76年新日本プロレス「闘魂シリーズ」も後半戦に突入しました。関東・甲信越から東北をサーキットしている新日本プロレス軍団、第17戦は9月18日、青森県十和田市体育館(観衆2,500人発表)大会。
ストロング小林はメインイベントで坂口征二との北米タッグ王者コンビを結成、この日が初タッグとなるアンドレ・ザ・ジャイアント&ブラックジャック・モース組と対戦。身長223cmのアンドレと198�僂離癲璽垢竜霓優織奪阿鰐ノ賄�にな組み合わせでした。
まだモースはキャリアが浅く、試合運びも雑なところはありますが試合の巧さでは定評のあるアンドレが引っ張れば面白いタッグチームになる可能性はありました。
北米タッグのタイトルマッチにしてもおかしくない好カード。1本目は12分36秒、坂口がモースを体固め、2本目は5分23秒、アンドレが坂口に反則勝ち、決勝の3本目は3分57秒、アンドレが坂口を体固めで破り、反則含みながら2−1で坂口&S小林組が初タッグのアンドレ&モース組に敗れてしまいました。
おそらくアンドレのパートナーとしては全盛期をとうに過ぎていたビル・ドロモよりも将来を考えると若いモースの方を起用していった方が良い、という猪木の判断だったかと思われます。
シリーズ後半はアンドレ&モース組が組まれる機会が増えますし、この翌年の77年4〜6月の「ゴールデン・ファイト・シリーズ」でも後半戦に特別参加してきたアンドレとモースは一緒になっており、新日本プロレスのフロントではアンドレ&モース組に期待をしていた感じはあります。しかし、モースがこの77年の来日を最後にフェードアウトしてしまうのですが…。
セミファイナルは猪木がカール・フォン・スタイガーとシングルマッチ45分1本勝負で対戦、6分33秒、弓矢固め(ボーアンドアロー・バックブリーカー)でギブアップ勝ちを収めました。
ドロモは山本小鉄とセミ前のシングルマッチで対戦し12分27秒、体固めでフォール勝ち。小鉄はこのシリーズ、毎試合ではないですが半分位は試合に出ています。
第18戦、9月19日、青森県むつ市体育館(観衆3,000人超満員発表)大会。前日の十和田大会で、猪木から「合格」のお墨付きをもらったかアンドレ&モース組はメインイベントで猪木&坂口組の黄金コンビとメインイベントで対戦。
猪木&坂口組は、モハメド・アリ戦前の猪木の欠場、先の「アジア・リーグ戦」では猪木は木戸修と、坂口はS小林とのタッグでエントリーしていた為、久しぶりのタッグ結成で、5月5日、福岡スポーツセンターでタワーリング・インフェルノ(ネイル・グアイ)&ケン・マンテル組に2−0でストレート勝ちして以来4か月半ぶりのタッグ結成となりました。
1本目は15分2秒、坂口がモースを体固め、2本目は3分49秒、アンドレが坂口を体固め、決勝の3本目は2分48秒、猪木がモースを体固めで破り2−1で猪木&坂口組の黄金コンビが勝利を飾りました。
S小林はセミファイナルでドロモと国際プロレス時代以来4年ぶりにシングルマッチ45分1本勝負で対戦し、8分16秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち。
第19戦からは北海道ツアー、9月21日、滝川市青少年体育センター(観衆2,500人満員発表)大会。メインイベントは猪木がドロモとシングルマッチ60分1本勝負で対戦、7分15秒、弓矢固めでギブアップ勝ちを奪いました。
セミファイナルは坂口とアンドレのシングルマッチ45分1本勝負で対戦、7分26秒、アンドレが体固めでフォール勝ち。シリーズ最終戦、10月7日、蔵前国技館での「格闘技世界一決定戦」に向けて猪木、アンドレ共に好調ぶりをアピール。
S小林はセミ前で木戸とタッグを組み、クルト&カールのフォン・スタイガー兄弟と45分3本勝負で対戦、1本目は9分43秒、クルトが木戸を体固め、2本目は2分12秒、木戸がクルトを回転エビ固め、決勝の3本目は3分6秒、S小林がカールを片エビ固めでフォールし、2−1でS小林&木戸組が勝利を飾りました。滝川大会のカードはテレビ中継してもおかしくない好カード揃いだったと思います。
第20戦は9月22日、室蘭市体育館(観衆2,300人発表)大会。S小林はセミファイナルでアンドレとシングルマッチ45分1本勝負で対戦。9分58秒、「逆さサバ折り」でアンドレがギブアップ勝ちしていますが、これはおそらく、カナディアン・バックブリーカーに担ぎ上げたところ持ち上げ切れなく、アンドレも何とか肩まで持ち上げて決めようと思ったが重心が低く、硬いS小林の身体を持て余して逆さ胴絞め吊り(スタンプホールド)みたいな感じになり、レフェリーの判断で試合を止めた、と考えます。
相手が柔軟な身体の猪木なら、一旦元へ戻ってもう一度担ぎ上げることが出来たかと思いますが、S小林ではそのあたりの機転は効かなかったのではないでしょうか?
室蘭大会メインイベントは猪木&星野勘太郎組vsクルト&カールのフォン・スタイガー兄弟の一戦。1本目は16分22秒、星野がクルトを体固め、2本目は3分53秒、猪木がカールを体固めで破り、猪木&星野組が2−0でストレート勝ちを収めました。
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