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2022年02月01日06:39

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ストロング小林さん追悼(26)

69年国際プロレス「IWAワールド・タッグ挑戦シリーズ」は69年の年内最終シリーズとなり、10月12日〜12月6日までの8週間30戦というロングツアーとなりました。

外国人選手はブルーノ・アーリントン、イアン・キャンベル、フランク・バロアが全戦参加、中盤戦より特別参加が「レバノンの双生児」シーク&エミールのエルマンソー兄弟、ゴードン・ネルソン、バッド・コディ。先の「ロイヤル・シリーズ」から残留がバディ・コルト、ゴージャス・ジョージ・ジュニア。それに先のシリーズ最終戦、10月3日、足立区体育館でタッグパートナーだったグレート草津を裏切り、来場していた観客とテレビ視聴者を啞然とさせたシャチ横内が外国人ヒールサイドとして参加。参加が発表されていたアンドレ・ボレーは来日中止となりました。

シリーズの名の通り、選抜戦を行い、勝ち抜いたチームが最終戦の12月6日、蔵前国技館で豊登&ストロング小林組の保持するIWA世界タッグ王座に挑戦することになりました。選抜戦については次回以降に書いていきます。 

10月12日の開幕戦は小林の地元である青梅市農協横広場特設リング(観衆7,000人超満員発表)で行われました。小林はメインイベントに登場、豊登とのタッグでコルト&GジョージJr組と対戦、1本目は15分6秒、豊登がコルトを逆片エビ固め、2本目は4分7秒、小林がGジョージJrを逆エビ固めでギブアップさせ2−0のストレート勝ち。小林は故郷に錦を飾る豪快な勝ち方でした。

セミファイナルはサンダー杉山&田中忠治組がアーリントン&キャンベル組と対戦、1本目は7分29秒、アーリントンが田中を体固め、2本目は4分6秒、外国人組の反則勝ちで2−0のストレートでアーリントン&キャンベル組が勝ちました。

セミ前に組まれたのは草津&大磯武組とバロア&横内組の一戦。開幕戦で早くも草津と横内がタッグながら対戦しました。バロアはアンドレ・ザ・ジャイアントのマネージャーとして新日本プロレスに何度か来日しておりモタモタした動きの太ったおじさんというイメージが強いですが、60年6月2日、大阪府立体育会館ではダン・ミラーと組んで初代王者チームキング・コング&タイガー・ジョキンダー組が防衛戦をやってなかった為空位になっていたアジア・タッグ王座決定戦で力道山&吉村道明組を破り、第2代王者となった実力者。

以来9年半ぶりの来日であり、この時46歳と当時としては高齢の部類に入りました。1本目は16分5秒、横内が草津を体固め、2本目は5分27秒、草津が横内を足4の字固めでギブアップさせました。決勝の3本目は5分27秒、バロアが大磯を体固めに決めて2−1でバロア&横内組が勝っています。

シリーズ初テレビ収録は第2戦の10月14日、葛飾区体育館(観衆1,200人発表)大会、メインイベントはコルトの保持するUSAヘビー級王座に小林が挑戦。1本目は2分42秒、小林が体固め、2本目は8分19秒、コルトが体固め、決勝の3本目は36秒の速攻勝利で小林が体固めを決めて2−1で小林が勝利し王座を獲得。

出土不明の即席タイトルながら、小林はこれでシングル王座初戴冠、豊登と組んで保持していたIWA世界タッグ王座と併せて二冠王者となりました。

草津の英国西部&英国南部両王座との兼ね合い(国際プロレスの王座は「封印」、「消滅」などちゃんとファンに告知せずに防衛戦やらずにいつの間にかフェードアウトするパターンが多い)もありランクをつけるのは難しいですが、この時点で小林は国際プロレスのエースになったという認識で間違いないと思います。

セミファイナルは草津&杉山組がアーリントン&キャンベル組と対戦、1本目は12分6秒、アーリントンが草津を体固め、2本目は3分13秒、草津がキャンベルを足4の字固め、決勝の3本目はインターバルの間に草津と杉山をアーリントンとキャンベルが襲撃、開始前に外国人組の反則が取られ、試合時間なしで2−1で日本組の反則勝ちとなりました。

このシリーズは大磯が抜擢され、外国人と多く試合が組まれています。この日は田中と組んでバロア&横内組と対戦、1本目は13分27秒、両チームリングアウト、2本目は7分8秒、バロアが大磯を体固めで押さえ2−1でバロア&横内組の勝利に終わりました。豊登はGジョージJrを逆片エビ固めでギブアップさせています。

10月22日、町田市体育館(テレビ生中継、観衆3,000人満員発表)はダブル・メインイベント。ダブルメイン第2試合には大磯が登場、豊登&草津と組んでアーリントン&キャンベル&横内組と対戦、1本目は12分55秒、横内が大磯を片エビ固め、2本目は11分1秒、大磯が横内を体固め、決勝の3本目は3分4秒に日本組が反則勝ちとなり、2−1で豊登&草津&大磯組が勝ちました。

ダブルメイン第1試合は新USAヘビー級王者となった小林が古豪バロアとシングルマッチ60分3本勝負で対戦。1本目は2分14秒、バロアが体固め、2本目は1分24秒、3本目は3分13秒、いずれも体固めで小林が連取し、2−1で小林が完勝しました。

セミファイナルは杉山&田中組vsコルト&GジョージJr組の一戦、1本目は2分19秒、田中がコルトを体固め、2本目は5分1秒にコルトが田中を体固め、決勝の3本目は2分59秒、杉山がGジョージJrを体固めに降し2−1で杉山&田中組に軍配が上がりました。

小林vsバロア戦、杉山&田中組vsコルト&GジョージJr組の試合タイムの短さと、テレビ生中継が水曜日午後7時からだったことを勘案すると、大磯の出場した6人タッグは放送時間終了後に行われた最終試合かあるいは試合開始直ぐに放送時間が終わってしまったかだと思われます。

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