85年「激突!オールスター・ウォーズ」全日本プロレス初の後楽園ホール3連戦最終日は1月4日(観衆3,500人超満員発表)に行われました。この日は仕事始めとあって午後6時30分試合開始、ジャパンプロレスへの売り興行でした。
長州力らジャパンプロレス軍団の襲来に、真っ先に反応したのは天龍でした。「完全無欠のエース」鶴田は対岸の火事的な立ち位置におりジャパン勢に対して火がつくようなことはありませんでしたが、これは馬場から「あいつら(長州達)は天龍に任せて、お前は世界を狙え」と言われていたからだと言います。
開幕戦、第2戦を長州に取られた全日本プロレスは第3戦でついに鶴田を投入、メインイベントは鶴田&天龍&ザ・グレート・カブキ組と長州&キラー・カーン&アニマル浜口組の一戦。
試合は長州が天龍をリキラリアットで場外へ落とすと、すぐさま鶴田がジャンピング・ニーパットで長州を場外に落とし、両チーム場外乱闘となり、そこへラッシャー木村、鶴見五郎、剛竜馬ら国際血盟軍が乱入、無差別攻撃を仕掛けた為、13分18秒にノーコンテストとなり不完全燃焼に終わりました。
セミファイナルは馬場と石川敬士が組んでタイガー・ジェット・シン&R木村組と対戦、8分40秒、コブラクローでシンが石川からカウント3を奪いました。
谷津嘉章&小林邦昭組vsダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組の一戦は11分6秒、両チームリングアウトの引き分け。タイガーマスクはマジック・ドラゴンと組んでペーロ・アグアヨ&ブラソ・デ・オロ組と対戦。メキシコチームはこの日はロス・ブラソスではないチーム編成でした。13分24秒、タイガーマスクがオロをジャーマン・スープレックスホールドで破っています。
中堅どころとのシングルマッチが続くジャイアント・ヘイスタックは永源遙との対戦、1分44秒、エルボードロップからの体固めで3連勝。秒殺と言えば聞こえは良いですが‥。グラン浜田はブラソ・デ・プラタとのシングル戦、8分59秒、「マリポーサ殺法」ウラカン・ラナ(前方高角度回転エビ固め)で鮮やかな勝利を飾りました。
全日本対ジャパン、グレート小鹿&大熊元司組vs寺西勇&栗栖正伸組は前日、長州相手に驚異的な打たれ強さを見せた大熊が奮闘、11分42秒、栗栖をジャンピング・ヘッドバットからの体固めでフォールし地力で優る極道コンビの完勝。
マイティ井上は国際プロレス時代からの宿敵であるジプシー・ジョーを9分21秒、回転エビ固めで降しました。前84年6月14日にも同所でNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座を賭けて闘い、M井上が勝っているからとは言え、ジョーのポジションが落ちてしまったのが悲しいです。
全日本対国際血盟軍、佐藤昭雄vs剛竜馬は11分、両者リングアウト。渕正伸&川田利明組vs鶴見五郎&アポロ菅原組は11分44秒、菅原が川田をブロックバスター(サモアン・スープレックス)からの体固めで降し鶴見&菅原組の勝利。
全日本対ジャパン、百田義浩&ターザン後藤組が保永昇男&新倉史裕組と対戦、11分37秒、新倉がT後藤をジャーマン・スープレックスホールドで撃破。第1試合はジャパン主催興行からか仲野信市と笹崎伸司のシングルマッチが組まれ、8分20秒、ラクダ固めで仲野がギブアップ勝ち。全日本プロレスのリングながらヤングライオンマッチ的なフィニッシュシーンでした。
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