小橋建太は12年末にはフリー宣言し、13年5月11日に引退試合を日本武道館で開催すると発表、大会はプロレスリング・ノアと小橋の個人事務所である株式会社Fortune KK(12年12月設立)の共同開催で実行されることになりました。
一方、秋山準、潮崎豪、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志はかつて小橋がリーダーだった「バーニング」を名乗って古巣全日本プロレスに参戦、1月26日、大田区総合体育館大会に姿を現し、武藤敬司が代表だった全日本プロレスに宣戦布告、2月23日、後楽園ホールから試合に出場しています。
ノアの13年横浜文化体育館大会は3月10日、「GREAT VOYAGE13 in Yokohama」(テレビ収録、観衆3,000人満員発表)として開催。この日はGHC4大選手権試合が行われました。満員発表とは言え発表観客数も漸減しており、もはやこの時点のノアは団体の総力をあげたビッグマッチで横浜文体を満員にすることは厳しい状況にありました。
メインイベントでは1月27日、大阪ボディメーカー・コロシアム(大阪府立体育会館)で森嶋猛を破りGHCヘビー級王者となったKENTAが同じノーマーシーに所属していたマイバッハ谷口と同門対決、24分53秒、go2Sleepからの片エビ固めで破り王座初防衛に成功しました。
選手離脱により手薄になった為、新日本プロレスに選手派遣を依頼、矢野通&飯塚高史組のCHAOSが参戦しGHCタッグ王者チーム、丸藤正道&杉浦貴組に挑戦、20分43秒、矢野が丸め込み技「鏡割」で杉浦をフォールし矢野&飯塚組が王座獲得。新日本プロレスは12年にユークスからブシロードに親会社が代わり、「レインメーカー」オカダ・カズチカの活躍もあり隆盛を取り戻しており、従前の三沢光晴社長時代とは力関係が完全に逆転してしまいました。
セミ前に組まれたのはGHCジュニア・ヘビー級選手権試合、王者石森太二に小峠篤司が挑戦、17分24秒にレボルシオンからのエビ固めで石森が勝ち王座防衛。GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合、王者チーム、マイバッハ谷口Jr(07年に引退していたSUWA)&平柳玄藩組にスペル・クレイジー&リッキー・マルビン組が挑戦、11分1秒、平柳が昇龍玄藩(カチ上げ式ラリアット)からのエビ固めでマルビンを破ってマイバッハ谷口Jr&平柳組が王座防衛を果たしました。
BRAVEvsTMDK、森嶋&モハメドヨネ&小川良成組とマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト&新メンバー、ジョナ・ロック組の6人タッグマッチは12分47秒、ロックのフライング・ボディアタックから試合権利のあるマイキーが小川を体固めに決めてTMDKに軍配が上がりました。
ダイヤモンド・リング、佐々木健介&中嶋勝彦組vsフリーの齋藤彰俊&井上雅央組は15分8秒、健介がストラングル・ホールドで雅央にギブアップ勝ち。
00年代に武藤全日本で悪の花を咲かせていたヒールユニット、ブードゥー・マーダーズ。11年5月にリーダーのTARUがスーパーヘイト(平井伸和)を暴行し、平井は意識不明の重体になる事件が発生、TARUは解雇され、ブードゥーは全日本プロレスから姿を消しましたが、かつてブードゥーの一員だったbrother YASSHIによりダイヤモンド・リングで復活、この時は宮原健斗とK−DOJOの滝澤大志が加入していましたが、宮原と滝澤はブードゥーのスタイルでノアのリングに登場、ランス&ハーレムのブラバド兄弟と対戦、9分40秒に宮原がランスを片エビ固めに降しています。
第1試合はこの年の1月6日に後楽園ホールでデビューした7年ぶりのノア生え抜き新人、熊野準(ひとし)がダイヤモンド・リングの梶原慧と対戦していますが、8分30秒、逆エビ固めでギブアップ負けを喫しています。
小橋の引退試合「FINAL BURNING in BUDOKAN」は5月11日、日本武道館に超満員17,000人発表の大観衆を集めて行われ、小橋は秋山(フリー、バーニング)&武藤敬司(全日本プロレス)&佐々木健介(ダイヤモンド・リング)と組んでKENTA&潮崎&金丸(フリー、バーニング)&M谷口組と8人タッグマッチで対戦、39分59秒、ムーンサルト・プレスからの片エビ固めで谷口を破り、引退試合を勝利で飾りました。
翌5月12日、昼興行の後楽園ホールからノアは「方舟新章〜心に残るプロレス〜」をキャッチコピーとしてリスタートを切りました。この日は、前日の小橋引退興行とセットで観戦しようと思っていた人や、遠征宿泊組もこの興行を併せて見ようという人も多数おり、久しぶりに2,200人超満員発表の観客を動員。メインイベントではKENTAが杉浦を32分33秒、go2Sleepからの片エビ固め破りGHCヘビー級王座を防衛しています。
本題とはやや外れますが、外敵として全日本プロレスに乗り込んでいった秋山以下のバーニングですが、6月末武藤敬司が新代表取締役となっていた白石伸生(スピードパートナーズ代表)と意見が合わず対立、カズ・ハヤシ、真田聖也(SANADA)、KAI、大和ヒロシ、浜亮太、征矢学、中之上靖文ら配下選手らと全日本プロレスを退団してしまい、新団体WRESTLE−1を設立,9月8日にJCBホール(TDCホール)での旗揚げ興行に向けて準備を開始。
全日本プロレスに残った諏訪魔がバーニングの5人と腹を割って話し合い、バーニングは全日本プロレスに入団することになるという展開になりました。全日本プロレスはこれで3派に団体が分裂するという事態となりました。
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