場外マットに投げつけられるデッドリー・ドライブでリングアウト負けを喫して惜しくも準優勝。

前回の来日では実現しなかった猪木とのシングルマッチと坂口へのリベンジに闘志を燃やしての来日。またヘビー級ながら小柄であり、空中殺法も見事にこなすところから、藤波辰巳との初対決も多いに注目されました。
 
前回の来日から帰国後は一旦WWWFを離れ、NWAサンフランシスコ地区やフロリダ地区、AWAなどで活躍。

サンフランシスコでは今回一緒に来日したメイビア、パット・パターソンとタッグを組み、ムーンドッグ・ロニー・メイン、アンジェロ・モスカ、ザ・ブルート(バグジー・マグロー)らと抗争を展開。AWAでは77年の上期にニック・ボックウィンクルのAWA世界ヘビー級王座に再三挑戦するもニックの老獪な戦術の前にベルトは奪えず。盟友メイビアとのタッグでブラックジャック・ランザ&ボビー・ダンカン組ののAWA世界タッグ王座にも挑戦。

フロリダではWWWF世界ヘビー級王座を奪った因縁のイワン・コロフ、パターソン、ディック・スレーター、ラーズ・アンダーソンなどを抗争相手に南部ヘビー級王座やTV王座を争い。77年9月1日にはマイアミに遠征してきた新WWWF王者スーパースター・ビリー・グラハムに挑戦し、10月にはセントピーターズバーグとウェストパームビーチにてハーリー・レイスのNWA世界ヘビー級王座に連続挑戦、黒人レスラーのロッキー・ジョンソンとタッグを結成して人気を博し、77年9月にはコロフ&パターソン組、78年1月にコロフ&ミスター・サイトー(マサ齋藤)組を破りフロリダ・タッグ王座を2度に亘り獲得しています。

新日本プロレス初参戦のチャボ、75年7月、全日本プロレス「サマー・アクション・シリーズ」以来約年ぶり2度目の来日。

本名サルバトーレ・ゲレロ・ジャネス1949年1月7日、テキサス州エルパソ出身の当時29歳、アメリカ国籍のメキシコ人で父親のゴリー・ゲレロ、弟のアーマンド・ゲレロ、ヘクター・ゲレロ、後にプロレス入りするエディ・ゲレロ(当時10歳)、息子のチャボ・ゲレロ・ジュニア、姪のシャウル・ゲレロもプロレスラー。メキシコおよびアメリカで活躍した名門ゲレロ・ファミリーの一員で、ゲレロ4兄弟の長兄にあたります。

デビューは68年の19歳の時という説がありますが、70年9月28日、テキサス西部のアマリロ地区(ドリー・ファンク・シニアが主宰していたNWAウエスタン・ステーツ・スポーツ)における、地元エルパソでの興行にて21歳でデビュー、前職は高校の体育教師をしており、デビュー後の数年間は教員の仕事に従事する傍らリングに上がっていたとも言われています。

当初はゴリー・ゲレロ・ジュニアをリングネームとしていたが、ほどなくしてチャボ・ゲレロに改名、前座試合に出場してキャリアを積み、74年には若手時代のスタン・ハンセンともタッグを組みました。  

75年7月の「サマー・アクション・シリーズ」にアマリロルートから全日本プロレスに初来日、フリッツ・フォン・エリック、ザ・スピリット(キラー・カール・コックス)、ジェリー・ブリスコ、ダンカン、リッキー・ギブソン、ボブ・レムス(サージェント・スローター、ボビー・スローター)が一緒でポジションは最下位も空中殺法を駆使して観客を沸かせ、ヒップアタックを初公開しています。 

帰国後はヒスパニック系人種の多いカリフォルニア州のロサンゼルス地区(NWAハリウッド・レスリング)を主戦場にベビーフェイスのエース級ポジションで活躍しブレイク。

75年8月以降ロサンゼルスに定着し、アーニー・ラッド、ロディ・パイパー、ザ・ハングマン、ケン・マンテル、ドクター・ヒロ・オオタ、ドリー・ファンク・ジュニア、テキサス・レッド、パット・パターソンらを破り、同地区の看板タイトル、アメリカス・ヘビー級王座を通算16回獲得しました。

76年3月2日にはオリンピック・オーデトリアムでロスに遠征してきたNWA世界ヘビー級王者、テリー・ファンクに挑戦、1本目を先制し、2本目は60分時間切れとなり、1−0とスコアの上では勝ったものの、王座獲得成らず。この試合結果は日本でも専門誌「ゴング」で報道され、「日本帰りは出世する」のジンクスを継承しました。

3月24日、テキサス州サンアントニオ・ミニュシバル・オーデトリアムではWWWF入り直前のハンセンをシングルマッチで撃破しています。

翌77年2月11日にはアルフォンソ・ダンテスを降してNWA世界ライト・ヘビー級王座も獲得、戴冠中の4月8日にはロスに遠征してきたハーリー・レイスの持つNWA世界ヘビー級王座に60分3本勝負で挑戦。前76年のテリー戦同様、1本目を先取した後に時間切れとなり、タイトル奪取は果たせなかったものの、NWA世界王者相手に2年連続で1−0でスコアの上では勝利を収めています。
 
藤波のライバルとして新日本プロレスへの招聘待望論が上がり、今回初の新日本プロレス登場、ロサンゼルスのご当地エースとして時のNWA世界ヘビー王者とも互角以上に闘える力量の持ち主であるチャボとの初顔合わせは非常に新鮮で、新日本プロレスに新しい時代到来を予感させました。
3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年05月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031