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2023年03月26日22:57

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週プロ流智美あの日あの時予想2022年総括(26)

第243戦、6月29日発売号●【予想】ストロング小林が古巣国際プロレスで7年ぶりにIWA世界タッグ王座を獲得。IWA世界タッグ王座決定戦、マイティ井上&寺西勇組vsS小林&永源遙組(80年国際プロレス後楽園ホール)【正解】藤波婚約会見に猪木が異例の出席、藤波辰巳&沼谷かおり婚約会見(81年新宿・京王プラザホテル)【参考】2016年6月29日発売号はIWA世界ヘビー級選手権試合、ラッシャー木村vsM井上(75年国際プロレス後楽園ホール)

3月31日、後楽園ホールで行われたIWA世界タッグ選手権試合(61分1本勝負)、王者チームM井上&アニマル浜口組に新日本プロレスの木村健吾&永源組が挑戦。新日本では前79年に1度同王座を獲得している星野勘太郎&山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズよりさらにポジションが下の即席コンビ。

試合開始5分過ぎ位に木村健が場外の浜口にプランチャを放ち、これを受け損ねた浜口は後頭部を強く打って失神、M井上が浜口をリングに押し上げましたが浜口はピクリとも動かず。床に溢れた観客のビールに足を滑らせたという報もありましたがはっきりわからず。

レフェリーの遠藤光男はカウントを入れる訳でもなく立ち尽くして木村健&永源組に注意をするのみ、腹に据えかねた新日本勢が遠藤レフェリーに暴行、11分30秒、王者チームの反則勝ちとなり、M井上&浜口組が11度目のタイトル防衛。

両チーム双方納得いかず、4月13日、国際プロレスの後楽園ホールで再戦が行われることとなりました。しかし浜口が脳震盪による欠場で王座返上となった為、改めて王座決定戦が行われることになりました。

ジュニア・ヘビー級に専念することになった木村健代わって元国際プロレスのエースだったS小林が永源とのコンビで国際マットに殴りこみ、井上&浜口に代わって出場となった寺西組と覇権を争いました。井上とS小林は国際プロレス生え抜きの同期で、猪木嫌いを公言し会社がピンチに陥った原因はS小林と猪木にありと、腹に一物を持つ井上、寺西と永源は同じ1946年1月生まれで大相撲立浪部屋の同期で相撲時代からのライバル、プロレスデビューも東京プロレスでほぼ同期にあたります。

1本目はS小林のアトミック・ドロップ2連発を耐えた井上があたりの強いフライング・ショルダーアタックからお返しのサマーソルト・ドロップ3連発で13分18秒、体固め、2本目は新日本プロレス勢の連携に井上が捕まり、永源のニードロップ、S小林のブレーンバスターを食って3分50秒、S小林が井上を体固め。

決勝の3本目は力の新日本プロレスコンビに国際プロレス勢は空中戦で対抗。寺西がS小林を場外に落としプランチャで追い込みましたが、ここでジプシー・ジョーとロッキー・ブリュワーが乱入し試合は大混乱。場外で額から流血した寺西はダウン、この間にS小林がリングに戻り、レフェリーの新日本プロレスの山本小鉄は4分、新日本プロレスのリングアウトを宣しました。

小鉄に抗議する国際プロレス陣営のセコンド陣ですが、判定は覆らず、S小林&永源組が第22代王者チームとなりました。S小林は初代同王者であり、国際プロレス時代の73年4月18日、土浦スポーツセンターでグレート草津と組んでイワン・コロフ&マッドドッグ・バション組に敗れて王座転落して以来、7年2か月ぶりの返り咲きとなりました。永源は国内初の王座戴冠でした。

【正解解説】 本連載(23)、6月8日発売号の予想の続編的内容となりました。

藤波は6月8日(現地時間)、ニューヨークMSGでアメリカ修業中の谷津嘉章とタッグを組み、キング&レックスのザ・ムーンドッグスの保持するWWFタッグ王座に挑戦。2−0で藤波&谷津組がストレート勝ちしていますが、反則含みによりタイトル移動はなし。

試合後、テレ朝の勝利者インタビューに答えた藤波はリング上に婚約者の沼谷かおりさん(伽織夫人、当時27歳)を紹介しています。

かおりさんは大阪出身、プロレスファンだったかおりさんの実弟(後に新日本プロレス次長となる)に誘われて78年10月20日、寝屋川市民体育館でのチャボ・ゲレロとのWWWFジュニア・ヘビー級選手権試合を観戦に行きました。試合は藤波が大流血の末、1−1からの3本目、血染めのコブラツイストでチャボをギブアップさせて10度目の防衛を果たし、WWWFから「ベルト永久保持」(タイトルではない)を認められましたが頭部を裂傷。

藤波を心配したかおりさんが新日本プロレスの大阪の定宿だった「ホテル南海」に藤波を訪ねて行き藤波が一目惚れ、交際が始まり婚約発表に至りました。

帰国後改めて婚約発表記者会見が行われ、猪木も同席。会見の席上、猪木は「藤波は今が一番大切な時、家庭を持つことは飛躍に直結するし、ますます頑張ってもらいたい。これを機に俺の後継者としての道を歩んで行って欲しい」とコメントしています。

定説では穏健な性格の藤波を猪木が後継者に指名する気などさらさらなく、後に長州力を現場監督にしたり、前田日明が後継者の本命だった、等々いろんな声がありますが、この会見はUWF、ジャパンプロレスの出来る前の話で、おめでたい席だから多少の外交辞令はありますが、藤波を後継者にと考えていた時期もあったということでしょう。

※対戦戦績は243戦44勝199敗、勝率181。
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