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2018年11月04日23:10

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ジャンボ鶴田怪物伝説(394)

84年2月26日、大阪府立体育会館(テレビ収録、観衆7,800人満員発表)のメインイベントでは新AWA世界ヘビー級王者となった鶴田のAWA世界、インターナショナルの二冠に今度はニック・ボックウィンクルが挑戦。

前回の蔵前国技館では2連戦とあって鶴田のAWA世界ヘビー級王座奪取はある程度は予想はつきました。しかし、この二冠を賭けたリターンマッチが、どのような結末に終わるかが予想出来ませんでした。

ニックがダーティな戦法を使って鶴田からフォール勝ちしベルトをアメリカに持ち帰る…これは同時にインターナショナル・ヘビー級王座も流失することを意味し、インターナショナル・ヘビー級王座がニックの手によってAWA圏に持ち去られ、鶴田がシリーズオフに渡米してインターナショナルのみ取り返して来るのか?これもなんとなく不自然…。

あるいは鶴田が防衛を果たし、ニックの大阪以降の残り試合(2月28日、豊橋市体育館では鶴田は馬場と組んでvsブルーザー・ブロディ、アレックス・スミルノフ組の挑戦を受け、インターナショナル・タッグ王座防衛戦を行うことが決定しており、可能性があるのは翌2月29日の富士市吉原体育館のみ)の中で、ニックが「こんな判定では納得出来ない、AWAのベルトだけでいいからもう一度リターンマッチをやらせろ」とアピールし、急遽、両者によるAWAだけのタイトル戦が組まれ、ニックが反則を使って巧みに勝利を拾い、AWAのベルトだけは持って帰る。

私はこのいずれかのパターンを想定し、「ベルトはニックの手に戻る」と思っていました。

試合は蔵前同様、アグレッシブに攻めていったのは挑戦者のニック。鶴田もフライング・ボディシザースドロップ、コブラツイストと優位な体格差を利用して反撃。

鶴田の足に照準を定めたニックは足4の字固め。グイグイと絞め上げていきます。鶴田は身体を回転させて両者場外へ転落。足4の字固めを解いてリングに上がろうとするニックの足を鶴田が下から押さえてニックのカムバックを許さず、28分9秒、両者リングアウトの引き分け。

鶴田がAWA世界ヘビー級王座を初、インターナショナル・ヘビー級王座を4度目の防衛に成功しました。

結局、今シリーズにニックにもう一度、リターンマッチのチャンスは与えられず、ニックは丸腰で帰国が決定。鶴田がAWA世界ヘビー級王者として、師匠馬場でもなし得なかった北米サーキットを行うことが決定しました。

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