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2020年08月04日00:08

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ジャンボ鶴田怪物伝説(688)

85年「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終戦、12月12日、日本武道館(テレビ収録、観衆10,600人発表)大会。同リーグ戦は11月23日、後楽園ホールでの開幕戦から1日のオフもない20連戦。過酷な日程でしたが、従来から最強タッグの興行を買っているプロモーター達に加え、ジャパン側のプロモーターも併せて興行を買ったのでこのようなスケジュールになりました。

全日本プロレスではこの年から最強タッグ優勝戦の舞台を格闘技の殿堂、日本武道館で開催することになります。77年の「世界オープン・タッグ選手権」から続く蔵前国技館(78年のみ札幌中島スポーツセンターを使用、蔵前大会はリーグ戦途中に開催)は老朽化の為84年大相撲秋場所を最後に取り壊し。両国国技館がオープンしましたが、敢えて馬場は長州力率いるジャパンプロレスを引き入れたことで「日本プロレス界の覇者」たるべく両国国技館より収容人員の多い(定員14,451人、現在は改装により14,471人に変更されている)の日本武道館開催で勝負に出ました。

しかし、残念ながら10,600人と満員マークはつかず。新日本プロレスは12月6日に両国国技館で「IWGPタッグ・リーグ戦」を開催、猪木&坂口征二組vs藤波辰巳&木村健吾組、ブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組vsディック・マードック&マスクド・スーパースター組の2大公式戦(前田日明以下UWF戦士の来場あり)を持って来ましたが、優勝決定戦ではなかった為かこちらも8,750人発表と満員とは程遠い数字なりました。

選手大量離脱などネガティブな要素が多かった新日本プロレスは自滅した感じでしたが、豪華メンバーを集めた全日本プロレスの暮れの看板シリーズも、新日本プロレスとの興行合戦には勝ったものの、思った程の盛況ではなく、長州らジャパン軍団も参戦して1年近く経つと新鮮味が薄れて来ていました。

さて、リーグ戦ですが、この日の公式戦最終日までで優勝の可能性があるのが6点のスタン・ハンセン&テッド・デビアス組、ハーリー・レイス&ジェシー・バー組。これを5点で追うのが鶴田&天龍組、馬場&ドリー・ファンク・ジュニア組、長州&谷津嘉章組、ダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組。こちらの6チームが優勝の可能性を残していました。

今回はリーグ戦の行われた順に試合を振り返りたいと思います。

セミ前に組まれたのがレイス&バー組とキッド&スミス組の公式戦。レイスはキッドのダイビング・ヘッドバットを自爆させました。キッドはたまらず場外へ転落しダウン。レイスはエプロンから場外のキッドめがけてお返しのダイビング・ヘッドバット。これはヒットしましたが、そのまま場外乱闘となり、7分57秒、レイスとキッドが両者リングアウトの無得点試合となりました。

レイス&バー組は2勝2敗2時間切れ引き分け1両リン、失点8の6点で公式戦全日程終了。セミ、メインの結果待ち。キッド&スミス組は2勝1敗1時間切れ引き分け3両リン、失点9の5点で公式戦全日程終了。優勝戦線からは脱落しています。

セミファイナルの鶴田&天龍組と馬場&ドリー組の公式戦は馬場&ドリー組がノラリクラリと鶴龍コンビの攻めをかわし、両チーム共に決め手に欠けて30分時間切れ引き分け。鶴田&天龍組は2勝1敗2時間切れ引き分け2両リン、失点8の6点、馬場&ドリー組も1勝0敗4時間切れ引き分け2両リン、失点8の6点で公式戦全日程終了、メインの結果待ちとなりました。

注目のメインイベント、ハンセン&デビアス組vs長州&谷津組の公式戦最終試合。ハンセン&デビアス組が勝てば8点で優勝、長州&谷津組が勝てば7点で優勝、時間切れ引き分けならハンセン&デビアス組が7点で優勝、両リンなら長州&谷津組は脱落、残り4チームによる優勝決定戦となる訳です。

試合は試合巧者デビアスが巧みに長州&谷津組のハイスパート・レスリングを捌き、試合をリードしていきます。長州&谷津組は体格的にはハンセン&デビアス組を下回り、持て余している様子。両チームとも決定打はなく、30分時間切れ引き分け。ハンセン&デビアス組が3勝1敗1時間切れ引き分け2両リン、失点7の7点、最多得点となり、初優勝。ハンセン個人では83年大会でブルーザー・ブロディとの超獣コンビで優勝して以来2度目の優勝。

長州&谷津組は力一歩及ばず、1勝2敗4時間切れ引き分け、失点8の6点に終わりました。
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