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2022年06月06日23:56

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ストロング小林さん追悼(150)

75年新日本プロレス「ゴールデン・ファイト・シリーズ」開幕戦、5月30日、後楽園ホール大会。新日本プロレスに入団が発表されたストロング小林の正式入団第1戦はセミファイナルでアンドレ・ザ・ジャイアントとのシングルマッチ45分1本勝負。

S小林としてはこれ以上はいない、という超大物とのシングルマッチとなりました。国際プロレス時代のモンスター・ロシモフとは比べ物にならない位身体も強さもビッグになったアンドレに対し、S小林はヘッドロックから強引な首投げで豪快に投げて観客を沸かせました。

しかし、「世界の大巨人」となったアンドレは流石に強く、S小林の足を取っての強烈なレッグブリーカー、もつれて両者場外に転落。アンドレはS小林の身体を横抱きに抱えるとコーナーの鉄柱に背骨を何回も打ち付けていきます。エキサイトしたアンドレは場外カウントに気づかず、7分13秒、両者リングアウトの引き分けとなりました。内容的にはS小林の負け試合でしたが、世界のスーパースターのアンドレに負けなかっただけよしとすべき試合でした。

メインイベントは猪木&坂口征二組に星野勘太郎を加えたトリオが初来日のグレッグ・バレンタイン&新日本プロレス初参戦のザ・プロフェッショナル&マスクド・グラディエーター組と対戦。1本目は14分42秒、Gバレンタインが父譲りのジャンピング・エルボードロップから星野を体固め。2本目は7分25秒、坂口がグラディエーターをアトミック・ドロップから体固め。

決勝の3本目は猪木が新兵器を披露。プロフェッショナルの身体をボディスラムの要領で横抱きに抱えるとそのまま投げてからブリッジして固めるブロックバスター・ホールドからカウント3。1分31秒、決まり手は「揺り椅子固め」と発表されていますが、ジョージ・ゴーディエンコが使ったブロックバスターをそのまま投げ捨てずブリッジして固めたもの。ゴーディエンコ式のブロックバスターはS小林も国際プロレス時代に得意技として使っていましたが、ブリッジして固めるのは猪木のオリジナルでした。

S小林の正式加入で猪木も闘志に火が付いた感じで2−1で猪木&坂口&星野組が快勝しています。

ジョン・ミッチェルは西ドイツヘの海外武者修行が決定した木戸修を6分54秒、首固めで破り、叔父のデニス・ミッチェルは永源遙に8分13秒、エビ固めでフォール勝ち。

木戸と同じく第1回カール・ゴッチ杯に優勝、西ドイツに海外武者修行に行くことになった藤波辰巳は、日本プロレス入りする時に頼った伝手でもあった同じ大分県出身、同郷の先輩でデビュー戦の相手でもある魁勝司(北沢幹之、新海弘勝)とタッグを組み、藤原喜明&シンガポールからのプロレス留学生、ドナルド・タケシ組と対戦。13分19秒、藤波がタケシを体固めで破りました。

また、メキシコヘの武者修行が決まったリトル浜田(グラン)は木村聖裔(たかし、健吾)を11分25秒、回転エビ固めで降しています。

この日、後楽園ホールのリング上で、西ドイツに武者修行に出る木戸、藤波、メキシコ武者修行に出る浜田、橋本小助(引退)の4選手が、観客に渡欧、渡墨の挨拶を行いました。

6月2日、山形県真室川公園特設リング(観衆4,200人満員発表)大会でS小林はGバレンタインとシングルマッチ45分1本勝負で初対決、15分28秒、両者リングアウトの引き分け。

6月3日、青森県三沢市北村家具裏特設リング(観衆4,300人超満員発表)大会では開幕戦と同一カード、S小林とアンドレのシングルマッチ45分1本勝負が組まれましたが、8分48秒、片エビ固めでフォール負けを喫しました。

新日本プロレスのツアーは東北から北海道へ。6月4日、函館市民体育館(観衆4,500人発表)でS小林はプロフェッショナルとシングルマッチ45分1本勝負で対戦していますが、15分26秒、片エビ固めでこれまたフォール負け。アンドレは仕方ないにせよ、シリーズナンバー3であるプロフェッショナルに負けを許したのは「えっ!どうしちゃったの?」という感じでした。少なくともワールド・リーグ戦だったらあり得ないマッチメイクだったでしょう。

6月5日、札幌中島スポーツセンター(テレビ収録、観衆7,500人超満員発表)大会、メインイベントでついに猪木&S小林組の「ニュー・ゴールデンコンビ」が初結成。フリー参戦時は猪木とタッグは組まなかったS小林ですが、入団により色々なわだかまりが消えたか。Gバレンタイン&プロフェッショナル組と対戦。1本目は18分5秒、S小林がGバレンタインをブレーンバスターから片エビ固め。2本目は4分48秒、猪木がプロフェッショナルを2週連続してのブロックバスター・ホールドでフォールして猪木&S小林組が2−0のストレート勝ちを飾っています。

「ニュー・ゴールデンコンビ」は猪木&坂口組の黄金コンビとは一味違う魅力的なタッグチームでした。

セミファイナルは坂口がアンドレと対戦したシングルマッチ45分1本勝負。坂口がラフファイトを仕掛け、場外でアンドレの額を鉄柱にぶつけて流血させる展開に。12分31秒、両者リングアウトの引き分け。

グラディエーターは永源を10分2秒、体固めで破り、星野とDミッチェルのシングルマッチは11分8秒、体固めで星野の勝利。Jミッチェルは栗栖正信(正伸)を7分40秒、体固めで撃破しています。
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