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2020年05月11日21:25

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ジャンボ鶴田怪物伝説(604)

別連載「猪木とビンス」最終章にも書きましたが、85年6月10日に元国際プロレス(登記上の法人名はインターナショナル・レスリング・エンタープライズ株式会社)代表で新日本プロレスの顧問であった吉原功が胃癌の為、入院先の埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)の病院で亡くなりました。享年55歳。

吉原氏死去と故人の足跡につきましては「猪木とビンス」に詳しく書いてありますのでそちらをご一読頂けると幸甚ですが、新日本プロレスよりも全日本プロレスの方が国際プロレス出身のレスラーが多数出場しています。

6月13日に行われた告別式では元国際プロレスの選手を代表してラッシャー木村が弔辞を読み上げ、6月21日、日本武道館で馬場のPWFヘビー級王座に挑戦が決定しているR木村は「必ず馬場を倒してみせます」と早逝した恩師に誓いました。

この日は夜から古河市立体育館(観衆3,400人満員発表)で「激震!サンダー・ウォーズ」の最終戦が行われています。

メインイベントは馬場&鶴田&天龍組の全日本プロレス最強トリオがタイガー・ジェット・シン&テリー・ゴディ&マリオ・ミラノ組と対戦、10分19秒、鶴田が鮮やかなバックドロップからの体固めで長身のミラノをフォールし、最終戦を白星で飾りました。

セミファイナルは長州力&谷津嘉章組がアニマル&ホークのザ・ロード・ウォリアーズと対戦。谷津がホークに逆エビ固め。これをプッシュアップで「効かない」とパフォーマンスしていたホークでしたが、ジリジリと腰にダメージが溜まっていきました。

そこへマネージャーのポール・エラリングがイスを持って乱入、逆エビをかけている谷津の背中めがけて思い切りイスで殴り付け、6分9秒、ウォリアーズの反則負けとなりました。

セミ前に組まれたのはダイナマイト・キッドのNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座にジャパンプロレスの「虎ハンター」小林邦昭が挑戦。新日本プロレス時代から何度も対戦しているライバル同士の一戦となりました。

小林がキッドにブレーンバスター、しかしキッドはレフェリーの身体を故意に小林にぶつけ、レフェリーはダウン。キッドはツームストン・パイルドライバー、ダイビング・ヘッドバットを小林に見舞い、フォールのは体勢に入りましたが立ち上がったレフェリーがキッドが故意に反則を行ったとしてカウントを取らず、怒ったキッドがレフェリーを突き飛ばして9分56秒、キッドの反則負けを宣告。

PWFルールによりベルト移動となり、小林がタイトル獲得。ジャパンプロレス勢の中では初の全日本プロレスの管理するタイトルホルダーになりました。キッドは5日天下の短命王者に終わっています。

ジャパン対国際血盟軍、アニマル浜口&寺西勇&栗栖正伸組とR木村&鶴見五郎&剛竜馬組、こちらも6人中5人が国際プロレス出身。吉原氏死去でマッチメーカーの佐藤昭雄が同窓会マッチ的に組んだか…。

とは言え「国際」の名前を冠しているのは血盟軍、大将のR木村が8分51秒、栗栖をブルドッキング・ヘッドロックからの体固めに決めて馬場戦ヘ弾みを付けています。

タイガーマスク&石川敬士組vsデービーボーイ・スミス&カナディアン・ルイス組は10分44秒、石川がルイスからサソリ固めでギブアップ勝ち。

全日本同士のマイティ井上&グラン浜田組と渕正伸&川田利明組は9分16秒、M井上がサマーソルト・ドロップから川田を体固めで降しました。

同じく全日本同士のグレート小鹿&大熊元司組と佐藤昭雄&園田一治改めハル薗田組の試合は11分47秒、両チームリングアウトの引き分け。

全日本対国際血盟軍、ロッキー羽田とアポロ菅原のシングルマッチは8分2秒、エビ固めで羽田の勝利。全日本対ジャパン、百田義浩&百田光雄組の百田兄弟vs保永昇男&新倉史裕組は10分10秒、保永が光雄を首固めでフォール。ターザン後藤と仲野信市のシングルマッチは7分52秒、ダイビング・ボディプレスからの体固めでT後藤のフォール勝ち。

第1試合のジャパン対国際血盟軍、笹崎伸司と高杉正彦のシングルマッチは7分26秒、ドリルアホール・パイルドライバーからの体固めで高杉が勝利を収めています。
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