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2019年12月22日21:05

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猪木とビンス(625)最終章

85年「IWGPタッグ・リーグ戦」折り返し地点となる第14戦、11月29日、北九州市総合体育館(テレビ生中継、観衆4,850人発表)大会。

優勝の行方を大きく左右する2大公式戦が組まれました。メインイベントは猪木&坂口組の黄金コンビとブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組の対戦。黄金コンビは70年代前半によく比較対象とされた全日本プロレスの馬場&鶴田組の師弟コンビがブロディ&スヌーカ組と3回対戦し1敗2引き分けと負け越しているだけにここはスヌーカに狙いを定めて勝っておきたいところです。

81年10月2日、後楽園ホールの「ジャイアント・シリーズ」で馬場&鶴田組vsブロディ&スヌーカ組は初対戦で12分5秒、ブロディが馬場を体固めで破り、ブロディ、スヌーカ組の勝利。10月6日、仙台・宮城県スポーツセンターで馬場&鶴田組とブロディ&スヌーカ組はインターナショナル・タッグ王座を賭けて対戦し1−1から両チームリングアウト。12月9日、札幌中島体育センターでの世界最強タッグ決定リーグ戦での公式戦対決では16分51秒に両チームリングアウトの無得点試合となっています。

試合は猪木&坂口組が往年の黄金連携を見せました。猪木がブロディを、坂口がスヌーカを同時にバックドロップで投げるシーンがあるのですが、猪木のバックドロップは通常の綺麗なヘソ投げ式フォームでしたが、坂口のはアトミックドロップの要領で担ぎ上げてから投げるいわゆる「ドリー式」。

しかし、腰に慢性的な痛みを抱える坂口は貯めが効かず、腰砕けになりすっぽ抜けでかえって危険な角度で落ちてしまいました。それでもバックドロップ競演でフォールは奪えず、8分29秒、ブロディのキングコング・ニードロップが坂口に決まり、体固めでブロディがフォール勝ち。ブロディ&スヌーカ組は3連勝で15点、猪木&坂口組は痛恨の初黒星で12点。

セミファイナルでは藤波&木村健吾組とディック・マードック&マスクド・スーパースター組が激突。18分31秒、藤波とマードックが両者リングアウトの引き分けとなり、両チームに2点加算され、藤波&木村健組は11点、マードック&Mスーパースター組は14点となりました。

公式戦以外の試合ではケンドー・ナガサキ&ミスター・ポーゴ組vs星野勘太郎&後藤達俊組というフロリダで暴れたナガサキ&後藤達組のザ・ライジング・サンズが敵味方に別れました。11分51秒、ナガサキが後藤達を片エビ固めで破っています。

ザ・バーバリアンは力抜山を6分29秒、体固めで破り、ハックソー・ヒギンズは小杉俊二を僅か1分50秒、片エビ固めで圧殺。

カネック&ドスカラス組と越中詩郎&ブラック・キャット組の対戦は17分8秒、カネックがキャットを体固め。パット&マイクのケリー・ツインズはドン荒川&金秀洪組と対戦、10分3秒、マイクが金を体固めで降しケリー・ツインズが勝利を飾りました。

第15戦、11月30日、鹿児島県立体育館(観衆2,310人発表)大会。

メインイベントは公式戦、猪木&坂口組vsパット&マイクのケリー・ツインズの一戦。新日本プロレス初期を思わせる懐かしい香りのするマッチメークでしたが5分5秒、猪木がマイクを体固め。猪木&坂口組は17点、ケリー・ツインズは0点。

セミファイナルでは藤波とスヌーカのスペシャルシングルマッチ(30分1本勝負)、これまでの対戦成績は1勝1敗1両者ドクターストップ引き分けの五分。12分23秒、両者リングアウトのドローに終わり、決着はつかず。

木村健&星野&越中組vsブロディ&カネック&ドスカラス組の6人タッグマッチはブロディがこの中に入ってしまっては日本勢は分が悪く、11分7秒、ブロディが越中を体固め。ブロディと越中は共に全日本プロレスからの移籍組ではありますが、ポジションが違いすぎて対戦しておらず、この日が初対決でした。

ナガサキ&ポーゴ組とマードック&バーバリアン組の一戦は11分47秒、ポーゴがマードックから反則勝ち。ヒギンズはキャットと対戦しこの日も僅か3分50秒、片エビ固めで退けました。Mスーパースターの試合記録は見当たらず。

第16戦は12月2日、熊本市体育館(観衆2,320人発表)大会。

メインイベントは猪木&藤波&木村健組とブロディ&スヌーカ&バーバリアン組の激突。パワーでは外国人チームの方が上か…?12分6秒、木村健がバーバリアンから反則勝ちを拾いました。

セミファイナルの公式戦、マードック&Mスーパースター組vsカネック&ドスカラス組の一戦、4人中3人がマスクマン。カネックが初来日し、藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座に挑戦が決定していながら「敵前逃亡」した78年3月の「ビッグ・ファイト・シリーズ」はMスーパースターが外国人エース格でした。

11分40秒、マードックがカネックを片エビ固めで破り、マードック&Mスーパースター組は19点と首位に踊り出ました。カネック&ドスカラス組は4点。

公式戦外では坂口vsヒギンズのシングルマッチは7分26秒に両者リングアウト。ナガサキ&ポーゴ組とパット&マイクのケリー・ツインズは8分30秒、ナガサキがパットを体固めに決めてナガサキ&ポーゴ組の勝ち。

越中&キャット組と小杉&後藤達組のタッグマッチは20分時間切れ引き分けとなりました。
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