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2019年02月14日22:23

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処分とは・・・・/SS

翌日も・・・・次の日も理夢は悠也と登下校を続けた。理夢の警戒もどこへやら。特に危険な場面は全く無く、平穏な生活だった。

本当に悠也に死ぬような危機が訪れるのだろうか。部活中の悠也をグラウンドの隅からボーっと見る・・・・いや、’観る’。悠也には相変わらず、黒い靄は纏わりついていた。

悠也の部活が終わると2人は一緒に下校する。その時にサッカー部の部員からひやかされたりしたが、いやじゃなかった。むしろ嬉しいというか。


その帰り道も特に異常はなく、それぞれの家へ----------------


お風呂に入り、悠也の事を思う。ここ数日、特に・・・・危険はなかった。信号無視の車が横断歩道を横断中に突っ込んでくるありがちな展開も考えたが、それもなく。


お風呂にゆっくりと浸かり、お風呂から出た。


油断した。クシャミをしてしまい、悠也と入れ替わってしまった。悠也は部屋で宿題中のようで、数学の教科書とノートを広げて机に向かっていた。「ゆうちゃんもう宿題してるんだ・・・・」とのんびり思っている場合ではない。またお風呂とか着替え中に入れ替わってしまった。・・・・が・・・・もうあきらめた。すでに何回も裸見られているし・・・・悠也だし。本当はダメなのだろうが、悠也だから許せた。大好きな幼馴染の男の子だから----------



と思っていると、階下の悠也の母親が大声で呼ぶ声がした。下に降りてみると「あんた、何を注文したの?」とか母親が言う。なんでも通販の商品を届けに来たという宅急便の人が玄関にいるらしい。何を買ったのだろうか。中学1年生の小遣いでは大したものは買えないだろうが・・・・待たせても何だし、玄関を開けた。


「こんばんわ。宅急便です。桐原悠也さんでお間違えないですね?」

心は悠也当人ではないが「そうです」と答えておいた。


「そうですか。きりはらゆうや、ですか」


悠也「・・・・え?ですからそうですと」


「ソウデスカ。キリハラ、ユウヤ・・・・ユウヤ・・・・ユウヤァァァァ!!!!」

悠也「っ!!??」


どうも配達員の様子がおかしい。と思った直後、急に配達員の目が真っ白になり、瞳孔が開いたように目を見開く・・・・!!


「キキキキリリリハハララララハラ、ユユユヤユウヤァァァ!!」


手に持っていた「ANAZON」という箱の荷物を放り捨て、ズボンのポケットからナイフを取り出した!!




























着替えを済ませた理夢もとい悠也は元に戻るために自分の家へと向かっていた。その時、自分の悲鳴が聞こえた・・・・!!

理夢「なんだ?今のは俺の・・・・悲鳴?」

急いで自分の家に向かうと、宅急便の配達員の男と自分もとい理夢が取っ組み合いしていた。男の手には・・・・ナイフ!!

これが・・・・自分の死ぬ時だろうか。しかし、入れ替わっている時に殺されたらどうなるのだろうか。まさか自分の身体と理夢の心が死ぬのだろうか。それとも入れ替わりが戻って自分だけが死ぬのか。

いや、そんな事を考えている場合ではない。2人はまだ自分の到着に気づいていない。なら------------------


(あの霊力パンチみたいなやつってどうやるんだろう?望月にやった時は無我夢中で覚えてないし・・・・とりあえず・・・・!!)


男にドロップキックを食らわせた。男は玄関先に倒れ、こっちをみた。

「ナンダオマエ。ジャマヲスルノカカカカカ?」

男はどうみてもおかしい。目の瞳孔は開いているし白目だし。あと「ヒャヒャヒャ!!コロシテヤル!!」とか言ってるし。


理夢「りっちゃん!!なんなんだコイツ!!」

悠也「たぶん・・・・シンパシーか・・・・マリオネットにされた人・・・・」

理夢「シンパ?マリオ・・・・?なんだそれ?」


聞きなれない単語だ。


「ウケケケケ!!まとめてコロシテヤル!!」

男はナイフを振り上げて理夢もとい悠也に襲いかかった。悠也はナイフを持つ右手首をおさえ、その後左手首もおさえる。そして腹部に蹴りを入れて倒れさせる。


理夢「りっちゃん!!コイツどうすりゃいいんだ!?」

悠也「マリオネットだったら・・・・殺してあげるしか救えない・・・・」


殺す?一体理夢は何を言っているのだろうか。マリオネットとは一体?


悠也の母親「どうしたの?何を騒いでるの?宅急便は--------------」


悠也「お母さん!!家の中にいて!!」

悠也の母親「えええ?あ・・・・うん」


悠也の母親は家の中に戻っていった。とりあえず入れ替わっている以上、理夢には霊能力を行使できない。いまから霊力の行使の方法を悠也にレクチャーしている場合でもない。クシャミをしている場合でもない。こうなったら-----------


悠也「ゆうちゃん!!お婆ちゃんを呼んできて!!マリオネットにされた男の人がウチに来てるって言って!!」


マリオネットが何なのか分からないが、言われた通りにする。理夢の祖母はすぐに悠也の家まで来てくれ、霊力にて黙らせた。倒れた男を引きづりながら「ゆうちゃん、理夢。とりあえず家に戻りなさい」と背中越しに言う。


理夢「その人・・・・どうなるの?」


妙「マリオネットなのかシンパシーなのかわからんが、このままにはしておけん。様子からしておそらくマリオネットじゃろう。お前達に見せられんし、そのあたりで’処理’してくるわい」


そう言って男を引きづりながら夜道に消えた・・・・。


理夢「りっちゃん、処理って?」

悠也「・・・・殺してくるって事・・・・」

理夢「そういえばさっきもそう言ってたな。マリオネットって何なの?シンパシーって何なの?」

悠也「・・・・ウチで説明するね。とりあえず・・・・元に戻ろ?」


確かに。入れ替わったままだと変な感じだ。2人は理夢の部屋に行き、元に戻った。


理夢「じゃあお話するね」


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