新世紀を迎えた01年も大日本プロレスとCZWの抗争は激化。しかし、前回書きました00年11月23日、横浜文化体育館でザンディグを破りBJW認定デスマッチ・ヘビー級王者となった本間朋晃が暮れに大日本を退団してしまい、フリーとして全日本プロレスに参戦。
本間の離脱で空位となったデスマッチ・ヘビー級王座は01年5月4日、札幌テイセンホールで行われた王座決定戦で金村キンタロー(FMW)を降したザンディグが返り咲きを果たしていました。
また、本間、シャドウWXと並んで「デスマッチ新世代」として大日本プロレスを牽引して来た山川竜司は3月18日、博多スターレーンでのワイフビーターとの試合で、エプロンから場外へ叩きつけるネックハンギング・ボムを喰らった時に場外のフロアに頭部を強打、頭蓋骨骨折の重傷を負い、長期欠場を余儀なくされてしまいました。
戦力ダウンした大日本に最大の危機が到来。この年の8月19日に開催された横浜文化体育館大会「BJ UNIVERSE01」最終戦(観衆4,000人超満員発表)では前回の5対5を上回る大日本vsCZW7対7全面戦争が行われました。
試合はシングルマッチ3試合、タッグマッチ2試合が組まれ、双方7選手が出場(試合は全て時間無制限1本勝負)。先ず先鋒戦、大日本、関本大介vsCZW、ネイト・ヘイトリッドのシングルマッチ。デビュー丸2年経ち進境著しい関本でしたがデスマッチ志向はなく、ヘイトリッドのハードコア戦法の前にペースを掴めず13分28秒、ツームストン・パイルドライバーからの片エビ固めでヘイトリッドがフォール勝ち。前回はCZWが1勝もあげられずに終わったので貴重な1勝、1点をもたらしました。
次鋒戦、大日本、アブドーラ小林vsCZW、マッドマン・ポンドのシングルマッチ。小林は本名の小林洋輔→小林源之助→ミスター源之助とリングネームを変えましたが、前年まで大日本に参戦していたアブドーラ・ザ・ブッチャーから「アブドーラ」を名乗ることを許されました。破天荒な試合で「バカガイジン」として親しまれる存在になるポンドはまだこの時はキャリアが浅く、12分18秒、A小林が裸絞めでポンドを絞め落とし、大日本が星を返して1勝1敗、大日本1点、CZW1点。
中堅戦、大日本、MEN'Sテイオーとザンディグと仲間割れしCZWから大日本に戻った葛西純組vsCZW、アシッド&ジョニー・カジミア組によるBJW認定ジュニア・ヘビー級、CZWジュニア・ヘビー級、CZWタッグのトリプル王座勝者総取りタッグマッチ。BJW認定ジュニア王者テイオー、CZWジュニア王者葛西,CZWタッグ王者チームのアシッド&カジミア組が保持しているベルトを全て賭けて勝者がベルトを総取りする変則ルール。
試合は16分40秒、アシッドのアシッドボムが葛西に決まり片エビ固めでアシッドのフォール勝ち。アシッド&カジミア組がCZWタッグ王座を防衛しBJWジュニア、CZWジュニア王座を獲得。2つのジュニア王座についてはアシッドがCZW、カジミアがBJWのベルトを巻きました。これで大日本の1勝2敗、大日本1点、CZW3点となりました。
副将戦、セミファイナルは大日本『神風』&保坂秀樹(FMW)組vsCZWワイフビーター&ジャスティス・ペイン組によるバーブドワイヤー(有刺鉄線)ボードデスマッチ。18分55秒、『神風』が有刺鉄線を自らの身体に巻きつけてのムーンサルト・プレスでペインを体固めに降し大日本が大きな1勝を挙げています。これで2勝2敗、双方3点ずつのタイスコア。
そして迎えた大将戦、メインイベント、CZW、ザンディグの保持するBJW認定デスマッチ・ヘビー級王座に挑んだのはミスター・デンジャー、松永光弘。試合形式は蛍光灯200本&ガラスボード・デスマッチ。
勢いに乗るCZWのエース、30歳のザンディグにスポット参戦で35歳の松永。松永は7月29日、八王子みなみ野駅前広場特設リングでポンドを有刺鉄線バットを使ったサソリ固めでギブアップさせていますが、肉体的にはザンディグ有利の見方は強く、松永を軽々とリフトアップして投げつけるなどパワーの違いを見せつけましたが、松永は百戦錬磨のツワモノ。17分34秒、ザンディグの一瞬の隙を突いたビッグファイヤー(火炎攻撃)からの片エビ固めでザンディグをフォール。3年ぶりに王座返り咲きを果たしています。
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