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2021年04月23日02:45

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ジャンボ鶴田怪物伝説(732)

86年「チャンピオン・カーニバル」4月12日は熊本市体育館(テレビ収録、観衆3,400人発表)大会。土曜日開催ですがこの日は3月31日の新潟県長岡市厚生会館大会(天龍vsテッド・デビアスのUNヘビー級王座決定リーグ戦他)が放送されており、後日(5月3日)放送となりました。

メインイベントはスタン・ハンセン&デビアス組のPWF世界タッグ王座にインターナショナル・タッグ王者チームである長州力&谷津嘉章組が挑戦。(インターナショナル・タッグのベルトは賭けられず)2年後の88年には統一戦が行われる両王座ですが、この時点では馬場はまだ2つの王座を並行して走らせていく構想だったのでしょう。

とは言え、勝てばタッグ二冠王となる長州&谷津組はデビアスに照準を合わせてベルトを奪いにいきたいところ。両チームは前85年12月12日、日本武道館における「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終公式戦で対戦し30分時間切れ引き分けに終わっており、決着つかず。

しかし、王者組は負傷している谷津の左足を集中攻撃してジャパン軍団の早い連携プレーを止めることに成功、ハンセンは自軍コーナー近くで痛めた谷津の左足を攻撃すると前85年12月29日、ニュージャージー州イーストルーサーフォード・メドーランズ地区ブレンダン・バーン・アリーナでリック・マーテルからAWA世界ヘビー級王座を奪った逆エビ固めを決めてグイグイと絞り上げていきます。

ハンセンのタッチを受けたデビアスも続けて逆エビ固め、王者組コーナーに近い為に長州はカットに入れない。ハンセン&デビアス組は交互に逆エビ固めを谷津に繰り返していきます。谷津は必死にロープエスケープしましたが王者組は谷津を離そうとせず。ブレイクしない王者組に腹を立てた長州が椅子を持ち出してハンセン&デビアス組に攻撃を加えて18分24秒、反則負け。

ハンセン&デビアス組が前85年8月31日、両国国技館での鶴田&天龍組戦に次いで2度目の防衛に成功しました。内容的には長州&谷津組の完敗だった試合でした。

セミファイナルはUNヘビー級王座決定リーグ戦、天龍と阿修羅・原、注目の一戦。81年、新日本プロレスとの対抗戦で藤波辰巳との対戦が決まっていながら、「ヘビー級の俺が何でジュニア(当時)の藤波とやらなくちゃいけないんだ」と試合をキャンセルして、故郷長崎に帰っていた原でしたが、「俺と大してキャリアの変わらない天龍が全日本所属というだけで(リック)フレアー(のNWA世界ヘビー級王座)に挑戦出来るのはおかしい。天龍は俺とやって勝ってから(フレアーに)挑戦しろ!」と突如ターゲットを天龍に変えて全日本プロレスヘ参戦した原は10月2日、後楽園ホールで天龍と対戦、互角の試合で両者リングアウトとなり、この試合を見て原を高く評価した馬場は原を全日本プロレスに入団させました。

天龍&原組が結成され、81年と82年の世界最強タッグ決定リーグ戦にエントリーしましたがいずれも下位に。84年、天龍がUNヘビー級王座に就くと、原は4月11日、大分県立荷揚町体育館、4月16日、後楽園ホールと連続して天龍の同王座に挑戦。大分では両リン、後楽園では天龍の丸め込みに敗れましたが、観客からは高評価を受けました。

失踪後、フリーの立場として長州、天龍に狙いを定めていくことをアピールした原は85年6月28日、後楽園ホールで天龍とノンタイトルで対戦、荒れた試合で14分37秒、ノーコンテストとなりましたが、いずれにしてもタフガイ同士、豪快な攻めを見せる原と受けっぷりの良い天龍の試合は好試合となりました。それ以来のシングルマッチでの激突。

原は天龍をオクラホマ・スタンピート狙いか肩に担ぎ上げると天龍は空中で必死に抵抗、これでバランスを崩した原はロープに身体を打ち付けて転倒、そこを天龍が身体を浴びせて押さえ込んでの片エビ固めでカウント3が入りました。フィニッシュとしては84年4月16日、後楽園ホールでのUN選手権試合と似た感じになりましたが天龍が難敵原からピンフォール勝ちを収め、2勝1時間切れ引き分けの5点、原は1勝1敗1両リンの2点。

全日本対カルガリー・ハリケーンズ、鶴田&タイガーマスク&ハル薗田組とスーパー・ストロング・マシン&ヒロ斉藤&高野俊二組の6人タッグマッチは15分17秒、マシンが薗田を魔神風車固めでフォールしハリケーンズに軍配が上がりました。

全日本対国際血盟軍、馬場&石川敬士組vsラッシャー木村&鶴見五郎組は9分33秒、馬場が16文キックから鶴見を片エビ固め。

キラー・カーン&アニマル浜口組のジャパン軍団とオレイ・アンダーソン&ロン・バス組は9分8秒、ジャパン軍の反則負けとなりました。

全日本対ジャパン、サムソン冬木&渕正信組と小林邦昭&保永昇男組は12分10秒に両チームリングアウトの引き分け。全日本同士のグレート小鹿&大熊元司組の極道コンビvsマイティ井上&ロッキー羽田組は12分57秒に大熊が羽田をエビ固めに丸め込んでのフォール勝ち。

第1〜第3試合は全日本対ジャパンのシングルマッチ、小川良成と仲野信市は8分18秒、キャメルクラッチで仲野がギブアップ勝ち。このあたりは「ヤングライオン風」勝ち方。百田義浩と山本英俊は8分23秒、バックドロップからの片エビ固めで義浩が勝ち、百田光雄と佐々木健介は8分19秒、同じくバックドロップからの片エビ固めで光雄が勝利を収め、ベテラン百田兄弟がジャパンの新人を粉砕して見せました。
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