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2020年04月26日23:21

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ジャンボ鶴田怪物伝説(589)

85年「激震!サンダー・ウォーズ」開幕戦の5月17日、旭川市総合体育館常盤分館大会、メインイベントは全日本対ジャパン軍団抗争、鶴田&天龍組の鶴龍コンビと長州力&アニマル浜口組の元祖維新軍の闘い。

試合は浜口が天龍にドリルアホール・パイルドライバーをかけようと持ち上げようとしたところ、鶴田がカットに入って浜口に強烈なジャンボ・ラリアット。小兵の浜口はたまらずダウン、天龍がすかさずパワーボムを決めて10分47秒、エビ固めで浜口からフォール勝ちで全日本プロレス側の完勝。

先のジャパンプロレス「ビッグ・ラリアート・フェスティバル」でのキラー・カーンに次いで今度は浜口がピンフォール負けを許しています。

セミファイナルは馬場&石川敬士組vsタイガー・ジェット・シン&マリオ・ミラノ組。馬場がシンに2月5日、東京体育館でのPWFヘビー級選手権試合でフィニッシュに使ったコブラツイスト。しかし、ミラノがレフェリーの注意を巧みに引いている間にTJシンのセコンドにいたダシラン・シン(この日は試合が組まれず)が上がってきてサーベルで馬場の喉元を一撃。

ダウンする馬場をロープに飛ばしたシンはカウンターのコブラクロー。そのまま馬乗りになって押さえ込みカウント3が入りました。6分57秒、決まり手は「毒蛇絞め固め」でした。

TJシンはダシランのアシストはあったものの、開幕戦でいきなり馬場からフォール勝ちを奪いリベンジを果たしてしまいました。

馬場は外国人レスラー対しては尊厳を重んじており、同じく76年7月に新日本プロレスから引き抜いて来たビル・ロビンソンを7月24日、蔵前国技館で2フォールを奪ってPWFヘビー級王座を防衛していますが、シリーズ最終戦の7月28日、水戸市民体育館でのテレビマッチ、メインの6人タッグ、馬場&ザ・デストロイヤー&ヒロ・マツダ組vsロビンソン&アル・マドリル&スコット・ケーシー組の2本目にワンハンド・バックブリーカーからの体固めでフォール負けしており、ロビンソンからは取り返していません。

ですからこのシリーズのフォール、ギブアップは実はイーブンなのです。

自分以外でもデストロイヤーがPWF認定USヘビー級王座をアブドーラ・ザ・ブッチャー(75年10月)、ミル・マスカラス(78年8月)と奪われた時、リターンマッチではデストロイヤーがブッチャー、マスカラスからそれぞれ2フォール奪って奪回していますし、TJシンのような外様でも使い捨てにはしない、その辺の配慮は猪木とは違うところでした。

セミ前は谷津嘉章&小林邦昭&保永昇男組とダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス&カナディアン・ルイス組。9分8秒、スミスが豪快な雪崩式オクラホマ・スタンピートからの体固めで軽量の保永から勝利。

ジャパン対国際血盟軍、マサ齋藤&Kカーン組vsラッシャー木村&鶴見五郎組は8分58秒、Kカーンが鶴見を「アルバトロス殺法」ダイビング・ダブルニードロップからの体固めでジャパン軍の勝ち。

テリー・ゴディは栗栖正伸を僅か2分28秒、パワーボムからの体固めで一蹴してみせました。

全日本対ジャパン、タイガーマスク&川田利明組は新倉史裕&仲野信市組と対戦、8分16秒、タイガーマスクが新倉をウルトラ・タイガードロップ(コーナーポスト最上段からリング内へのトペ・コンヒーロ)からの体固めでフォール勝ちしています。

全日本対国際血盟軍、マイティ井上&佐藤昭雄組vs剛竜馬&アポロ菅原組は10分18秒、佐藤がソバットからの片エビ固めで菅原を降しました。

メキシコより国際血盟軍の一員として凱旋帰国を果たした高杉正彦はメキシコ生活の長いグラン浜田とシングルマッチを行いましたが7分39秒、ウラカン・ラナ(前方高角度回転エビ固め)の前にフォール負けを喫し凱旋マッチを白星では飾れず。

全日本同士のグレート小鹿&大熊元司組の極道コンビvsマジック・ドラゴン&渕正伸組は18分51秒、Mドラゴンが小鹿に反則勝ち。

同じく全日本同士、百田義浩とターザン後藤は10分28秒、バックドロップからのエビ固めで義浩の貫禄勝ち、第1試合の全日本対ジャパン、百田光雄は笹崎伸司を8分56秒、バックドロップからの片エビ固めでフォール勝ちを収めました。
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